日本の国益を守るためにも金正日体制を崩壊させてはならない
ここ最近の北朝鮮の動向に対する切込隊長さんの考え。
湾岸戦争のときに、なぜアメリカはバクダッドに進撃せずクウェートを奪回する段階にとどめたかについては、サダム・フセインがいなくなると中東が不安定になるから、というのが有力な理屈の一つだ(F・フォーサイス著「神の拳」ほかに散見)。果たせるかな、10数年後にイラクに攻め入りサダムを拘束すると、アメリカ軍自身の対応のまずさも手伝って非常に不安定な状態に陥っている。
北朝鮮についても冷徹に損得を計算すると、切込隊長のこの考え方に集約されるんだろうな。正義感ぶって独裁者の排除を考えると、ロクなことにならない。拉致問題で誠意ある態度を引き出せれば、とりあえず日本としては現状維持の方がいいというのは同意。問題はアメリカで、中東と違って石油がないので「相手にしない」が今のところ基本姿勢なワケだが、これからアメリカ太平洋軍の再編も絡んで、どう姿勢が変わるかよく分からない。
とりあえず日本政府には、万が一に備えて、海自とともに海上保安庁艦艇の増勢を希望。
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