妊娠にオスは必要なし?
東京農大で、精子を使わずに卵子だけを操作してマウスの子どもを誕生させる実験が成功した。
このニュースを聞いて思い出したのは映画版<超時空要塞マクロス>のこのセリフ。
「バイオテクノロジーの発達により、異性人たちは男は男、女は女だけで子孫を残せるようになった。やがて男と女は互いに争うようになり・・・」(うる覚えなので引用は不正確)
もちろん実験は、生物の発生に雌雄が必要なわけを解き明かすのが目的であり、生物が発生する際の仕組みを解明する取り組みの一環である。決してオスまたはメス単独で子孫を残すための技術開発ではないし、実験の成功例の少なさを見ても確立した技術にするには時間がかかるだろう。クローニングには成功しても、その仕組みがいまいち分からないのと一緒である。
しかし、バイオテクノロジーの分野は現実がどんどんSFに近づいていくなあ。100年後の人類は今と変わらない方法で子孫を増やしているのだろうか、なんて気分にさせられるニュースである。
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