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2004.07.05

台湾国防部、アメリカが提示する潜水艦価格に不満

台湾国防部はアメリカより購入予定の通常推進潜水艦8隻について、価格が高すぎるとアメリカに見積りの変更を要求した。「フランスがマレーシアに売った同程度のモノの価格の3倍」だそうである。
これはアメリカの見積りが正しいと思う。現在、アメリカの造船所には通常型潜水艦の建造経験は、もはや何十年とない。原潜にしろ、ディーゼル推進にしろ、潜水艦の建造には特殊なノウハウと経験の蓄積が必要だ。<世界の艦船>ですら、この台湾の潜水艦購入に関しては、アメリカがドイツかオランダに建造を依頼・購入し、それを台湾に転売するのではないかと予測していた。アメリカが通常型潜水艦建造を再開するのは、アメリカ海軍がそれを配備・購入する以外にはありえないとしていたのである。台湾としても、ホントはドイツあたりに発注したいんだろうが、国際社会の複雑な駆け引きがそれを許さない。
ところで、世界の商船の20%あまりを建造し、なかなかの性能を持つフリゲート(搭載兵器は外注だが)をたくさん建造・配備している国が近くにある。その国は潜水艦を国産できる数少ない国で、通常型潜水艦としては最大級の潜水艦を保有し、冷戦の中で培った運用実績も蓄積されている。最近流行のAIP(非大気依存推進)も次の艦からは搭載予定。しかもこの国は防衛大綱で潜水艦保有数を16隻としており、造船所への発注を絶やさないために他の国では考えられない艦齢で潜水艦を退役させている。中古でもよかったらイイ出物がすぐにあるし、新造でも2年もあれば同じく国産の魚雷とSSMをつけて売れるんですがね。武器輸出の規制さえなければ、だけど。
コンバットプルーフされていない日本の兵器なんて、規制がなくったって誰も買わないと思ってたけど、近くに市場があることを再確認できたニュースである。

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