<鉄人28号>がおもしろい
テレ東系列で深夜に放映されている<鉄人28号>がおもしろい。
恥ずかしながら<鉄人28号>といえば主人公・正太郎が”ショタコン(少年しか愛せない女の人のこと)”の語源であることぐらいしか知らず(笑)、今回のリメイクもネット界隈で評価が高いので、何気なく見始めたのだが、これがなかなか深い。単なる勧善懲悪のストーリーだと勝手に思っていたのだが、意外に苦悩の物語である。舞台はまだ”敗戦”の風景と気分が残る日本。占領から脱したとはいえ、アメリカ軍の影響は消えておらず、陰謀が渦巻いている。鉄人28号はいわば正義の味方として登場するが、そもそも鉄人は兵器として開発されたロボットであり、それを使うことに操縦者・正太郎は苦悩する。鉄人の前に現れる”敵”も、戦争のために禁忌を破り苦悩する科学者であったりして、一筋縄ではいかない。戦後、あるいは敗戦をドラマに色濃く反映させているのだ。戦争を”清算”しようとする大人たちと、それにとまどう戦争を知らない子供(正太郎)の対比は秀逸だ。
弦楽奏が中心の古風なBGMととともにドラマが盛り上がる、おすすめアニメです。
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