<時をかける少女>を見てきた
あちこちで高い評価の劇場アニメ<時をかける少女>を見てきた。
ストーリーはタイムリープ(時間を遡ること)する能力を手に入れた少女の青春ストーリー、というところ。ささいな日常をタイムリープしてやり直すことから始まり、気持ちの迷いをタイムリープでごまかすことから物語がドライブしていきます。ちなみに筒井康隆の原作とは、わずかな繋がりがあるくらいの新しい物語。
一言でいうと、”高校生の夏に戻りたいぜ”と素直に感動させられる作品でした。タイムパラドックスというと、この世界の大状況が絡む物語になりがちだし、それでなくても大状況と個人的な状況が等価で描かれる作品が多い昨今、最後まで日常に徹しているのは好感が持てます。
倒れこむくらいに前向きの主人公、真琴のキャラ付けもグッド。個人的には、タイトルを<走る少女>にしてもいいと思うくらい(笑)。
アニメーションとしても特別に凝った作画ではないものの、抜くところは抜きながらもキャラがよく動く。街の背景描写がキレイです。
恥ずかしながら、主人公の”わんわん泣き”にもらい泣きしそうになりました。後味の爽やかな映画です。が、なぜか観客動員は振るっておらず、同人種と思われるメガネ男子がほとんど。早く上映終了するのはもったいない映画なので、ぜひどうぞ。
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