書評<トンデモUFO入門>
トンデモUFO入門
山本 弘 , 皆神 龍太郎 , 志水 一夫
「トンデモ本の世界」を世に送り出した中心メンバー、または”超常現象懐疑派”の3人が、座談会形式で”UFO学の今”を語っていく。目撃されるUFOの流行り廃り、現在のUFOのイメージを形作った人たちの素顔、UFOとSF文学との繋がりなど多岐に及ぶ。「トンデモ本シリーズ」の読者なら先刻承知だろうが、3人の立場は、アタマから肯定あるいは否定すのではなく、フシギな現象そのものを楽しむもの。それゆえ、占いオバサンが台頭し、オカルトの中での地位が落ちたUFO界の現状を憂う。そのこと自体が楽しめる人にオススメである。
初版2005/07 洋泉社/ソフトカバー
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