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2005.10.28

ムックあれこれ051027

<ソ連/ロシア原潜建造史>
「世界の艦船」連載を加筆修正したもの。ロシアの兵器の本が出るたび「時代は変わった」と言ってるような気がするが、これは特別な1冊だと思う。地球の太洋を制するアメリカ海軍に対抗するため建造されたSSN(攻撃型原潜)とSSGN(巡航ミサイル原潜)、国家を守るための最大の牙、SSBN(弾道ミサイル原潜)の歴史をすべて網羅しているのだ。例えばアメリカ海軍の原潜、あるいは海自の潜水艦史を同じようにまとめようとしても、開発史や事故記録など機密のベールは厚く、近い将来には決してできないレベルの記録である。

<マンガ嫌韓流の真実>
宝島社得意の?便乗本。巻頭の「嫌韓流」に戸惑うマスコミと文化人の分析以外は、さして目新しいものはなし。ネットを彷徨う方がまだ有益かと。

<誰も触れないスポーツ界 光と影>
刺激的なタイトルだが、意外とツッこんでない印象。基本的には、”各競技の協会本部の既得権益死守”と”資本主義の中でのアマチュアスポーツと企業スポーツの限界”ということに集約されるのでしょうか。各競技の現状をつまむのにはいいですが、それぞれを深く知るにはプラスして本を読む必要があるかと。

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Comments

こんばんは

ソ連/ロシア原潜建造史は連載としてここのところの世界の艦船では一番の読み物でした。

日米について、考えたことなかったですが、公開されているようで誤魔化されていそうなことって多いですよね。確かに。

>高○さん
こんばんは。
連載中から書籍化を待ってたウイングバックです。
日本はともかく、アメリカは潜水艦の分野でソ連よりも隠し事が確実に多そうです。

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