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書評<軍用輸送機の戦い>

軍用輸送機の戦い―機動力がもたらす航空輸送の底力
飯山 幸伸
昨今、軍の緊急展開や災害派遣において、欠くべからず輸送手段になった輸送機。だが、大きな搭載力が求められ機動力が制限されるも、有事の際には過酷な戦場に物資を積んで飛び込んでいかなければならない過酷な任務を背負う。
本書は軍用輸送機の発展の歴史とその作戦を追う。時期は航空機の創成期からベルリン大空輸までとなる。航空機の発展とともに第1次大戦に前後して人員・貨物の輸送が始まり、大戦間の民間航空の発展を下地として、ドイツではJu52/3m、アメリカではC-47(DC-3)の大量生産を持って、航空輸送が確立することとなる。そして空挺降下の成功と失敗、ヒマラヤ越えの過酷な飛行など、様々な経験を積むことになる。第2次大戦においては、欧州方面、大西洋方面ともに、過酷な体験をすることになる。鈍重な輸送機が制空権が確立されていない戦場に飛び込む危険は凄まじい。本書ではそうした戦場での輸送機をあますことなく伝えている。
軍用輸送機の歴史を時系列、作戦ごとに細かく知ることのできる良書である。
補給戦―何が勝敗を決定するのかのサブテキストに最適だろう。

初版2006/08 光人社/光人社NF文庫

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Comments

こんにちは 
興味深く読ませていただいています。

「軍用輸送機の戦い」読みました。良くまとまった良書だと思いました。

輸送機、輸送艦など兵站の重要性を再認識させられる1冊ですね。

この分野の良い本がありましたら、また御紹介くださいませ。

Posted by: 高○ | 2006.08.19 at 13:22

>高○さん
こんばんは。
いつもチェックしていただき、ありがとうございます。
輸送機、個人的にも大好きなんですよね。アントノフの巨人機、いつか作りたいものです。

Posted by: ウイングバック | 2006.08.19 at 19:53

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