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書評<TOMCAT COLORS>

副題;「僕とトムキャット」
グラマンF-14AトムキャットがVF-1に配備されて30有余年。来年、いよいよトムキャットが引退の時を迎える。
その間、僕はいったい何機のトムキャットのプラモデルを作っただろう。今は亡きLSの1/144が始まり。タカラが発売していた1/100のエリア88シリーズのミッキー・サイモン乗機を経て、1/72に進出したのはハセガワの旧版が最新キットだったころ。小学生のとき、友達の大段君が作れなかったキットをフォローしたのが最初だったと思う。もちろんAIM-54Aフェニックスを満載だ。”24目標捜索・6目標同時追尾”はVG翼とともにトムキャットの象徴だった。組み立てはもちろんストレート、グレーの成形色はそのままで脚など最低限のところだけ塗装、その上にVF-1"Wlof Pack"のデカールを貼った。パテとヤスリが使いこなせるようになったころ、ハセガワの1/72のデカールはVF-33"Tarsiers"に変更されていた。
”日本のトムキャット”、もしくは”日本のヴァルキリー”である超時空要塞マクロスの主人公メカ、VF-1にハマり、アニメモデルとスケールモデルを行きつつ戻りつつあったころに作ったのはもちろんVF-84"JollyRojers"。ブラック・テイルにスカル・ボーンはアメリカ映画の「ファイナル・カウント・ダウン」と共に日本でのトムキャットの人気を決定づけた。
そして80年代中盤、大ブームを巻き起こした「TOP GUN」の公開。プラモ業界は”にわか景気”に沸き、フジミは新商品発売、ハセガワはデティールの徹底的にこだわった新金型に移行。こだわるあまりバラバラになったハセガワの新製品よりも、作りやすいフジミのトムキャットがこのころは好きだった。フジミもいろいろと限定品を出したが、僕が作ったのはVF-41"BlackAces"。トムキャットの初めての戦果を上げた機体だ。
90年代、湾岸戦争を最後の花道として、長く横須賀を母港にしてきたUSSミッドウェイが退役し、USSインディペンデンスが配備。同時に、厚木にトムキャットがやってきた。このテのニュースはいつだってモデラーのモチベーションを上げてくれる。就職して落ち着いた90年代終盤、フジミのVF-154"BlackKnights"を製作。自分にとっては初めてのカウンター・シェイド・スキム塗装。機体全体の塗装を筆塗りからエアブラシに完全に切り替えたのがこのころだった。
実機が重ねる歴史、キットが重ねる進化、自分のスキルの上達が同時進行だった。F-14トムキャットは、常に自分のプラモ生活の中心にあった。

モデルアート増刊<TOMCAT COLORS>を購入し、眺めていて思い出したのはそんなこと。最近のモデルアート増刊、ピンポイントでハートを撃ちぬくなあ(笑)。もう少し価格を下げてもらえるとありがたいのだが。

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Tracked on 2005.09.25 at 23:26

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