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2006.04.24

書評<解剖男>

解剖男
遠藤 秀紀
動物の遺体を解体・解剖することによって、その動物の特徴をより知ることができる。そして各動物の特徴を比較することにより、進化の系統発生、適応の類似点を推察することができる。解剖学者である著者は、知られざる学問、解剖学を紹介し、その将来を憂う。
本書はまず、巨大な動物解剖の方法やその難しさを紹介し、”硬い遺体”として骨から推察できること、”軟らかい遺体”として内臓などから推察できることに進む。あまたの学者が動物の標本から様々な研究を進めることができるのも、筆者のような解剖学者のおかげということができる。
内容自体は、遺体から分かる進化の系統など、非常に興味深い。ただ著者のレトリック溢れるというか、独特の言い回しが多用される文体は、おおむね科学書らしくないと思う。個人的には違和感ありありだった。

初版2006/02 講談社/現代新書

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