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2006.03.09

書評<トンデモ本?違う、SFだ!RETURNS>

トンデモ本?違う、SFだ!RETURNS
山本 弘
自身もSF作家であり、と学会会員の著者がセンス・オブ・ワンダー溢れるSF作品を紹介するSF読本の第2弾。
選考基準は前作と同じく、著者の独断と偏見。今回は小説だけではなく、マンガ・映画までその幅を拡げている。もちろん?メジャー作品ではなく、マイナー作品が中心。破天荒なストーリー、独創的な設定でありながら、SFマインドを忘れない作品群が紹介されている。
今回は、SF小説たらしめている要素は何かを”十戒”として著者が対談形式でまとめている章もある。SFは科学的根拠から逸脱することなく大風呂敷を広げて、なおかつ物語としておもしろくなくてはならず、そして大風呂敷もたたまなければならない。考えてみれば、SF小説がおもしろいのも当然である。

初版2006/03 洋泉社/単行本

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» [本] 『トンデモ本?違う、SFだ!RETURNS』(山本弘/洋泉社) [昨日の風はどんなのだっけ?]
次回作が出たとは知りませんでした。明日にでも本屋か図書館に行ってきます。しかし山本さんのこだわりの強さ、それに自分自身が一番振り回されてるところが、いまだに健在なのは嬉しいやら、少し困ったもんだなと思ったり、それが無かったら絶対に今頃スーパー売れっ子な作家になっていると思うんですが、まあでもそれが魅力だと思っている点もあるから悩ましいところです。個人的には「猫は勘定にいれません」の氏に対する分析は、ほぼ同意です(笑)。本人的には絶対に言われたくないところだと思うんですが、思想性が真逆なだけで、僕は山... [Read More]

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