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書評<反社会学の不埒な研究報告>

反社会学の不埒な研究報告
パウロ・マッツァリーノ
どうも日本人は統計や意識調査などがダイスキで、マスコミやいわゆる”進歩的文化人”の皆様もそれを根拠にニュースショーなどでトークを展開することが多い。だがマスを意識したその物言いは、どうにも違和感が残る。その統計などを根拠として人間社会を考察する社会学もまた、100%納得できる分析はない。統計や意識調査のデータを意識的に取捨選択し切り取ることで、学者が自ら考案した理論にいくらでも当てはめることができるからである。本書はそうした社会学に対抗する意味で、世間の常識を疑う”反社会学”を提唱する第2弾である。とはいっても”不埒な”とタイトルにあるように、マジメ一辺倒ではなくユーモアを交えながら考察する。
「くよくよ」や「こだわり」といった日常使う言葉を疑うことからはじまり、世間にあまたある賞の存在の意味を問い、国の経済の指標となるGDPのいい加減さを笑う。また、今回は薄っぺらなビジネス本を増殖させる中谷某(コイツの就職活動本を読んだことはオレの読書人生の汚点)をクサした短編小説も掲載されており、マスコミや文化人が大キライな人には、溜飲が下がる思いをさせてくれる一冊となっている。

初版2005/11 二見書房/単行本

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