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NHK・その時歴史は動いた「ゼロ戦・設計者が見た悲劇」

NHKのその時歴史は動いた「ゼロ戦・設計者が見た悲劇」を見た。歴史の転換点そのものはマリアナ沖海戦だが、メインは零戦を巡る物語。格闘空中戦の能力と航続距離を至上命題として開発された零戦。それは過度の軽量化によってなしえたものであり、防弾装備がなく機体構造が脆弱という欠点を抱えていた。そしてそれを補うはずの改良においても、それらがまったく改善されることはなかった。内燃機関という、現代の基幹技術が未熟だったのが根本的要因だとは思うが、帝国海軍の要求も、あいも変らぬ「くるくるよく回る戦闘機」であり、改善ではなく改悪の要因となっていた。
この時代の戦史に詳しくない自分も知っている、よく語られる零戦の物語だが、ここで気になるのは帝国海軍の源田實という人。昨年放映されたNHK教育で放映されたスペシャルでもそうだったんだけど、戦場前線での教訓や設計者の意見を受けつけない、まったくの悪役扱いなんですよね。戦後は空自の幕僚長にまでなった人なんだけど、その扱いでいいのかなあ。歴史の評価は難しい。

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Comments

こんばんはー。自分も見ましたよ。
源田実ですか。
あの人は最新鋭の機材と優秀な人材を独占したとも言われていますよね。自分が住んでいるのは343空がいた街ですし、源田氏が亡くなった街でもあるのであんまり悪者扱いされるのも複雑な気分です。
まあ、あの辻政信すら地元では神童扱いなので、この辺りの評価は難しいですね。

零戦の中では一番好きな34型の評価が低かったのに(´・ω・`)ショボーン

Posted by: あんぐら | 2006.03.08 at 22:53

>あんぐらさん
こんばんはー。
「源田サーカス」と呼ばれ、一時代を築いたこともあったわけだし、軍人さんの評価は難しいです。

Posted by: ウイングバック | 2006.03.10 at 18:39

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06.03.20. 記事内容が 少し古いものになってしまって恐縮です。また零戦関係です。まるでオタッキーですね。 先々週、NHKが また零戦の欠陥をテーマにした番組“ゼロ戦・設計者が見た悲劇〜マリアナ沖海戦への道〜”を放送しました。零戦設計者・曽根嘉年氏の遺品メモを元に制作され8月に放送されたETV特集“零戦ニ欠陥アリ”の焼き直しで、“その時歴史は動いた”のシリーズ番組で内容は殆ど変わらず コンパク�... [Read More]

Tracked on 2006.03.20 at 10:15

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