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2003.12.30

書評<ストライク・アンド・タクティカルマガジンvol.1>

ストライク・アンド・タクティカル・マガジンvol.1

現在、ガン関係のミリタリー雑誌は主に3誌。「月間GUN」はかたくなに”GUN”そのもののメカニックを詳細に分析し、もはや半端な知識ではついていけない孤高の雑誌だ。大いなるマンネリというべきかも知れないが。「コンバットマガジン」は銃器そのものよりもコンバット・ユニフォームその他も特集し、、総合的な”軍装趣味”というべきスタイルだ。「アームズ・マガジン」は最近リニューアルし、サバイバルゲーム関係の総合誌になった。表紙がアイドル(AV女優なども起用)というのはちょっと引っかかるが。
そこに割って入るのがストライク・アンド・タクティカル・マガジンである。テーマはガンマニアの憧れ、「特殊部隊」である。前に上げた雑誌でも何度となく取り上げられてきた特殊部隊。特に冷戦終結後の特殊部隊への注目度がアップしたことから、そのオイシイところを抜き出した感じだ。特殊部隊の戦術、使用武器などを紹介。創刊号はオーストラリアの特殊部隊、SASRが巻頭特集でその恐ろしげな姿を晒している。それにトイガン関係の記事を加えた主な紙面構成だ。はっきりいって、そんなに新しいところはない。リニューアルするもっと前の「アームズ・マガジン」が似たような構成だったと思う。案の定、編集人は「某誌からの異動」らしい。
「GUN」や「コンバットマガジン」では硬派すぎるし、「アームズ・マガジン」はもうほっとけ、というミーハーな(中途半端な)マニアが読む、というポジションか。個人的には軍隊よりも情報の少ない警察関係の記事をピックアップしてほしい。とにかく1号限りにならないように祈る。

初版2003/12 大日本絵画/雑誌

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