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無差別爆撃は有効だったのか

録画しておいた「無差別爆撃の歴史」(NHK-BS放映)をやっと見た。
ドキュメンタリーを制作したのはドイツで、第2次大戦でのイギリス・ドイツの戦略爆撃に関わったパイロットたちの証言で番組を構成している。
イギリスはロンドンを中心にV1、V2という巡航ミサイルと弾道ミサイルの萌芽というべき兵器の攻撃を受け、ドイツは各都市にアメリカのB-17も加わった大型爆撃機の絨毯爆撃を受けた。それぞれの攻撃は国家の戦争継続の意志を挫いたか?連合軍は結局、ベルリンへの侵攻を必要としたわけで、番組の結論は否定の方向だった。戦略爆撃を企図したイギリス空軍のアーサー・ハリスは空軍幹部の中で、唯一受勲のない将軍だったという。
しかし、その後の占領という段階で連合軍の兵士を待っていたのが、まだ抵抗の意志を持つ国民ではなく、疲弊した国民だったというのは、冷酷な言い方だが戦略爆撃の”効果”があったのではないかと個人的には思う。
それにしても、第2次大戦時のヨーロッパにおける都市爆撃の犠牲者が約60万人。これに対し、連合軍・ドイツ両空軍の戦死者8万人あまり。不謹慎だが、これはあまりに割の合わない攻撃ではなかろうか。アメリカ空軍が第2次大戦後に核兵器にあれだけこだわったのは、ソ連の脅威だけではなかったんだろうな。

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