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2004.03.01

不定期連載 ミリタリーマニアの長き道のり① in1982

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<MD社のセントルイス工場よりロールアウトしたホーネット>

F-18ダブルデルタ翼化計画(またはF-18XL計画)
3歳のときに戦車のプラモデルを買って以来、作ったプラモデルは数知れないが、はっきりと覚えているのは小学校3年ぐらいから。そのあたりのエピソードから始めることとする。
当時、世はまさにガンプラブーム。それもすでにブームの後期にあたり、“フルスクラッチ”なる言葉が小学生が読む少年雑誌(同世代なら分かるはず)に踊っていた。プラ板やポリパテを使ってオリジナルモデルを造ることを意味するこの言葉を小学生に投げかけてしまうとは、今考えれば異常であった。だが、ちっちゃいモデラーたちは誰もがそこをめざしていたのである。
それはかたくなにブームに乗らず、飛行機を作っていたウイングバック少年も同様だった。そこで、フルスクラッチとはいかなくても、改造にてオリジナルモデルを作ることを考えた。素材は当時最新鋭のF-18。その主翼をダブルデルタ化、カナード翼を追加する。名づけて「F-18高機動化計画」である。ようするに、ファイアフォックス(クリント・イーストウッド主演作、分からない人の方が多かったりして)を作りたかったんですけどね。
原型はハセガワの1/72のF-18。胴体までは普通に製作する。主翼はF-16XL風のダブルデルタで、プラ板の貼り合わせから、前縁と後縁をヤスリでそれらしく削り込む。Pカッターでスジ彫りして出来上がり。それをF-18のLEXにつなげるようにして接着、ポリパテで整形する。LEXには同じくプラ板製のカナード翼を追加。塗装はつや消しブラック、ステンシルはSR-71からの流用で一丁あがり、である。
ハセガワのF-18はまだブルーとゴールドのラインが入った試験機をモデル化したもので、量産機が現れるのはまだもう少し先のことだった。1980年代初頭はまだF-16、F-18に代表される第3世代戦闘機がようやく出揃ったころで、次々と新型機が現れ、モデル化するネタは事欠かなかった。当時の世界情勢はともかくとして、模型店に行くたびに新型機のモデルが棚を飾っていたあの頃は、数を揃えたい少年モデラーにとって幸せな時代だったのかも知れない。まだまだプラモデルが少年たちのホビーの代表格だったときの話である。

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