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書評<池袋ウエストゲートパークⅥ 灰色のピーターパン>

灰色のピーターパン
石田 衣良
ドラマ化されて大ブームとなった池袋ウエストゲートパークの第6弾。池袋を舞台とした、未成年者たちの鋭い暴力の物語も、トラブルバスターである主人公を巡る”人情物語”となってきた。今回は短編4編が収録されており、傷害事件の復讐を依頼され、被害者と加害者を対面させて解決に導く<野獣とリユニオン>などは、”泣かせの物語”そのものだ。歌舞伎町の浄化作戦をオマージュした?池袋の浄化作戦を取り上げた<池袋フェニックス計画>など、時事を意識しながら、犯罪の裏に必ず隠された悲劇が絡むという物語の形は不変。それにしてもこの著者、テレビにもよく出るし、新作もよく出るし、忙しい人だ。

初版2006/06 文藝春秋/ハードカバー

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