戦闘メカ ザブングル再販開始
時は20数年前に遡る。
ガンプラブームがまだ冷め切らないあの頃、オレたちのたまり場はYくんち。Yくんの両親はあのころの田舎にはまだ珍しかった共働きで、夕方まで家には大人はいなかったし、Y君の母親は、夕方までオレたちがいれば必ずお菓子を出してくれる、やさしいおばさんだった。おまけに、ときどき鉢合わせるキレイなお姉さんがいて・・・
そんなわけで、Yくんちがオレたちの作業場だった。
今みたいに、孤独に打ち震えながらペーパーがけ、なんてことはなくて、みんなでジャンクパーツとツールを持ちよって、プラモデルを製作していた。
あるものはゲルググキャノンを2連装にし、ジムキャノンと対決させる。
あるものは、リアルタイプ・ガンダムをさらにリアルにすることに心血を注ぐ。
オレが好きだったのは「戦闘メカ ザブングル」だった。
西部劇をベースにした、反抗と覚醒の物語、なんてのはオタクになってからの理屈で、ウォーカーマシンたちと破天荒なストーリーの虜だった。
ガソリンで動くマシンたちはどこか身近に感じた。
後期主人公マシンを工場からギってくる、そんな軽さがたまらなく好きだった。
子供の遊びの移り変わりは早く、ガンプラからカーモデル、ラジコン、エアガンなどを経て、高校に上がる頃にはプラモデルを作ってるヤツは、もう誰もいなくなった。
だけどオレはまだ、ここにいる。
ああ、プラカラーの補給がしたかっただけなのに、またバンダイの戦略にのせられちゃったよ。ホントにオレ、愚かな消費者だなあ、と分かっていてもヤメられない。
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