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2006.02.03

ダーウィンと、サイボーグと、攻殻機動隊と

今、著名な進化論学者であるスティーブン・J・グールドの<ダーウィン以来>を読んでいる。進化論を中心にした科学エッセイで、その中のある章でグールドは、進化は梯子のようにまっすぐ定方向に向かっているのではなく、灌木のように枝を増やしながら分化していくものである、と説いている。

先日、BSでサイボーグ技術を特集した番組が放映されていたものの録画をようやく見た。内容は11月のNHK特集の焼直しで、神経の指令により動く義手を装着すると、脳もそれに適応することも再紹介されていた。

押井守監督の<攻殻機動隊>のラスト近くのクライマックス、素子と思考戦車の戦闘で、博物館の壁に描かれた”進化の潅木”を思考戦車が機関砲で打ち抜く場面がある。これは全身をサイボーグ化し、ネットと融合する素子のような存在は、”進化の潅木”の論理を崩すことになることを指しているのだろうか?脳を含むサイボーグ化は、人に遺伝的な獲得形質をもたらすのか?興味は尽きない。
というか、カントク、ここまで考えてたんですかね?画面的にカッコよかっただけ?

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