« February 2004 | Main | April 2004 »

不定期連載 ミリタリーマニアの長き道のり③ in1984

<ステルスってなんだ?F-19ってなんだ?>
f19-11.jpg
<1983年、イタレリより発売された1/72「F-19 STEALTH」>
1980年代の初めから、世界中のミリタリーマニアの間でささやかれる、1つの“ミステリー”があった。アメリカ空軍でレーダーに映らない戦闘機が開発され、実戦に参加できる規模の部隊が存在する、というものだ。今では世界で一番有名な攻撃機、F-117Aナイトホークのことである。
 当初、その噂は専門誌で小さく取り上げられる程度だったが、空軍当局が機種を発表しない謎の墜落事故をきっかけに、にわかにヒートアップしていく。また、国防省がF-5Gと呼ばれていたノースロップ社の新戦闘機をF-20と命名し、F-18ホーネットとの間の「F-19」が欠番になったため、これが噂のステルス戦闘機の名称ではないかとされた。
 そして“ミステリー”は、あるプラモデルの発売で頂点に達する。イタレリの1/48「F-19ステルス・ファイター」である。RCS低減と赤外線対策のための特殊なエアインティークとエキゾースト。これまたRCS低減のため、曲線で構成された主翼と内側に傾斜した垂直尾翼。当時考えられていた“ステルス”の要素を盛り込んだそのモデルは、“ホンモノ”ではないかと大きな話題を呼んだ。また、よせばいいのにアメリカ議会でこのイタレリのモデルについて発言する議員がいたため、機密漏洩があったのではないかと噂されたのである。
 これをきっかけにモノグラムも独自解釈のF-19を発売、イタレリは悪ノリして“ソ連のステルス戦闘機”なるものまで発売し、一大ブームを巻き起こした。
 もちろん、おもちゃ会社に対して機密漏洩があったはずもなく、1987年に空軍当局がリリースしたステルス戦闘機の写真はどのステルス・ファイターとも似ておらず、名称も「F-117A」と、まったく違っていた。まあ、これはこれで謎を呼ぶのだが。
 結局、ステルス戦闘機の真実の姿は湾岸戦争まで明らかにならなかった。そこで“バグダッドの幽霊”と呼ばれる活躍を見せたのはご存知のとおり。
 今ではF-117Aの物語は、機密保持がうまくいった好例とされているそうである。もしかしてイタレリが受け取ったのは偽情報で、エスピオナージでいうところの“ゲーム”に巻き込まれたのかもしれない、そんな想像をはたらかせてしまう“事件”であった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

最近おもしろかったサイト 3/30

北海道の地方ニュースを見ていると、「帯広に駐屯している第5師団が改編、第4旅団となった」とかいうニュースが普通に流れる。海自のお膝元に住んでいた経験からすると、やはり北海道の自衛隊の地域密着度は高い。それなのに札幌市市長は元プロ市民、つまり左よりの人。不思議だなあ。
以前に一部で反響のあった<自己診断サイト>を2つと、その他1つを紹介。
潜在ストーカー度チェック
怨恨による犯罪で目立つようになったストーカーになる確率をチェック。自分の場合、めんどくさがり屋なので大丈夫だと思っていたのだが・・・。
あなたの腹黒度チェック
あなたの性格の悪さ、診断してください。
広島のテロ対策は万全なのか?
おもしろいです、これ。ウェブ管理者の度胸に拍手。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

陸自に特殊作戦群が発足

image3.jpg
<画像は西部方面隊HPより、あくまでイメージです。>
3月29日、陸自は習志野駐屯地に「特殊作戦群」を発足させた。人員は約300人で、ゲリラ・コマンド・対テロなど、不正規戦に対応する部隊となる。
陸自では既に普通化連隊の一部で市街地戦をはじめとする対ゲリラ・コマンド訓練を開始しており、隊員はその中から選抜されていると思われる(レンジャー資格保有は当然)。また、アメリカ陸軍の特殊作戦学校の協力を得ているともいわれていて、それなりの能力は既に有しているだろう。ミリオタとしては個人の携行火器など気になるところだが、日本製にこだわらず柔軟に対応してほしいものだ。
一般ニュースでは”日本版グリーンベレー発足”などと報道されているが、夜間暗視装置など個人装備の不足、他の一般部隊との連携の問題、解決すべき問題は山積みであることを予想するのはたやすい。本家に比べれば足りないものばかりだろう。様々な制約はあるだろうが、状況に柔軟に対応できる部隊になってほしい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

雑誌あれこれ <世界の艦船04/05><モデルグラフィックス04/05>

ココログ運用開始から1ヶ月。このサイトもやっとこさ、ココログプラスに変更。自分的に一番役に立ってるのは「公開日時の指定」かな。あと、「MyBlogList」「BlogPeople」にも登録したけど、更新確認が便利とかより自分の「更新意欲」がわく。どこかのサイトで「なぜ人はBlogを更新し続けるか」なんてやってたけど、こういうポータル・サイトのおかげもあるんだろうなあ。
さて、先週発売の雑誌紹介。
<世界の艦船04/05>
特集は「ハイブリッド・キャリアー」。ウェルドッグと全通甲板を持ち、揚陸艦艇とヘリで立体的な上陸作戦を展開できる艦船を紹介している。個人的に輸送艦・輸送機が大好きなのでイイ企画。その歴史・用法と、計画中のものも含めて世界のハイブッリド・キャリアーを紹介している。メカフェチとしてはウェルドッグの用法など艦内施設の言及も欲しかった。このごろの<世界の艦船>、艦船のメカニズムに突っ込んだ記事が少なめで寂しい。
<モデルグラフィックス04/05>
特集は「ワンダーフェスティバル2004冬完全制覇読本」。えー、基本的にスケールモデラーなので巻頭は流し読み。作例でよかったのは1/35チェンタウロ装輪戦車。LIC(低強度紛争)の時代に、高い展開能力を持つ装輪戦闘車両は注目のマトなので、こういったキットは増えていってほしい。海外のマイナーメーカー輸入品はやっぱり不安なので、タミヤさん、お願いします。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

<極超音速試験機X-43、マッハ7に到達>

story.test.flight
<B-52から分離するX-43 CNNのHPより>
NASAは27日、カリフォルニア沖でX-43の試験飛行を行い、マッハ7を記録したことを発表した。X-43はスクラムジェットを搭載した極超音速試験機。現在、航空機用に使われているタービンエンジンは何段階ものファンで空気を圧縮、それに燃料を吹き付けて燃焼させ、推進エネルギーを得ている。ところが超音速で飛行すると空気は風圧で自然に圧縮され、タービンの必要がなくなる。スクラムジェットエンジンはその圧縮現象を利用したもので、タービンの必要がなくなり、エンジンの構造が簡略化されるのだが、それはマッハ6以上の話。そこまで到達するための別の推力が大問題であり、さらにマッハ3以上で飛行する場合に発生する「熱の壁」の問題などで長年実用化されなかった技術であり、現に3年前には試験が1度失敗している。
一般ニュースでは”世界最速を記録”とか”次世代シャトルのエンジンに”とか無邪気に報道されているが、アメリカのことなのでもちろん?本来は軍事目的。X-43は米本土から全世界へ数時間で到達、攻撃できる「全地球極超音速巡航爆撃機(HypersonicCruiseVehicles;HCV)」の原型となる。現在、米空軍は”グローバル・リーチ”を標榜し、空軍部隊の即応能力のアップ、アメリカ本土からB-1B、B-2によるイラク空爆などを実施しているが、いずれも即応性に欠ける。その点でHCVが実現すれば、本来の意味での”グローバル・リーチ”を達成できる。相変わらず航空宇宙の先端分野はアメリカ独走な訳だが日本でも地味に研究が続いているようである。いろいろ問題はあるだろうが、防衛庁の技術研究本部との共同開発、なんてのもありだと思うんだけどなあ。
関連リンク;
[全地球極超音速巡航爆撃機] (METALBEEより)
NASA(X-43関連)

| | Comments (0) | TrackBack (1)

尖閣諸島は誰のもの?

中国人活動家の尖閣諸島での不法上陸事件、活動家の強制送還で一応、ケリがつくみたいなので一言。
中国人のこういった活動に政府の意向がないわけがない、とは思うが、一方で北京の日本大使館前で日本国旗が燃やされたデモでは50人しか集まってなかったり、”強固な意思の表れ”というほどのものでもない。事なかれ主義の日本政府に強硬な態度を要求しても、実行できそうにもわけで、ここはやはり”実効的支配能力”を高めておくしかないと思う。自衛隊は冷戦時代の”北方シフト”からようやく”南西重視”となりつつあり、島しょ部への対応のための対ゲリラ部隊もあるが、海自輸送艦との連携しての遠方展開の訓練を実施するなどして、さらに能力を高めるべきだと思う。自衛隊幹部の皆さん、アメリカのヤマキで120mm滑空砲をぶっ放すのもいいですが、このへんの統合運用の訓練も頼みます。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

DVD<攻殻機動隊SAC 2ndGIG vol.1>

DVD<攻殻機動隊SAC 2ndGIG 01>
スカパーには未加入なので初見。こういうのは発売日だけチェックして、情報はなるべく入れないようにしてるんだけど、作画まで変わってるとは思わなかった。
SAC1stGIGのストーリーの背骨の元ネタが”薬害エイズ”とすると、SAC2ndGIGは”難民問題”となるようだ。ストーリー・コンセプトに押井守が参加しているからか、長セリフが多くなっている。”刑事ドラマとしての攻殻”が1stGIG成功の一因だと思うので押井守テイストがあまり濃くない方がいいと思うんだけどなあ。ただし、原作を含めた攻殻機動隊の世界の前提となっている”戦争”の全体像が明かされそうな感じなのはいいと思う。
第1話はイントロダクションだからオーソドックスな突入の話でいいとして、問題は第2話。なぜ今<タクシー・ドライバー>なのか。それとも、オレが「作り手が何をリスペクトしているか分かる」年齢になったということか。ちょっと複雑。ともあれ、ここから押井カントク得意の”クーデター(国家転覆)”の方向に行くか、それともまったく別のお話になるか。楽しみにシリーズを待とう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

今日、買い控えた本 3/26

札幌は雪解けも進み、スタッドレスからノーマルタイヤへ換える時期になった。初めての雪国の冬の運転で「不用意なステアリング・ブレーキでリアがブレイクすること3回」「除雪した雪の壁に突っ込むこと1回」は優秀な方ではないだろうか。
今日は書店にて買うのを控えた本を紹介。
<立喰師列伝>
押井守
押井守カントクが繰り返し使うモチーフの一つ、立ち食い蕎麦屋と立喰師。いわばサブキャラであったそれをメインに据え、もう一つの昭和・戦後史を描く・・・。カントク、すみません。もうついていけません。少なくとも、給料日までは。

<注文の多い傭兵たち>
押井守
押井守カントクがハマったゲームを、ゲームの主人公「オシイマ」の視点から語る「リプレイ編」。カントクが仮想のゲーム企画を記した「企画編」からなるエッセイ。カントク、すみません。ゲームだけはだめなんです。

<自動車ロン 頂上作戦>
福野礼一郎
すごい勢いで出版される、福野礼一郎の自動車評論第4弾。同シリーズの元ネタは主に「くるまにあ」連載の「T中研TM」からだが、最新刊の本書はいただけない。今年始めに出版された「くるまにあ別冊T中研TM」とネタが激しくダブっているからだ。ワザとなんだろうなあ。両方のあとがきから推測するに。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

書評<「おたく」の精神史 1980年代論>

「おたく」の精神史 1980年代論
大塚 英志

1980年代初頭よりロリコンマンガ雑誌の編集者を始めるところから、一貫して「おたく」文化の周辺の現場にいた著者が、「おたく」文化と1980年代がどんな関係を持ち、現在につながるかを論評しているのが本書である。1980年代当初、サブカルチャーを土台とする人たちの中から”新人類”が生まれ、”新人類”が自らの立ち位置を確認するために「おたく」が生まれた。消費社会の発展とともに「おたく」文化は多様化し、また社会的な事件と関わりながら現在に至っている。著者はそれを第三者として俯瞰し、時代を分析するのではなく、あくまで自分の仕事を通して関わった人物、あるいは事件からの分析を試みている。それゆえ、ロリコンまんが、女性エロまんが家、フェミニズム、宮崎勤、オウムと題材は散文的だが、それらがサブカルチャーの転換点の要因となってきたのも確かであり、時代の変遷を読み取ることは充分可能だ。他の「おたく」文化を扱った著作と本書が異なるのは、日本社会の変化との関係の分析を試みている点だろう。80年代の消費社会の発展は”無階級革命”のはずだったという点は、本格的に消費社会に参加したのが既に80年代末だった自分などにとっては、新鮮な論評だった。
最後に一つ。著者との関係から思想家などもたびたび登場し、知らない固有名詞も多かったので、人物の注釈などが欲しかった。

初版2004/02 講談社/現代新書

| | Comments (0) | TrackBack (0)

三沢のF-2、アラート任務に就く

f-2b1.jpg
<飛行中のF-2 空自公式HPより>
三沢基地に配備されている支援戦闘機、三菱F-2がアラート任務(警戒待機任務)に就いた。F-2は開発終了後、2000年から三沢基地への配備が始まったものの、レーダーの不具合をはじめとしたトラブルが続出し、本格運用開始が遅れていた。アラート任務に就くことによって、ようやく戦闘機として”使える”段階に達したといえるだろう。思えばF-2、政治に翻弄された”妥協の産物”呼ばわりされ、完成しても国内開発技術の目玉だったはずの”全複合材主翼”や”アクティブ・フェイズド・アレイ・レーダー”に不具合が続出。ミリオタの間でも評判が分かれるF-2だが、中国空軍や東南アジア各国にSu-27系統の新世代機が配備され始めている昨今、F-2へ求められる能力は大きくなるばかりである。不具合の克服は当然として、BVR(視界外)撃ちっ放し空対空ミサイル(AIM-120,AIM-4)の搭載能力付加など不断の改良を望む。
関連リンク;
F-2って、どんな航空機?(空自公式HP)
Viper ZERO 応援団

| | Comments (0) | TrackBack (0)

ハマス指導者ヤシン、殺害される

イスラム過激派ハマスの創設者、ヤシンが殺害された。自宅に攻撃ヘリからミサイルを打ち込まれたらしい。
イスラエルのシャロン首相はガザ入植地からの撤退を表明しており、現イスラエル政府の強硬姿勢も変わりつつあるのかと思っていたのだが、そうではないようだ。中東諸国はもちろんイスラエルを非難、EUもイスラエル非難を表明。だが某国の首相は「憎しみの連鎖を断ち切らなければ」と、あいかわらず街頭インタビューに答える市民のごとく無難なもの。それができればノーベル平和賞確実だよ・・・。
自分的に気になったのは、件のガザ入植地からの撤退に関して、首相の不信任案が危うく通過しそうになったという事実。権力の保持のため、強硬派の支持取り付けのためにこの暗殺を・・・などと結び付けてしまうのは、あまりにも穿った見方だろうか。

ところで、スペインの総選挙でスペイン社会労働党が勝利、6月までにイラクへの主権委譲が行われなければスペイン軍をイラクから撤退させると表明している件、マスコミやサヨクの人たちは日本への影響を期待しているようだが、この政党はNATO脱退を公約し、守らなかった前科があるそうだ。スペインが前言撤回したら、ちゃんと報道してくださいね、マスコミのみなさん。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

雑誌あれこれ <航空ファン04/05><グレートメカニック12>

いとこの結婚式に出るために、週末に実家に帰ってきた。新郎の上司・Dが小・中の同級生で、15年ぶりぐらいに再会。「昔はおとなしかったのに、ちょっとずーずーしくなった」なんて言われてしまった。DはDでヤンチャだったはずなのに、オレの両親にもちゃんと挨拶してた。お互い順調にオッサンになっていくみたい。

先週発売の雑誌を紹介。
<航空ファン04/05>
特集は「練習機T-2の終焉」。今年で退役するT-2を、実際にT-2を操縦したパイロットたちの証言を中心に回顧している。その他にもT-34メンター、T-38タロンの寿命延長計画など、今号は練習機を中心に誌面が構成されている。その他、RAH-66コマンチ開発中止の続報も。このサイトのアクセス・ログを辿ると”コマンチ”での検索がなぜか多いので気になる方はどうぞ。

<グレートメカニック12>
特集は「MS-06 ZAKUⅡ」および「量産型」。まだヒーロー色を色濃く残すガンダムに対し、ザクの何が新しかったのか、例によって「宇宙世紀の世界観」に合わせた解説から、製作者たちのインタビューなどを中心に分析されている。それに合わせた第2特集「量産型」はガンダムを起点にして、リアルメカ・アニメの主人公とメカの関係を分析している。その他、「ガンダムSEED-MSV」の紹介も。ファースト世代にはピンと来ないSEED世界の発展だが、”かつての夢”が復活するかどうかは見守っていかなければなるまい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

書評<帰ってきた二式大艇>

帰ってきた二式大艇
碇 義朗
自分の実家がある江田島は旧海軍兵学校、現在の海自第一術科学校があり、近隣の呉とともに海自の根拠地の一つである。小・中学校は江田島湾沿いにあったのだが、訓練などで集まった護衛艦をよく見ることができた。そして、PS-1が現役にあったときにはその離着水を目撃することができたのである。4発のデカい飛行艇が離水する様はえもいえぬ迫力があり、それをたびたび見ることが自分がミリオタになる一因となったと思う。それゆえ、飛行艇には特別な思い入れがある。
本書は第二次大戦中の日本の傑作機の一つ、二式大艇の開発から、現在、飛行試験が続いているUS-1改まで、連綿と続く飛行艇の開発の歴史をまとめたものである。飛行艇は水面から離着水するから、それに合わせ特殊な技術と経験が必要となる。総力戦の後の敗戦、10年の航空開発禁止、そして再開という歴史の流れの中で、川西から新明和への会社名が変わってもその技術を蓄積、発達させてきた技術者たちの”戦い”が細かく描かれている。高揚力装置や波消し装置など、個々の技術も平易に解説されているので、難なく読み進めることができる。
第2次大戦前後まで栄華を誇った飛行艇も、現在は陸上機の発達により”失われた飛行機の形態の一つ”となりつつある。US-1改の新たな技術との融合をはかっているとはいえ、基本的にはUS-1Aの改良型だ。そうした中で日本の飛行艇の歴史を振り返るのも、意義のあることだろう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

DVD<イノセンスの情景>

DVD<イノセンスの情景>
企画・監修 押井守
音楽 川井憲次
公開中のイノセンスからキャラクターたちを取り除き、美しい美術をバックに川井憲次の音楽を流す”情景音楽集”。こうした企画が成り立つこと自体、押井守監督がいかにキャラクターたちの背後の情景の表現に心を砕いているか分かる。むしろキャラクターたちのドラマの方がサブにまわっているような印象さえ受ける。アニメとしての”動き”の爽快感を追求する宮崎アニメとの違いも感じさせてくれる、興味深いビデオクリップである。
しっかし、14型のモノクロ音声テレビじゃこのDVD、宝の持ち腐れだな。

追記;注文していた前作<攻殻機動隊>DVDがやっと届いた。こんなに暗い絵、こんなに暗いドラマだったんだ。作画だけなら、まったく別の映画だと宣伝するのも分からないこともない。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

最近おもしろかったサイト 3/19

サッカーU-23日本代表がアテネオリンピック進出を決めた。やっぱり予選の最終戦、国立の雰囲気も全然違うし、選手たちの気合も違う、素直に”いい試合”だった。オリンピック本番も期待してます。

群馬で幼女が殺害され、その犯人が代々木アニメーション学院卒で自宅には美少女フィギュアや美少女DVDがいっぱいという、分かりやす過ぎるアイコンを持っていた事件に関連して、ネットを巡回して見つけたサイトを紹介。

赤の7号 by MAS-R since 2002/07/01
自分の趣味は認め、その上ではっきりと犯罪には抗議する、その意思や気高し。ということでアイコンを貼らしていただきました。宮崎某の事件のとき、オタクたちがニュースステーションのインタビューで「私たちは普通」であることを強調していたことをよく覚えているが、そのときと比べると隔世の感があるなあ。

スタンダード 反社会学講座
「少年犯罪の増加」など、世間で印象的に語られる事象の社会学的な分析がいかにデタラメか、”反社会学”的な見地から分析したサイト。”平均”なるものがいかに意味がないかは理解しているつもりだったが、統計に関してもそうであることが良く理解できる、お勧めサイト。

腐女子の行く道、萌える道
オタクは何も男だけではない。オタク・カルチャーをこよなく愛する女子高生の日常を綴ったウェブログ。”腐女子”の語源や”やおい”の意味が分かる人にお勧め。オタクでもちゃんと家庭が築ける、そんなことにも感心してしまうサイト。


| | Comments (4) | TrackBack (0)

自衛隊機に乗りまくる石破防衛庁長官の「軍事オタク」ガク然実態

ミリタリーマニアとしても有名な石破防衛庁長官が、公用と称して自衛隊機(C-1、C-130Hなどなど)を乗りたおし、イスラエルを訪問した際にはメルカバ(イスラエル陸軍主力戦車)に同乗して”恍惚の表情”を浮かべていた、というお話。議員会館には長官の”作品(プラモデル)”が幾つも鎮座してあるとか。国防を司る役所のトップが、ちゃんと兵器のことが分かる人でなかった過去の方が問題だと思うのですが。軍事は政治と深く関わるので、無知な方がおかしい。中途半端な知識で”戦闘機から爆撃管制装置を外せ”だの”空中給油機は他国の脅威になる”とかピント外れのことを言うヤカラより、マニアの方がよっぽどマシ。アメリカ国防省の役人なんかにも評判がいいようだし。
ミリオタにもロマン派、データ派、メカフェチと、いろいろいるわけだが、長官は何をメインにされているのだろうか。実機に乗りたおしているので、フィールドワーク派か。そんなことを話題にミリオタが素で話してみたい、珍しい人材であることは確かである。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

海自新補給艦<ましゅう>就役

20040315it03-1-A20040315122924374M.jpg
<造船所のましゅう 読売オンラインより>
海自の新補給艦<ましゅう>が就役した。現役の<とわだ>クラスと艦型があまり変わらないが、基準排水量は160%増しの13,500tで、海自の艦艇の中では最大となる。中東での対テロ支援活動(洋上給油など)に3隻の補給艦がローテーションで出ずっぱりになっており、海自としては待ち望んでいた就役であろう。完熟訓練が終了し次第、即時”実戦”に参加することになると思われる。これからも対テロ支援活動を継続するにせよ、中東からの”オイル・ロード”を守るにせよ、この種の艦の有用性はこれから増すばかりになる。モノになるか不透明なMD(弾道ミサイル防衛)に金をつぎ込むよりも、こういった艦艇の充実に予算をかけた方がいいと思うのだが。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

書評<イノセンス>

イノセンス
山田 正紀
先ごろ公開された押井監督作品<イノセンス>のノベライズ版。単純なノベライズではなく他の作品で実績のある作家によって、<攻殻機動隊>の世界観を背景にして書かれた、また別の物語である。
本編の登場人物は、ほぼバトー1人といって差し支えない。ネットの世界に消えた相棒・素子に未練を残し、愛するのは犬のバセットハウンド1匹という孤独な生活を送るバトー。それでも、頽廃した都市で矜持を保ち続ける男の姿を描く、いわばハードボイルド小説である。本編で起こる事件は士郎正宗的な複雑さ・押井守的な理屈はない。が、それゆえにバトーの孤独な心を描くことに成功している。時系列的には<イノセンス>の前日譚ということになっているがストーリーにはつながりはない。バトーの魂(ゴーストもしくはソウル)が読み取り、<イノセンス>に繋げるのが理想的な読み方だと思う。

初版2004/03  徳間書店/単行本

追記;TJムック「イノセンス&攻殻機動隊コンプリート・ブック」、巻末の名句引用集だけ欲しい。ネットのどこかに転がってないかなあ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

宇多田ヒカルの新曲はキャシャーンの主題歌

宇多田ヒカルの新曲は夫・紀里谷和明監督作品「CASSHERN」の主題歌だそうだ。この「CASSHERN」は「人造人間キャシャーン」の実写化作品である。本作品をはじめとして「デビルマン」「キューティーハニー」「鉄人28号」など、今年は過去のアニメの実写化作品が次々公開されるが、もはやこの主題歌だけで「CASSHERN」が勝ち組になるのは確実だと思う。シレーヌ役に富永愛を起用した「デビルマン」は負け組筆頭というところか。公平のために書いておくと、「イノセンス」公開時の両方の予告編を見た限りでは「CASSHERN」のSF度が勝っていた。自分的には「サンダーバード」が一番楽しみなのだが。

もう一つ、自分用ニュースメモ。
スペインの連続列車爆破テロはニューヨークの9.11テロから911日後の悲劇
ETA(バスク祖国と自由)はヨーロッパのテログループでも老舗で、その目的・イデオロギーからも大量殺戮はそぐわない。上の事実が偶然だとしても、ETA以外の犯行だと推測するのが自然だと思う。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

雑誌あれこれ <軍事研究04/04> <サッカー批評issue22>

先週発売の雑誌を2つほど紹介。

軍事研究 2004/04
特集は「テロ攻撃を摧く実践的対処戦術」。といっても<軍事研究>なので危機管理マニュアル的なものではなく、弾道ミサイルなど大量破壊兵器の監視・対処、あるいは”ならず者国家”の現状など特集している。興味深かったのは「思想で負けた?北に併呑されつつある韓国」という記事。実際の脅威という点でも、感情的な点からでも日本の第一の仮想敵国である北朝鮮であるが、肝心の隣国である韓国の”対北感情”が変わりつつある、というもの。アメリカ軍の世界的な戦力の再配置(結果として米韓合同軍の正面戦力が減少する)と合わせ、案外と近いうちに何かが起こるかも、感じさせる。その他、メカマニアにはアンチ・ミサイル・デコイの特集がお勧め。

サッカー批評 issue22
特集は「日本サッカーの論点」。サッカーファン、日本サッカー協会、マスコミの関係がどうにもしっくりいかない原因を”スターシステム”や”ジーコ論”を通して探っている。その他、世界のサッカー強国とスタンスが明らかに違うオリンピックと日本サッカーとの関係の分析は興味深い。次号から紙面を一新するとのことで、本誌が誰に向けて、いかに作られたかが巻末に対談形式で掲載されていたのだが、想定読者が「サッカー好きで本好き」というのには、自分を指差されているみたいで笑った。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

書評<犬の気持ちは、わからない>

犬の気持ちは、わからない
押井 守
アニメ界のカリスマの一人、押井守カントクは犬好きでも有名である。彼の作品にはたいてい犬が登場するし、彼がインタビューに答えているとき、必ず犬の姿が入った服を着ている。もはや常人の域ではない。
本書はカントクが自分の飼い犬、バセットハウンドの”ガブ”と雑種の”ダニィ”との生活(プラス奥さんと猫1匹)を綴ったエッセイである。それもペット雑誌に連載されたものをまとめたものなので、本業とまったく関わりなく、犬への偏愛をひたすら綴っている。
自分は犬を飼ったことがないので、犬の生態、犬と生活するとはどういうことかが分からなかったので、新鮮な気持ちで読み進めた。例えば、犬にも生理があるなんて思いもしなかった(考えてみれば当たり前)。バセットは手がかかる犬種だそうで、それにもう1匹加われば、もはやそれ中心に生活が廻っていくこと(偏愛がなせる業かもしれない)がよく分かる。また犬好きの思考回路と理屈好きのカントクの思考回路が合わさって、独特の「犬の気持ち」なる妄想がたびたび登場し、それに人間の気持ちの押し付けだけでも、科学的な分析だけでもない不思議な感覚を感じることができておもしろい。
<イノセンス>公開に合わせ、いろんな”押井守本”が出ている中で、個人的には一番新鮮な感覚を持って読めた1冊だった。

初版/2000/12   エンターブレイン/単行本

| | Comments (0) | TrackBack (0)

最近おもしろかったサイト 3/12

札幌は雪は降る、黄砂は降るで、どの車もグチャグチャに汚れてます。春はまだ遠い。

ウェブログに移行してカウンターが順調に回り、ちょっとうれしい今日この頃。トップページに情報を集約するとサーチエンジンによく引っかかるという、当たり前の事実に今さら気づいたりしている。アクセス・ログをたどったり、リンクをたどったりして見つけた個人的におもしろいサイトをちょっと紹介。興味があったらどうぞ。
雅楽多blog 
いろんなニュースを画像つきで掲載。メインは”おもしろグッズ”紹介。こういうのってセンスが命なので、素直に管理人さんのそれを尊敬します。
謎の巨大生物UMA
ネッシーを代表としたUMA(未確認生物)を取り扱ったサイト。語り口はやわらかいが、まじめに生物学的な観点からUMAを分析している。こういう切り口は個人的に大好き。
RITMO-DI-CRUVA B6
サンフレッチェ広島サポーターのコール集。スタジアムで一般人に”歌集”を配ったりしてたのは今は昔。サポーターを増やす努力はネットスペースにも及んでいる。
ストライクゾーンチェッカー
子供に対する痛ましい事件が続発する昨今、自分が加害者になる可能性があるかをチェックできるはず、のサイト。ちなみに自分は「17~53歳」だった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

不定期連載 ミリタリーマニアの長き道のり② in1983

ar88_f5g11.jpg
<タカラ 1/100 F-5Gタイガーシャークのパッケージ>

エリア88が与えてくれもの
日本を代表するマンガ家の一人として、新谷かおる氏の名をあげても反対する人は少ないであろう。これまたSFの巨匠でもある松本零士のアシスタントも経験した新谷かおる氏は数々の“メカマンガ”を描いているが、その中でも代表作が1980年代に連載された「エリア88」である。
中東の架空の国、アスランで内乱が勃発。政府軍は戦闘機のパイロットを国外に求め、傭兵として様々な過去を背負ったパイロットたちが「エリア88」に集まり、激しい戦闘を繰り広げていた。やがてアスランを兵器の実験場としようとする武器商人の介入を招き、ただの内乱では済まなくなっていく・・・。これが大雑把なストーリーで、これに主人公、風間真の純愛を絡めて物語が進んでいく。
すでにミリタリーマニアの道に足を突っ込んでいた自分には純愛物語は関係なく、傭兵パイロットが繰り広げる戦闘シーンこそが、「エリア88」だった。離発着手順からミサイル発射シークエンスまで、ほとんど“教科書”といっても過言ではありませんではなかった。また“外人部隊”というところがミソで、それゆえに登場人物たちが使う戦闘機も装備もバラバラ。登場人物たちが個性に合った戦闘機を駆り、装備も「20mmなんざ豆鉄砲、40mm弾持ってこい」なんてセリフが飛び出す始末。特に主要な登場人物が機体に描く“パーソナルマーク”はとてつもなくカッコよく、友人たちと必死に自分のパーソナルマークを考え出したものだった。まあ、たいていはホンダのバイクのエンブレムか、アメリカ空軍のTAC(戦術空軍)のエンブレムに行き着くのであるが。F-8クルーセイダー、IAIクフィルC2、F-105サンダーチーフなどなど、登場する新旧の戦闘機を作りたおしたものだ。
また、主要登場人物も魅力あふれていた。様々な過去を持ち、戦場でしか生きられなくなった男たち。傭兵として、金のために生きるといいながら、仲間のため、そして男の尊厳のために生きる主人公たちにはかなり影響を受けた。
日本の少年たちの未来に大きな影響を及ぼしつづける「マンガ」という文化。自分にとっては「エリア88」がそうだった。
それにしても、なんで主人公が戦闘機を乗り換えるタイミングに都合よくF-5系統の新型機(F-5E,F-20,X-29)がデビューしてたんだろう。不思議だ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

定山渓に行ってきた

全国企画か分からないが、セブンイレブンで「¥700お買い上げのお客様にクジを引いていただき、抽選で名作劇場絵皿プレゼント」をやっている。自分はハズレなしで皿を5枚ゲットした。また余計なところで運を使ってしまった・・・。

札幌市郊外にある定山渓という温泉街の旅館に行ってきた。とある得意先に出入りする業者を集めての”情報交換会”のためだ。定山渓は福井でいえばあわら温泉、四国でいえば道後といった趣だが、雪が深い分雰囲気はある街だった。
驚いたことが2つ。1つは200人あまりが出席した大宴会、じゃなかった情報交換会で京都で仕事をしていたときの同業者と再会したこと。それも2人!いやー、世間はせまいというか、業界はせまい。京都から1200km離れた北の国で懐かしトークばかりしてた。
2つめは某ススキノからの派遣による”スペシャルショー”があったこと。大学時代にオーケストラのステージ・マネージャーをしたことがあって(といってもそんなオーバーなものじゃないんですが)、”女の美しさは百のメイクより一の照明”と悟ったんだけど、10年ぶりにそれを感じた、と言えば何のことか分かるでしょう。それにしても、バブルの時代をひきずっているというか、地元経済に貢献してるというか・・・余裕があるとこにはあるんだなあ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

浅田農産会長夫婦、自殺す。

鳥インフルエンザの感染が確認された浅田農産の会長夫婦が自殺した。浅田農産の通報の遅れで、全国に鳥インフルエンザの被害を拡大させたとして批判されていたなかでの出来事である。
隠蔽に対する措置は当局にまかせるとして、いわゆる世間の批判を増大させたのは明らかに会長ではなく社長の”逆ギレ”会見だと思う。自分は京都に長いこと住んでいて、多少関西弁がうつっていたが、金輪際関西弁は出さないように決意させるくらいひどい会見だった。あのときの雪印食品社長以来のヒールっぷりだった。会長が「死んでお詫びをして」も、あの二代目社長がまだその地位にいて真実を明かさないままなら、批判は収まらないと思う。社長がちゃんとカタをつけないと会長さん、うかばれません。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

<イノセンス>見に行ってきた!2

朝一番で見に行って、感想をアップした後で、2ちゃんねるを中心に評価を探ってみた。案の定、叩かれている方が多い(笑)。主な意見を拾ってみるとこんな感じ。
①一般人を巻き込む宣伝戦略と作品がまったく噛み合っていない。
同感ですが、情報過多の時代に宮崎アニメのような作品を期待して見に来る人がいるのかなあ。札幌に限れば、勘違いしたカップルやガキは皆無だったし、エンドロールまでしっかり見てた観客がほとんどだった。まあ、ジブリの関係者が関わって、そのおかげでスポンサーがついて、あのクオリティの映像が造れたのなら喜ぶべきだと思う。勘違いでも客が入れば興行収入により制作費が回収でき、DVDが安くなるので(笑)、さらに喜ぶべき。
②CGI、作画とも驚くようなレベルではない。
あれ以上を望むとは、オタクたちの欲望は果てしない。あのレベル以上は、むしろテイストの違いしかないと思うのが個人的な意見。
③ストーリーが稚拙である。メインプロットは30分ほどだ。
メインプロットでない部分から何を読み取るかが問題だ、と思うのは”押井守フィルター”がかかっているからか。少なくともハリウッドあたりの過剰な作品との比較は無意味ではないかと思う。
④映画に度々登場する犬がウザい。
同感です。ここはカントクの趣味だと納得するしかない。
⑤名言・格言の引用がセリフに多くてウザい。
「脚本は伊藤和典と組んで、やっと一人前」と同義でしょう。70%ぐらい同感ですが、あれがあるからこそ他と違う作品になっているともいえると思う。

まあ、評価が分かれるのはカントクの作品のいつものこと。なんにしても興行収入だけはソコソコに儲かるように祈ります。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

<イノセンス>見に行ってきた!

poster02.jpg
押井守監督作品<イノセンス>を見に行ってきた。プロデューサーの宣伝戦略とやらで題名は<イノセンス>だが、実質的に<攻殻機動隊2>である。忘れないうちにネタバレしない範囲で雑感を。
作画、というか美術についてはスゴい。ドラマやアクションの合い間に、川井憲次の音楽にのせて情景を描写するというシーンが、カントクの作品には必ずといっていいほど挿入される。それを無駄と思うか思わないか、またそのシーンをどう解釈するかが「押井守論」の一つだが、今作品はそんなことを考える余裕なく画面に圧倒される。CGIとセルの違和感もなし。
脚本がいつもの伊藤和典ではなく、監督自身であることを映画の最初で知ったときにはイヤな予感がしたが、ストーリーは原作版の攻殻機動隊をちゃんと?下敷きにしているし、終盤に向けて盛り上がりもあって難解さはないので一安心。人形以外に女性がほとんど出てこないが、ちゃんと”愛”というか”魂のつながり”を感じさせる場面もある。特に終盤の「ネット上の戦い」と「銃撃戦」の同時進行場面の緊迫感はイイ。やたらと「昔の偉い人」の教訓からの引用が多いのが気になるくらいか。
総じて”ちゃんとエンターテーメントしているアニメ”だった。近日公開の<アップルシード>との比較でセルアニメの古さを指摘する人もいるが、”ある種の人々(自分も含めて)”にはセル・アニメの方を好むし、人間の表情描写などに関してはセル・アニメが長じていることをカントクは知っている。カントク、次回作もぜひこの方向でお願いします。
なお、映画の副読本には<イノセンス創作ノート>がお勧めです。
よし、来週のメンズ・デーとやらにもう1回見に行こう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

小樽へ寿司でもつまみに・・・

以前に仕事でお世話になったK氏が札幌に出張に来たので、一緒に小樽に観光に行ってみた。
まずは腹ごしらえに「政寿司」へ寿司を食いに行く。寿司といえばスーパーのパックか回転しているやつしか久しく食ってないので旨かった。特にいくら丼(寿司じゃないけど)は絶品。味付けにコツがあるとみた。
それからK氏の希望で「石原裕次郎記念館」へ。石原裕次郎に関する衣装・車輌・フィルモグラフィー・私生活など全てを見ることができる。好きな人には堪らない。自分としては「黒部の太陽」「栄光への5000キロ」などの紹介コーナーを見て、日本もこんな大規模かつスペクタクルな映画が作れた時代があったことに感心しきり。画像は裕次郎さんの愛車の古いメルセデス。もはや世界的にみても希少車です。
pic_0057.jpg
札幌から小樽にちょっと寿司をつまみに行く、なんていう有意義な休日にしてもらった上に寿司をおごってもらって、K氏には感謝です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

書評<TVをつけたらやっていた>

TVをつけたらやっていた
押井 守

日本アニメ界のカリスマの一人、押井守カントクの某アニメ誌に連載されていた映画批評を単行本にまとめたもの。といっても、たまたまケーブルテレビを見ていてやっていた映画を見て(しかも多くは途中から)、感想をまとめたもので、決してマジメな批評ものではない。映画への視点も銃・犬・ケバいお姉さんに固定されており、押井守カントクでなければ許される連載ではないと思うが、それが返ってカントクのモノを見る視点や価値観を垣間見ることができる。インタビューなども難しい発言が多いカントクだが、めずらしく?柔らかい感じの文章なので、気楽に流せる1冊である。

初版2004/01 徳間書店/単行本

| | Comments (0) | TrackBack (0)

サッカーもまた外交

航空自衛隊が派遣されているクウェートの基地で、同じ基地に駐留するアメリカ、イギリス、フランス軍などが参加して”ミニ・ワールドカップ”を開催されているらしい。日本は緒戦のクウェートとの対戦で7-0と大敗を喫したそうだ。うーん、これはイクない。中学のサッカー部時代に海自の幹部候補生の皆さんと試合をする機会があったんだけど(実家が海自の術科学校がある江田島なので)、体力・体格の差がスゲーあるはずなのにいい勝負できてたもんなあ。あの頃から自衛隊のサッカーのレベルは上がってないということか。これからは海外派遣される自衛官には特別カリキュラムとしてサッカーの講習も必要だな。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

カール・セーガン<核の冬>

札幌は幹線道路の雪はすっかりなくなり、根雪も少なくなってきました。でも雨のせいもあって、歩道などはザクザク道からツルツル道に。よけい危なくなってます。

古本屋で見つけた<核の冬>を読了。1981年の作品で、当時から有名なカール・セーガンを中心として、”核戦争後の地球”に”核の冬”が来るのかを科学的に検証した本である。火山爆発による日光遮断と核爆発が巻き上げるチリによる日光遮断はどう違うかなど、核戦争の恐ろしさをあくまで科学的に分析している。ただ平和だの人権などと唱えるよりもよっぽど説得力があると同時に、1000メガトンからの核爆発を巻き起こすとどういうことになるか、こうまで分析しないと政治家を説得できないのかと、暗澹とした気持ちにさせられる。2004年現在、核はあくまで国家の抑止力となり、かわってLIC(低強度紛争)の時代になっている。だが、一般市民の危険は増していると思うのは自分だけだろうか。いや、千歳空港の搭乗口でブーツを脱がされた恨みつらみを愚痴ってるんじゃないですよ、ホント。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

押井カントク作品の見方

押井守カントクの久々の新作「イノセンス」の前売りチケットを買ってきた。そんでもってブログサイト巡回をしてると押井カントクについてこんなコメントを見つけた。
うーん、押井カントクのテーマは20年来”虚構と現実”だと思ってたんだけど、そういう見方もあるのね。押井守が学生運動に参加していたことはファンなら知ってることだし、体制、というか東京嫌いであることも公言している。カントクが”革命そのもの”を描きたいのか、革命を”舞台装置”として使っていたのか。いろんな解釈ができるからカントクの映画はおもしろい。
今自分が迷っているのは、公開初日に見に行くべきか否かだ。人がいっぱいなのはヤだし、ガラガラだったらそれも悲しい。迷うなあ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

鳥インフルエンザ感染拡大防止は災害派遣?

京都府の養鶏場で鳥インフルエンザが発生、業者の怠慢により騒ぎが大きくなった件で、京都府は処分した鶏や卵を埋める作業の援助を自衛隊に要請した。感染症の拡大は国家の危機だから防衛出動?それとも”災害”が発生したので、災害派遣?自衛隊を使う理由がよく分からん。どうしてもというんなら、隊員の給与分ぐらいは防衛庁に振り込めよ、厚生省。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

雑誌あれこれ<世界の艦船2004年4月号>

世界の艦船2004年4月号の特集は艦対地攻撃。米軍の艦砲とミサイル類を中心に、海上からの攻撃について論じている。冷戦時代のアメリカ海軍の主任務の一つは(極言すれば)外洋でのソ連原潜撃沈であった。冷戦後はLIC(低強度紛争)の時代となり、沿海域での活動が海軍の主任務となった。いわゆる”FromTheSea・・・”戦略である。海上から地上への戦力の投射が主任務となり、それに合わせた兵器がボチボチ出てきたので、タイムリーな企画である。印象的なのは砲弾の装薬・ミサイルの推進剤どちらも英語でいえば”propellant”である、というくだり。誘導砲弾の時代、砲弾とミサイルに本質的な違いはないということを見事に表している。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

<ラブひな>の違和感

後輩から借りた<ラブひな>を今さらながら読了。2浪の主人公が押しかけた旅館は実は女子寮で、そこの住人たちとのラブコメ・・・というストーリーなのだが、そこはかとなく違和感を覚える。歳をとったせいか?いや、あだち充の作品は今でもおもしろい。現実感がない萌えマンガだからか?それなら我が愛するロボット・アニメなるものに現実感があるとはいえない。ひとつ言えるのは、主人公がヒーローではないことである。メガネの頼りない男の主人公、要するに”等身大”だが、<ラブひな>のそれはどうもいただけない。連載をとおして成長はしているのだが、基本的には何も変わらないのである。自分がマンガの何に感動していたのか再発見できたマンガであった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

不定期連載 ミリタリーマニアの長き道のり① in1982

c12-7203-1311.jpg
<MD社のセントルイス工場よりロールアウトしたホーネット>

F-18ダブルデルタ翼化計画(またはF-18XL計画)
3歳のときに戦車のプラモデルを買って以来、作ったプラモデルは数知れないが、はっきりと覚えているのは小学校3年ぐらいから。そのあたりのエピソードから始めることとする。
当時、世はまさにガンプラブーム。それもすでにブームの後期にあたり、“フルスクラッチ”なる言葉が小学生が読む少年雑誌(同世代なら分かるはず)に踊っていた。プラ板やポリパテを使ってオリジナルモデルを造ることを意味するこの言葉を小学生に投げかけてしまうとは、今考えれば異常であった。だが、ちっちゃいモデラーたちは誰もがそこをめざしていたのである。
それはかたくなにブームに乗らず、飛行機を作っていたウイングバック少年も同様だった。そこで、フルスクラッチとはいかなくても、改造にてオリジナルモデルを作ることを考えた。素材は当時最新鋭のF-18。その主翼をダブルデルタ化、カナード翼を追加する。名づけて「F-18高機動化計画」である。ようするに、ファイアフォックス(クリント・イーストウッド主演作、分からない人の方が多かったりして)を作りたかったんですけどね。
原型はハセガワの1/72のF-18。胴体までは普通に製作する。主翼はF-16XL風のダブルデルタで、プラ板の貼り合わせから、前縁と後縁をヤスリでそれらしく削り込む。Pカッターでスジ彫りして出来上がり。それをF-18のLEXにつなげるようにして接着、ポリパテで整形する。LEXには同じくプラ板製のカナード翼を追加。塗装はつや消しブラック、ステンシルはSR-71からの流用で一丁あがり、である。
ハセガワのF-18はまだブルーとゴールドのラインが入った試験機をモデル化したもので、量産機が現れるのはまだもう少し先のことだった。1980年代初頭はまだF-16、F-18に代表される第3世代戦闘機がようやく出揃ったころで、次々と新型機が現れ、モデル化するネタは事欠かなかった。当時の世界情勢はともかくとして、模型店に行くたびに新型機のモデルが棚を飾っていたあの頃は、数を揃えたい少年モデラーにとって幸せな時代だったのかも知れない。まだまだプラモデルが少年たちのホビーの代表格だったときの話である。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

ココログ製作、一段落

週末に一念発起してウェブログサイトの本格オープンの作業を開始、取りあえず一段落した。
なぜ従来のHPの更新を停止しウェブログに移行したかというと、自分の場合は作成ソフトでの更新が面倒になったことが一番大きい。もともと怠け者であるからして、日記をWEBサービス上に移し、さらに読書日記をblog化してなるべく更新を簡単できるようにしてきたのだが、それならいっそそれを一緒にしてしまえと考えたのである。
なるべく人と違うことがしたく、なおかつカッコいいことはマネしたい子供のような性格なので、既存のテンプレートデザインではもの足りず、簡素なサイトにするはずが結局1日がかりの作業となった。簡単さがウリのウェブログだが、こだわろうとするとキリがなく、HTMLも多少は使いこなさなければいけない(自分はほとんどコピー&ペーストだが)。
過去ログの整理などもしなければならないのだが、しばらくは試行錯誤しながら運用していくので、これからもチェックをよろしく。

追記①画面右側の月の満ち欠け画面が設置してあるのはカッコいいから、それだけです。
追記②過去ログの整理の意味もこめて、「ミリタリーマニアの長き道のり」の不定期連載、始めます。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« February 2004 | Main | April 2004 »