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書評<”俺様国家”中国経済とつきあう法>

”俺様国家”中国経済とつきあう法
山本 一郎
著者はネット界隈では有名な人。本人がブログで『「普通の読者は細かい論点など読みたがらないので、お前の言いたいことはともかく事情だけ面白おかしく書いてよ」という雑誌の延長線上のような書き方で平易に書いてみた。』と言ってるとおり、中国経済の何が問題かを、経済の専門用語をバリバリ使うのではなく、軽く皮肉を利かせたブログの文体そのままで解説している。「中国経済、スゴイけどヤバイらしい」ぐらいの理解しかない自分も平易に読み進める入門書となっている。グローバル化した経済がどのように動いてきたのかも大雑把に書かれているので、ここらへんを復習しつつ、中国経済の現状とその危うさがよく分かる構造になっている。日本の不幸はその危うい大国と隣人であることで、日本が覚悟しなければならない事態も予測している。表題は”つきあう法”となっているが、結局日本人には祈るぐらいのことしか出来そうにない。軽い文体でサラッと読めてしまうが、中国のことを”俺様国家”などと笑えなくなる日がここ3年ぐらいには到来しそうな予感を抱かせる1冊である。

初版2005/10 新書/文春新書

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