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2005.02.01

書評<国防>

国防
石破 茂
ミリオタに惜しまれつつ去った第65代防衛庁長官が、自身の国防論についてまとめた本。政治家の本なんて普段なら意地でも買わないのだが、面白そうなので衝動買い。
題目としては長官在任時代のトピックスであるミサイル防衛導入、有事法制、自衛隊イラク派遣などについて、その必要性や意義などを論理的に、平易に説いている。その論理回路はミリオタならずとも至極まっとうなものだと感じさせるのではないか。また、その論理を朝日”反日”新聞が代表する夢想的平和主義と対比してあり、明確さを際立たせることに成功している。
小泉首相が唱える改革の中で、実はもっとも進んでいるのは防衛庁の改革である。氏はその改革の旗手であった。よって我々外部から見るよりも、防衛庁幹部とは相当な確執があったことが本書からもうかがえる。それは氏が軍事について明確な知識を持ち、自衛隊の持つ問題点を認識していたからこそである。
氏が国防を見据えるその視点は、歴史と兵器のスペックを熟知しているから持てる視点、すなわちミリオタの視点である。そこにあるのは思想ではなく、論理である。本書は平易な記述なので、盲目的な平和主義者にこそ読んでほしい。
なお、あとがきで氏は”てっちゃん”であることも告白している。どこまでも期待を裏切らない人である。

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