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P3C後継機、国産開発を見直し…米新型機を検討

防衛庁の関係者が、P-3Cの後継機となる次期哨戒機(P-X)について、国産に加えてアメリカのMMA(多任務洋上哨戒機)の採用も視野に入れる再検討に入ったと明らかにした。
P-XはC-1の後継となる次期輸送機(C-X)とコンポーネントを共用しながら国内開発が進みつつあった。C-Xに関してはエンジンはアメリカ製が採用されるが、P-Xのエンジンは国産の採用を予定しており、将来的にはオール国産の旅客機製造への発展までつなげたいのが航空産業界の意向らしい。よってC-XではなくP-Xの見直しは「日本の航空産業潰しの外圧」や「政府から国内企業へのコストダウン要求のプレッシャー」など、いろいろ勘ぐれる。
そもそもP-Xについては、アメリカ海軍のP-3C後継機開発が冷戦崩壊による潜水艦脅威の低下により、遅々として進まなかった間隙をぬって出てきている。1980年代末に検討されたP-7開発計画あたりが順調に進んでいれば、国産機開発の余地などなかったはずだ。よってMMA計画が前に進めば、インターオペラビリティを重視する海自がその採用を検討するのは当然だと思われる。そもそも、この種の作戦機はドンガラよりも搭載機器の方が重要なはずで、対潜機器の装備について、アメリカ製と国産を検討した方が建設的ではないか。旅客機製造についてはヨーロッパもアメリカも国策であり、本気なら対潜哨戒機あたりと混同するべきではあるまい。
ここで思うのは、すわC-Xはどうなるのか、ということであるが、C-Xが要求する貨物搭載量と航続距離は「他国に脅威を与えない」よう気を使った空自(と政府)独特のものだし、高翼でテイルにカーゴドアを持つ輸送機は旅客機とは本質的に違うので問題はあるまい。個人的にはC-17あたりを10機ぐらいリースすればいいと思うのだが。輸送機については「大は小を兼ねる」という発想、当てはまると思うんだけどなあ。
「南西諸島のとある島がゲリラに占拠される。西部方面隊普通科連隊が対処するが、敵が意外にも重装備だった。そこで北海道からC-17を使って重装備車輌をスイング」なんてシュチュエーションを想像してしまった。陸自の駐屯地見学に行きすぎだな。

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Comments

自分は航空宇宙工学専攻なのだが、こういうことがあるとなんのために勉強してんだか分かんなくなる。日本じゃ部品は作れても飛行機まるごとは作れないのか・・・

Posted by: むう・・・ | 2004.07.20 at 22:39

えっと、まず文系出身のマニアが好きなこと書いててすみません。技術者の人には切実な問題ですよね。でも、ロケットもそうなんだけど、こういうコストが天文学的な科学技術は国が国策としてやんなきゃいけないと思います。エアバスにはEU各国が協力してるし、アメリカにしてもボーイングが生き残るためにいろいろと気をつかってる。ヴィジョンがない、というのは日本のどの分野でも一緒ですね。

Posted by: ウイングバック | 2004.07.20 at 23:09

アメリカのMMA導入と言うのは絶対反対です。
これでは次期哨戒機のために820億円計上したのは一体なんだったんでしょうか?
日本の次期哨戒機は国産エンジンを使う予定のはずです。このままでは航空産業は大打撃を受けます。
日本という国には国家戦略がないのでしょうか!!このままではアメリカの属国になってしまいます。
F-2支援戦闘機の二の舞にはなってほしくありません。
それにMMAが量産されるのだって2013年ぐらいからでしょう?だったら早く開発が済むPXのほうがまだマシです。

Posted by: ブラボー | 2004.07.24 at 21:40

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