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書評<俺が近所の公園でリフティングしていたら>

俺が近所の公園でリフティングしていたら
矢田 容生
まだ無名の高校サッカー選手の樋口。彼が近所の公園でリフティングしていると、2人の女の子にボールをかっさらわられてしまう。現日本代表をも翻弄する女子選手、モニカとの出会いだった。モニカとの出会いにより、樋口はプレイヤーとして急成長を遂げ、ユース代表にも選抜される。だがワールドユースから帰国した樋口を待っていたのは、大きな挫折だった。

2ちゃんねるのサッカースレに”連載”された、青春サッカー小説。著者の”夢”がダイレクトに伝わってくる、良作である。物語のスタートはトリッキーだが、それ以後は徹頭徹尾、主人公の成長物語である。登場するプレイヤーたちもほぼ実名なので、サッカー小説としてポジショニングやテクニックなども分かりやすい。
モニカとの出会いにより成長し、挫折し、再び立ち上がる樋口の姿は、作者自身が”なりたいプレーヤー”そのものであろう。

初版2006/03 小学館/単行本

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