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2005.04.01

HASEGAWA Since1941

飛行機プラモメーカーの雄、ハセガワの飛行機プラモの歴史と魅力を扱ったムックがイカロス出版から出版された。\2800と少々高いが、足掛け20年以上は付き合ってきたプラモメーカーの本ならば買わねばなるまい。
ハセガワのプラモで一番記憶の底にあるのは、旧版の1/72F-4Jだ。数あるネービー・ファントムで一番有名な機体といっていいVF-96の” ShowTime100”、エースとなるカニンガムの乗機だ。今のスマートなモデルと違いリベット表現が施してあり、随分ゴツゴツとしたモデルだったと記憶している。ランナーから切り離して組み立て、塗装はタイヤなど最低限、デカールを貼って出来上がり。以後、ハセガワの1/72ジェット戦闘機シリーズが俺のプラモデル人生の中心にあった。
最近、どうも不安だったのは数あるプラモデルのジャンルの中で、飛行機モデルだけが随分と前から進化が止まっているのではないかということだ。だがハセガワの歴史を辿ると、飛行機モデルも進化しているだけではなく、ユーザーの要望にちゃんと答えてきたことが分かる。例えば80年代後期発売の新しい1/72トムキャットはディテールにこだわっているものの、どうにも分割が複雑でベテランでも造りにくいモデルだった。だが最近発売の新金型モデルは”ハセガワ・スタンダード”と呼ばれるカッチリとしたモールドながら適切な分割で造りやすいモデルとなっている。進化は続いており、”枯れた”分野ではまだまだないのだ。
ハセガワの社長は「ハセガワが造るべき物がまだまだある」とインタビューで答えている。俺たちもまだまだ組み立てるべきものがある、ということです。
(保存用に別ページ過去ログから転記・2003/04)

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