SMAPと野口さん
自分はザッピングという、一番人に嫌われるTVの見方をするのだが、たまたま「SMAP×SMAP」の野口さん(この間宇宙に行った人)インタビューにかち合った。存外におもしろかった。
SFマインドを持つ者にとっては、当たり前のことを聞いて、当たり前の答えが返ってくるインタビュー、もしくは科学の挑戦をちゃかすインタビューに終わると勝手に思ってたのだが、これがちょっと違った。「宇宙では血液がアタマに集中して顔がムクみ、鼻がつまっている状態になるので、スパイシーなカレーがキク」「宇宙の日向と日陰では手袋の張り具合が違い、作業が思うようにいかない」とか、細かなデティールには「ホー!」とうなったし、野口さんのガテン系の人懐こさ(褒めてるんです)がうまく引き出されてた。毛利さんあたりだと完全に「先生」という感じだったんだけど、野口さんは”もっと身近に宇宙を感じられる人”と言う感じがスゴクよかった。
SMAP、今の10代にどれぐらいの人気があって、この番組が見られてるのかは分からないが、このテの教養が少し入った番組にどんどん出てほしいと、めずらしくジャニーズに肯定的な夜だった。
追記;土曜日の草薙クンメイン司会の「日本の歴史」はいただけなかった。日本史学科卒で、卒論のテーマが「島原の乱」だったツレと「最初の3時間がオマエの分野、最後の1時間がミリオタのオレの分野だな」とか予測してたんだけど、現代史専門のミリオタの出番はほとんどなかった。現代史こそバラエティでもいいから、啓蒙していかなくちゃいけないと思うんだけどなあ。
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