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2004.07.13

書評<監督力>

監督力
西部 謙司
サッカー評論の書き手の中で、現時点で一番おもしろいと思っている西部氏の新刊。戦術に偏らず、特定の選手に思い入れることなく、少しユーモアを交えた記事には信頼がおける。本書は今回はあらゆるスポーツの中でも役割が大きいサッカーの監督について、雑誌などに掲載された記事をまとめたものである。
本書はサッカーの監督の役割について少し前置きした後、まずレアル・マドリードやマンチェスター・ユナイテッド、アーセナルなど、メジャーチームの有名監督や、Jリーグで一大ムーブメントを引き起こしたオシムの手法を紐解いてゆく。伝統あるチームの方針やワガママな選手たち、それに自分の考える戦術とどう折り合いをつけていき、チームを形作っていくのか。そしてそれが一致したときに真に強いチームとなることがよく分かる。
さらにはチームの方針に従って監督を選ぶ側の強化部長についての記事などは興味深い。
でも一番良かったと思うのは西部氏が触れた監督たちのちょっとしたエピソード。サッカーと人間を書くときの微妙なバランスに、西部氏ならではの感覚が良く表れていると思う。

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