イラクで拘束された日本人、殺害されるなど
朝から大きなニュースが飛び込んできたため、TVをずっとチェックしていたら、休日が終わってしまった。感想をいくつかアップ。
バグダッドの男性遺体、香田証生さんと確認 指紋が一致
前回の”3バカ”拘束事件のときと比べると、報道はあっさりしたもの。被害者が惨殺されたことで、その行動の愚かさへの批判は控えめ。その代わり、強調されるのは昨日からの政府周辺の情報の錯綜ぶり。情報がアメリカ頼りであることは確かだが、その議論の行き先は「日本にも何らかの統合した情報機関が必要」だと思うんだけど、そこまでは触れない。政府とアメリカを批判するだけでは何も解決しません。
アメリカの右派キリスト教原理主義組織の拡大
アメリカの大統領選挙に絡んで、先週のBSドキュメンタリー、今週のサンデープロジェクトの特集で取り上げられている。日本人がよく目にするニューヨークやロスといった大都会とは全く関係なく、アメリカの大部分をしめる田舎では保守化がますます進んでいる。ブッシュ大統領の支持基盤であるキリスト教右派は、その不寛容さでイスラム原理主義組織との差はない。白人たちの子供が神の名を叫ぶ様が、「アラー・アクバル」と叫ぶテロリストと同じぐらい恐ろしく見えたのは自分だけだろうか。
海自P-3Cの洋上警戒飛行
なぜか自衛隊取材が大好きなTBSの報道特集で、八戸と那覇のP-3Cオライオンの定時パトロールの同乗取材。P-3Cは高性能な対潜哨戒機であるが、ソ連極東艦隊の脅威が消滅した今、その任務は洋上警戒中心にシフトしている。今回は東シナ海での中国との摩擦を中心に取り上げられていたが、問題はP-3Cが監視飛行を続けても、海自自体には不審船その他に手を下す権限がないこと。データリンクや探知装備うんぬんを言う前にやることはいくらでもあります。
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