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書評<猟奇の社怪史>

猟奇の社怪史
唐沢 俊一
”雑学の王”である著者が、アングラ系の雑誌に掲載したコラムをまとめたもの。よって本書で取り上げられるのは、人間の猟奇的な側面である。
基本的に大正~昭和30年代ぐらいまでの当時のエロ・グロを扱った雑誌の記事を手がかりに、生々しいエロ・グロ溢れる事件を紹介し、インテリ・庶民に関係なく人間の心理の暗黒面を解説する。そして我々、大衆はなぜそういったものに引き寄せられてしまうかを言及する。
人間いいかげんなもの、という視点になった著者のコラムは、アングラ系のものこそ真骨頂であると本書は感じさせてくれる。現実の猟奇事件を報じるワイドショーで、”ポリティカル・コレクト”的なことばかり喋るコメンテーターたちがいかに凡庸であるか、本書の事件の捉え方と対比すると一目瞭然である。

初版2006/05 ミリオン出版/単行本

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