空自那覇基地「美ら島エアーフェスタ2016」に行ってきた その③「那覇基地にサンタのコスプレした天使がいた」

美ら島エアーフェスタ2016、先行して写真をうpしたTwitterで、自分史上、空前のRTを記録した「海自広報の天使」の写真をまとめておきましょう。海自の広報室の人選は非常に優秀だ。
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空自那覇基地「美ら島エアーフェスタ2016」に行ってきた その②「基地祭2日目編」

「美ら島エアーフェスタ2016」、2日目の午前はせっかく沖縄に来たので、観光の代表格、首里城公園にまず移動。
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建物の歴史などの諸々よりも、回りの観光客の若さに驚きました。修学旅行の団体客はじめ、外国の方と思われる方も若い。老人のツアーばっかりの他の観光地と一線をかしています。こと観光については、沖縄の未来は明るい。
そしてまた、ゆいレールで基地へ移動。
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基地防空用の新短SAMやチヌークの放水用バケツなど、珍しい装備展示を眺めつつ、展示フライトを待ちます。
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小柄な女性整備員さん、札幌の某モデラーさんに似てるなあ、とか思いながら飛び立っていく自衛隊機を眺めていると、展示飛行開始。
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展示飛行とはいっても、民空の離着陸の間に航過飛行を行う感じ。せめてもう少し、近くを飛んでくれればなあ。

というわけで、ブルーは帰りの飛行機の関係でオミット。基地の外周を歩いて那覇空港のターミナルへ向かい、しばしの休憩の後にフライト。まことに充実した2日でありました。また行きたいなあ、沖縄。

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空自那覇基地「美ら島エアーフェスタ2016」に行ってきた その①「基地祭1日目編」

年末に仕事がバタバタして、Twitterに写真上げるだけで満足してた那覇基地開催の「美ら島エアーフェスタ2016」、遅まきながら記録用にうpしておきます。
福岡空港から那覇空港に飛び、ゆいレールにて移動。那覇空港と那覇基地は官民共用なので、歩いていけないこともないのですが、ここは人の波に流れて移動し、正門前の待機列へ。開門と同時に入場すると、エイサー踊りが迎えてくれたり、吹奏楽部の演奏があったり、まるで学園祭。
那覇空港は官民共用のうえに昨今のLCC就航なので、混雑空港の一つになっていて、デモフライトが次々出来る状態ではない。なので、フライトに期待というよりは、地域のお祭りという感が強いというのが第一印象。
しかし日本最南端の国際情勢は厳しく、実任務でE-2C、実弾搭載のF-15MJがスクランブルで上がっていきます。

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緊急発進のF-15MJ、はじめは来客サービス?で上がってるのかと思ってましたが、Twitterで中国軍機へのスクランブルと知った次第。「ファントム無頼」で基地祭中に総隊緊急訓練が始まって、会場全体がしっちゃかめっちゃかになるお話がありましたが、実際にはブザーが鳴るわけでもなく、なかなか分からないものでした。本音の話、実弾搭載のイーグルを見ることが出来て嬉しかったのは事実(笑)。
そのイーグルの地上展示はAAM-4、AAM-5といった最新鋭AAMも同時に展示。吊るしもの好き・AAM国産原理主義者としては、これを見に来たといっても過言ではない。

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その他、地上展示はKC-767、海自からはP-3C、陸自からはUH-60J、海保からファルコン900など豪華。


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海保のファルコンがえらくカッコよく見えたのは、沖縄の明るい空のせいでしょうか。
他の基地祭ではブルーインパルスの列線は人がいっぱいで最初から近づくのを諦めているのですが、那覇基地はのんびりしたもの。ウォークインをまともに見たのは初めてかも。
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フライトそのものは民空の離着陸の邪魔にならないように、滑走路を横切る課目はなく、演技の間隔も長い。ここはしょうがないですね。


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本来ならここからが本番で、初めてのナイトフライトおよびプロジェクトマッピングだったのですが、勤務している会社の沖縄駐在の同僚との会食のため断念。ナイトフライトより、沖縄料理と泡盛を選んでしまった軟弱者です。でもそのかいあって、美味しかった~。リフレッシュして、2日目にのぞみます。

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書評<誰が音楽をタダにした? 巨大産業をぶっ潰した男たち>

音楽を巡る環境、意識はここ20年で大きく変わった。音楽の販売方法の中心ははCD販売からデータのダウンロード販売に移行し、しかも今の若い人たちは違法ダウンロードにさして抵抗もない。この状況はどうして生まれたのか?大衆が求める音楽を的確にかぎ分けるメジャーレーベルのドン、音楽を圧縮する技術を開発した科学技術者、CD工場から未発売のCDを窃盗する男。3人の人生を通して、音楽産業の急速な変化を描き出す。

本書はさほど固い歴史書などでない。むしろ、3人の男たちの冒険の物語だろう。とにかく大衆が求める音楽を追求していった結果として、自らを追い出したレーベルを買収するほどに成長した会社を率いるプロデューサーの、金を生み出す才覚。ただ優れた技術を開発するだけでは世界規格になることは出来ず、政治を学んでいく技術者。お金というよりも、むしろネットのヒーローとなるために窃盗を続ける男。3人の熱が、CDアルバム販売という主流を切り崩していく様子は、どう考えてもワクワクする冒険、強烈な熱を持っている。画期的な技術が違法行為を呼び、違法行為が巨額を貪るメジャーレーベルを潰していく。音楽を生業にしている方々には申し訳ないが、痛快ですらあるのだ。抜群に面白い一冊だ。

初版2016/09 早川書房/Kindle版

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書評<サッカーおくのほそ道 Jリーグを目指すクラブ 目指さないクラブ>

Jリーグが開幕して20年余り。J2、J3も設立され「おらが街のJチーム」が数多く誕生する中、企業チーム、あるいはクラブチームとして、地域リーグの頂点としてのJFLで戦い続けるチームが、全国には数多くある。そこには地域の歴史、人の歴史が積み重なっている。本書はそうしたチームを丹念に取材し、クラブを巡る物語を紡いでいく。

本書に登場するクラブは北は青森から南は宮崎まで、まさに全国津々浦々まで及ぶ。なので取材期間も長く、クラブを巡る状況が現在は変わっているチームも多くある。サッカーを巡る物語は決して止まることなく、続いていることをまず実感する。
JFL所属のチームというと企業チームも多く、企業側の都合に振り回されるイメージが強いが、むしろ関わる人物によって大きく状況が変わっていくというのも、本書では印象的だ。様々な理念、信念をもった人物が地域や企業を動かし、引っ張っていく。理想だけではクラブチームは存続できない。変化していく状況に対応することこそが、生きていく道。そんなことを教えてくれる一冊だ。

初版2016/11 カンゼン/ソフトカバー

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書評<さらば白人国家アメリカ>

アメリカの大手マスコミの予測を覆し、2016年のアメリカ大統領選に勝利したトランプ氏。彼の勝利は、先進国の政治情勢の潮目が変わったことの象徴として、いまだ様々な議論がなされている。本書はアメリカ在住の映画評論家である著者が、共和党・民主党両方の候補を決める予備選挙の段階から、実際に大統領選の選挙集会に出席するなどして生の声を拾い、なぜ泡沫候補と思われていたトランプがアメリカ大統領選の有力候補になりえたかをレポートする。

最初に断っておくと、本書は大統領選の投票直前までに各種媒体に掲載された記事を集めて発売されており、結果から2016年のアメリカ大統領選を分析したものではない。トランプが他の共和党候補に競り勝ち、これまでなら致命傷となっていた多くの失言にも関わらず票を集めたわけを著者は「白人国家アメリカの危機感」と分析しているが、それは大統領選後のマスコミの論調と似かよっている。著者はアメリカで起きていたことを正確に把握していた。「オレの好きだったアメリカは変わった」という言葉がそれを象徴している。それでも、著者はヒラリーの勝利を予測して、本書は終わっていた。今となっては、著者の予測は願望に近いものだったのだろうと感じる。著者はアメリカに絶望しているかもしれないが、実際にトランプの施政が始まった後こそが、アメリカのさらなる混乱の始まりだと個人的には思うので、アメリカからのレポートを続けてほしい。

初版2016/10 講談社/kindle版

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書評<ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン>

第2次世界大戦で、日本がアメリカに勝利し、占領統治している世界線。「メカ」と呼ばれる巨大なロボットが都市を睥睨し、反政府勢力に睨みを効かせている。日本軍の出世コースから外れた主人公はなぜか命を狙われ、その原因と思われる幹部を特高警察の女性を探すこととなる。

「パシフィック・リム」の世界を彷彿とさせる素晴らしい表紙に魅かれて買うと、まず詐欺だと感じてしまうSF。世界は日本軍に管理された世界と、管理下を逃れたグロテスクな世界で構成されていて、”メカ”は単なる1つのガジェット。オビにある「高い城の男」のオマージュに近いが、むしろ冲方丁の「マルドゥックスクランブル」の世界に近いと思う。早川書房さんの商売の上手さが際立った作品としか言いようがないのが本音の感想だ。

初版2016/11 早川書房/ハヤカワ文庫SF

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書評<ビキニでエルフでマシンガン>

解体間際の旧校舎でだけ会える、清楚で美人の先輩。彼女の本当の姿は、異世界から日本の文明の産物を持ち帰るために、魔法で転生したエルフだった。主人公である”オレ”は、彼女が校舎ごと元の世界に戻るときに、その魔法に巻き込まれてしまう。そこは、若い女性のエルフ、ドワーフ、ヒトで構成されるファンタジー世界だった。彼女はその小さな国を救うため、日本から様々なものを持ち帰ったのだ。そして、主人公の戦いが始まる。

「清楚美人の先輩が実は異世界のエルフの女王で、オレは異世界に転生した戦士となる」まではありがちだが、そこで使う武器がマシンガン、んでエルフたちがビキニを纏ってて、さらには指輪物語の世界かと思わせて未来SF。さらに”ねんどいろ”まで出演。よくここまで盛り込んで、物語が破たんしないものだと感心させられるが、その疾走感で一気に読ませてしまう。オジサン読者であるワタシなどは、ダンバイン、ザブングルなどトミノアニメの様々な世界設定を背景に読みとってしまうが、それも狙いなら怖ろしい。広げた大風呂敷をたためるか、続編が楽しみだ。

初版2016/09 MF文庫J/kindle版

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書評<戦闘機と空中戦(ドッグファイト)の100年史>

飛行機は発明とほぼ同時に、戦争の道具となった。偵察機として使われるそれが敵の偵察機とぶつかれば、それは撃ちあいとなること必死である。こうして始まった空中戦は、第一次世界大戦で本格的なものとなり、第2次大戦では戦争の行く末を変えるものとなった。本書は現代までの「空中戦の100年史」の間に起きた技術革命を区切りしながら、空中戦の過去・現在・未来を解説する。

現代戦の基本は第一次大戦で確立した、とはよく言われるが、空中戦もまたそうであることが本書の最初の感想である。スピード、テクノロジーは進化すれど、戦闘機が直面する現実、使命は変化していないと言ってもいい。著者の解説もその点で一貫している。例えば、最新の革新の一つであるデータリンクについては「戦闘機が無線を積んだとき以来のコミュニケーションの革命」としている。混乱する戦場で使用するテクノロジーが進化しようとも、その根っこにある概念そのものは100年前となんら変わらないのだ。現代僟ファンも二次大戦機ファンも興味深く読める歴史書である。

初版2016/09 潮書房光人社/ハードカバー

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書評<死神の報復>


本書はアメリカとソ連を中心とした、大量破壊兵器という”死神”の管理と削減を巡る重厚な歴史書である。世界のあらゆる場所で凄惨なテロが起きる現代と比べると、冷戦と呼ばれる時代は世界は安定していた、との見方もある。しかし、実際には超大国が互いを滅亡させる核ミサイルを所持するどころか、敵のICBM発射を探知して自動的に報復のICBMを発射する”自動報復装置”たるシステムまで稼働していた。まさに人類の危機である。そうした危険な状態を解消するための「核兵器全廃」の夢を抱えて当選したのがレーガン大統領であった。一方、ソ連は国家システムが破たんしかかっているところで、改革者たるリーダーが現れた。ゴルバチョフ書記長である。本書は前半で冷戦時代末期の大量破壊兵器を巡る超大国の駆け引きを描く。
後半は、ソ連崩壊後の世界を守った官僚たちの戦いの物語だ。ソ連崩壊後、杜撰な状態で保管されている核物質やBC兵器の管理をどうするのか。かつては(今も)地図に掲載されていない秘密都市に乗り込み、大量破壊兵器の拡散を防いだからこそ、世界が懸念する「核テロ」は今のところは発生していないのだ。

共産主義に”勝利”した資本主義は行き詰まりを見せ始め、人々はそれにノーを突き付けつつある経済状況。テロと内戦、それに伴う難民の大量発生。世界は目の前の事態への対応に精いっぱいだが、大量破壊兵器は消えてなくなったわけではない。時代がブロック経済に振れるとして、そのときの核兵器の扱いはどうなるのか?そうした懸念が絶えない今こそ読むべき本であると思う。特に、レーガンを信奉してるらしいトランプ次期大統領は。レーガンは自由主義者で敵対者を攻撃したが、一方で安全保障面でロマンも抱いていたのである。

初版2016/08 白水社/ハードカバー

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