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2006.02.22

書評<UFOとポストモダン>

UFOとポストモダン
木原 善彦
オカルトとしてのUFOは、第2次大戦後から現在まで、いわゆる”主流”が変遷してきた。金髪美人の宇宙人とのコンタクト、グレイとMJ-12を中心とする政府絡みの陰謀、スカイフィッシュ。これらをたんに流行として捉えるのではなく、人間社会(この場合は主にアメリカ)の価値観の変遷と重ねると何が見えてくるのか。本書はUFOの謎解き本ではなく、UFOを介した社会学あるいは哲学の本である。
著者は、いわゆるビリーバーたちが形作った”UFO神話”の中心の変化と、社会の価値観の変化が一致していることを指摘し、その時代とUFO神話を重ね合わせる。前述した「金髪美人の宇宙人とのコンタクト」がまことしやかにかたられたのは第2次大戦後から1970年代前半という、科学技術や合理主義といった”理想”が掲げられた時代であり、その理想が宇宙人に投影されている。「グレイとMJ-12を中心とする政府絡みの陰謀」が語られ始める1970年代から1990年代前半までは、それらの”理想”に人々が不信を抱いた時代であり、政府などの”エイリアンに”侵食される恐怖がグレイに反映される。そして現在、MJ-12の陰謀が偽造と暴かれた後は、神話ともいえない小さな物語がポツポツと現れるだけだ。そこには社会に共通する認識が少なくなり、”個”が認識する現実が並列する時代を反映している。”宇宙からの訪問者”は、時代の価値観によって生み出されているのである。
さらにここに人種差別やマンハッタン計画の影響を重ねることによって、さらに”UFO神話”がいかに社会に寄り添って変化してきたかが説明されている。
”ポストモダン”とか”虚構の時代”とか、よく説明し難い言葉を、UFOと組み合わせる発想がまず面白いし、その説明も平易なので理解しやすい。結局、ワタシは時代の幻を見続けてきたんすね。

初版2006/02 平凡社/平凡新書

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Comments

こんばんはー

やっぱり
宇宙人なら
グレイタイプよりも
金髪美人な金星人ですよねえ

つい
うっかり
狩ってしまった食玩UFOのあんまりな出来の悪さに
唖然としているおいらなのですう(・ω・)

こんばんはー。
食玩も世に溢れすぎて、よく分からんデキのものもありますねえ。フラッと買わないように気をつけていても、うっかりは失くせないです(笑)。
それにつけ、金星人に会いたいっスねえ。

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