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書評<全米無差別テロの恐怖>

全米無差別テロの恐怖  SPHERE OF INFLUENCE
カイル・スミス  KYLE MILLS
舞台は9.11以後のアメリカ。アルカイダがアメリカ国内にロケットランチャーを持ち込み、無差別テロ攻撃を予告する。アメリカ全土がパニックに陥る。当初は事件捜査に関わってなかったFBI捜査官マーク・ビーモンは、かつての同僚の依頼や型破りな気質にから、次第に事件捜査の焦点になっていく。事件はアルカイダだけの犯行ではなく、背後には巨大な麻薬密輸組織やCIAの謀略が絡んでいた・・・。
タイトルは何やらパニック映画のようだがそうではなく、またテロリストとの戦いでもなく、CIAの謀略を暴いていくミステリー。事件の捜査が進まない、というか小説の全体像がなかなか明かされない前半部分はちょっとモタつくが、主人公がしがらみを断ち切って麻薬密輸組織のボスとちょっとした協力体制を組むあたりから、物語は一気に加速。ラスト近く、テロリストとの戦闘よりもCIAの官僚たちとのカラミの方が盛り上がるのが、この小説の主題がよく現れていると思う。

初版2004/06 扶桑社ミステリー/文庫

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