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2004.06.02

ドイツ・ロシアが兵器共同開発に合意

ロシアのイワノフ国防相とドイツのシュトルック国防相は2日、ロシアのサンクトペテルブルクで会談、第三国への輸出も視野に両国が兵器の共同開発に乗り出すことで合意した。
ロシアの兵器はカタログ・スペックどおりの性能を発揮すれば、アメリカの最新鋭兵器を凌ぐものも多い。例えばこのニュースにある”対空ミサイル”がS3000だとすれば、限定的ではあるが対弾道ミサイル能力も持つし、”攻撃へり”にしても、Ka-50ならばシングル・シートで任務をこなす世界的にも珍しい攻撃ヘリである。問題はロシアの軍産複合体を支えるべきロシア軍の資金不足が深刻で、こうした通常兵器は「開発すれど買ってもらえない」という現実があり、生産あるいは改良がままならぬ状況にあるのだ。また、湾岸戦争でロシア製兵器がアメリカ製兵器にまったく歯が立たなかったことから国際的な信用を失い、ソ連崩壊後のロシアの熱心なセールスにも関わらず、他国からの受注は伸びていないのが現実だ。
そこのドイツの助けが入れば、兵器としての魅力が格段に違うことになる。ソ連時代から、基本技術・設計はしっかりしていても、工場の品質管理・生産技術の問題で粗悪な兵器(一般工業製品もだが)になることが多々あった。そこに工業先進国・ドイツのアドバイスが入れば製品として格段に信頼性が向上したものになるだろう。また、ドイツの技術が入ることで、”ブランド・イメージ”がまるで違うものになる。
記事の指摘にもあるように、拡大NATO、あるいはEUとの兼ね合いもあるだろうが、むしろ欧州とロシアが結びつくことで、欧州vsアメリカvs中国の三極構造ができる日が案外近いのかも知れない、と感じさせるニュースである。
 

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