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不定期連載 ミリタリーマニアの長き道のり④in1985

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<復刻版「プラモ狂氏郎」の表紙>
プラモ狂四郎の存在の大きさ
不定期連載を読んでくれた方は自分がずっとエアクラフトモデルばかり作っていた印象があると思う。しかし遅れていた、というだけでブームにはしっかりと乗っていた。自分がガンプラに手を染めたのはすでにガンプラブームは峠を越えたころ。本筋のガンダム・シリーズは「MSV」というバリエーションに移行、その他いわゆる“リアルロボット・アニメ”に登場するロボット(ウォーカーマシン、ラウンドバーニアンその他)が乱立していた時期。そのプラモデルを近所の文房具屋で買い、近所の仲間たちが工具を持って集まって製作にいそしんでいた。なにゆえ、遊ぶのならともかく、集中が必要なときにわざわざ集まるのか。みんなでジャンクパーツ(使わない、あるいは壊れたモデルのパーツ)を持ち寄り、“改造”をし、オリジナル・モデルを作るのである。少年たちがストレート組みを拒否する理由は「コミックボンボン」、そしてそれに連載されていた「プラモ狂四郎」の影響があった。
 「コミックボンボン」は今も少年たちをリードするコミック誌だが、ガンプラブームを創ったのも「コミックボンボン」だった。当時、スケールモデル製作に閉塞感を感じていたモデラーたちが、ただのアニメモデルに過ぎなかったガンダムにSFテイスト、ミリタリーテイストを持ち込んで“リアル”を追求する。少年たちはそうして製作されたモビルスーツの虜となった。そしてそれに輪をかけたのが「プラモ狂四郎」である。
 自分たちが作ったモデルをコンピューター上で再現し、対決するという“プラモシュミレーション”で少年モデラーたちが腕を競う、というのが大雑把なストーリーで、主人公の京田四郎がライバルたちとの戦いを通して成長する物語は、“プラモ版スポコン”ともいえるものだった。そしてそこに登場する「パーフェクト・ガンダム」をはじめとするオリジナル・ガンダムに誰もがあこがれ、読者である少年たちはそこにたどり着こうとしていた。頭に描いたプランを実行し、オリジナル・モデルを作る。間違いなく、少年たちはクリエイターだったのである(ちょっと過熱気味に)。
 大人になった今では、「プラモ狂四郎」がガンプラのメーカーであるバンダイのプロモーションでもあったことも知っている人がほとんどであろう。しかし、復刻版を読んで伝わってくる“情熱”はホンモノだった、と断言できる。


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