奴隷の平和と、無防備地域宣言と
朝4時半起きで、遠隔地へ日帰り出張。ボケた頭でサイトを巡回していると対照的な主張を見つけた。
2003年6月5日、武力攻撃事態への対処に関する特別委員会の小泉首相の発言。
自衛隊がなく、いかなる戦力も保持しない、非武装だから平和が守れるんだ、独立が守れるんだという考え方もあるのは承知しております。しかし、そういう考え方には私は同調できません。諸国民の公正と信義に信頼して、日本は武力を持たない、自衛隊を持たない、いざ侵略勢力があったら何も戦わないで降参しますということが相手への侵略を防げるかとは思っておりません。
諸国民の公正と信義、その公正と信義のない国もあるのも過去の歴史が証明しております。つい最近、イラクもクウェートを侵略しましたね。あるいは様々な国々はこの歴史の中で何回も侵略を繰り返し、戦争、紛争を繰り返しております。だから、日本だけが戦力を持たない、自衛隊を持たない、軍隊を持たなければ相手も安心して何もしないというのは余りにも危険ではないでしょうか。
<中略>
私は単なる奴隷の平和じゃなくて、平和であったらやっぱり自由に基本的人権を謳歌しながら日本の平和と独立を維持しなきゃならない。戦争は嫌だ、侵略された方がいい。確かに戦争をしなければ侵略されて、その国の独裁に任せれば戦争は起こらないかもしれません。それだったらもう奴隷の平和です。私は奴隷の平和は選ばない。やはり平素から日本の平和と独立を侵そうとする勢力に対しては断固たる決意を持って抵抗するという、その備えがあって初めて戦争は防げるんじゃないでしょうか。
田秀夫の国会質問より(情報元;昨日の風はどんなだっけ)
それに対して、全国無防備都市宣言全国ネットワークの運動内容
「(平時から)戦争不参加の意思を表明し…、そのために地域の非軍事化に努め…、戦争の危機が迫った場合には自治体が無防備地域を宣言して戦争から離脱し、あくまで地域住民の生命財産を戦果から守る運動」
無防備全国ネット紹介より(情報元;mumurブログ)
対照的な平和に対するスタンス。今ここで、その是非を論じる体力はない。
しかし、この前の選挙で負けたとある政党は、異なるスタンスを持つ人を抱え込んでいる。
国家国防を語り、北朝鮮に対しては強硬論を唱える西村眞悟氏みたいな人。社会党の生き残り、横路孝弘氏みたいな人。
民主党、負けるわけだな。
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同感ですね。
ただ、皆で同じ方向ばかり向くと組織はもたないとは思いますが。
Posted by: 高○ | 2005.09.17 23:57
>高○さん
こんにちは。
「多様な意見をリーダーシップを持ってもとめて」といいますが、もはや、まとめられる範疇の問題じゃないと思うんですよね。
民主党、どうなることやら。
Posted by: ウイングバック | 2005.09.18 11:12