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2006.05.13

<立喰師列伝>を見てきた

押井カントクの新作、<立喰師列伝>を見てきた。東京の公開から遅れること1ヶ月、小劇場での公開。公開初日の朝イチ、20人ほどの観客が、札幌の押井信者の実数ということか。
ストーリーは押井カントクの作品にサブキャラとして度々登場する立喰師、ひらたく言えばタダ食いを職業する仕業師たちを通して、日本の戦後を描くというもの。戦後の闇市、2度に渡る安保闘争、東京オリンピックという昭和の区切りとなる出来事と、登場する立喰師たちの背景にある、啓蒙、挫折、自己否定、テロリズムを重ね合わせる。まあ、ぶっちゃけカントクとカントクの信者のためのテーゼだ(笑)。
映像の方は”スーパーライヴメーション”と呼ばれる、パタパタアニメ。”実写とアニメの融合”と謳っているが、実写で撮った人物の写真を、背景の上でパタパタと動かしている感じ。もちろん、この上にCGでエフェクトをかける。その人物たちはカントクゆかりのギョーカイの人たち。個人的には、榊原良子さんのフツーのおばさんぶりにショック(笑)。
映画全体は全編ヤマちゃんこと山寺宏一のナレーションで進む。正直、ヤマちゃんの語りについていくのが精一杯で、ライヴメーションの印象は薄い。凝った映像背景のもと、ヤマちゃんの語りで戦後史を紐解いている感じだ。マニアックなギャグが全編にちりばめられているが、映画館では笑いはわずかしか起きなかった。どうせ信者しかいないのに、連帯感が足りない(笑)。
とまあ、全編カントクの考える日本の戦後と、レイアウトを見る映画といったところ。正直、シロウトにオススメできる映画ではないが、カントクの信者でもよく分からなかった原作がなんとなく理解できたのは、映像の力の大きさというところか。
カントク、次回作は一般人に分かる方向でお願いします。

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Comments

初めまして。

個人的に天本英世さんの「月見の銀次」が見たかったです。
残念。

>煬帝
はじめまして。
以前の作品からで1カット、天本英世さんが出ていますね。
カントクも思い入れがあるんでしょうね。

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