ラムズフェルド国防長官が中国を初訪問
アメリカのラムズフェルド国防長官は18日、アジア諸国など歴訪の皮切りとして北京に到着した。会談の焦点は国防予算の透明化などとなる見通しである。
中国が軍拡を推し進めているにしろ、現時点ではアメリカにとって、人民解放軍は脅威には程遠い。中東が落ち着くまでは台湾海峡で騒ぎを起こすなよ、ぐらいが本音ではなかろうか。EUに圧力をかけている武器禁輸にしても、中国軍の近代化よりも、その節操のない輸出姿勢から、コピーされた先端分野の軍事技術が第3国に流出する方が脅威になると見ているのではないかと思う。太平洋方面でいえば、ソ連に対峙したときと同じように日本が”フタ”になるわけだし。
長期的な観点で気になるのは、アフリカあたりでの石油を巡る問題である。いずれ枯渇するであろう中東の石油の先を見越して、アメリカの企業はアフリカでの石油開発を推し進め、中国は石油確保のためにナイジェリアあたりの”アブナイ”政府を支援したりしている。いずれ利害が対立すれば、白人傭兵や”キューバ軍事顧問団”が跋扈した時代があったように、民間軍事請負会社や”中国軍事顧問団”が跳梁することもありえると思うのだが。民間軍事会社は既に”大活躍”してるわけだし。
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とりあえず、この問題が1秒で理解できる図 前の記事はこちら↓ 1.東シナ海ガス田の生産開始?政府が中国に電話で抗議 2.中国、東シナ海に「第3の海上基地」を設置 3.東シナ海の油田開発問題 海上で中国軍艦が砲身向け威嚇 4.中国海軍、東シナ海に潜水艦も派遣 海...... [Read More]
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