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フランス大統領、訪中で40億ユーロ規模の契約達成

フランスのシラク大統領は12日、フランス企業トップら約50人を引き連れた5日間の中国公式訪問を終えた。今回の訪中で、フランス企業は中国政府や企業から合計40億ユーロ(約5400億円)規模の契約を取り付けた模様、だそうだ。
中国においては2003年から2005年にかけて「フランス年」なんだそうだ。経済発展著しい中国と商売上手なフランスが急速に接近している。天安門事件以来、アメリカは中国と距離ができたままなので、その隙をぬうようなフランスの動きを見ると、ホントに国際関係における立ち回りがうまい(節操がない、ともいう)と思う。
こうしたフランスの中国への接近の行く末は、EU(欧州連合)の対中武器禁輸の撤廃にあるようだ。フランスは15年続くこの措置の撤廃を強硬に主張している。フランスが誇るラファールやルクレールといった最新鋭の戦闘機・戦車はいずれも輸出がふるわず、かといってフランス軍も国防費削減で採用数が減っており、ダッソー、GIATといった軍需企業はいずれも苦境に陥っている。中国人民解放軍に不足しているのはこうした最新鋭の兵器であり、需要と供給が一致しているわけだ。
ただでさえ、ロシアのSu-27やソブレメンヌイ級の導入により、数頼みの旧式の軍隊からの脱却を図りつつある中国に、こうしたフランス製の兵器が導入されれば、日本も含めて近隣諸国の大きな脅威になる。
ところで、中国に相対する台湾空軍の主力戦闘機の一つはフランス製のミラージュ2000であり、海軍には同じくフランス製のフリゲート、ラファイエット級の改良型が導入されている。武器禁輸が撤廃され、その後に台湾海峡で事が起きればフランス製兵器が対峙することになる。商売上手なフランス人たちは、この事をどう考えているのであろうか。

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