防衛庁の予算概算要求イロイロ
防衛庁の予算概算要求に合わせ、「平成18年度 事前の事業評価 評価書一覧」が防衛庁HPにアップされている。その中で、注目どころを2点ほど。
19DD(5000t型DD)
http://www.jda.go.jp/j/info/hyouka/18/jizen/youshi/01.pdf
http://www.jda.go.jp/j/info/hyouka/18/jizen/sankou/01.pdf
次期汎用DDとして、いろいろとその姿が予測され、アメリカ海軍のDD(X)に似たラディカルな船体の想像図も世に出回っていたが、普通の艦型・装備に落ち着いている。レーダーシステムが国産のFC-3改でしょうか。これに合わせて、いわゆる88艦隊の編成も柔軟なものになるよう。数が揃えられるといいっすね。
機動戦闘車
http://www.jda.go.jp/j/info/hyouka/18/jizen/youshi/04.pdf
http://www.jda.go.jp/j/info/hyouka/18/jizen/sankou/04.pdf
KT-Xと呼ばれる次期MBTもまだ姿を現さないのに、新しい装輪戦闘車の開発が始まるようだ。歩兵支援用に105mm滑腔砲を搭載するストライカーMGSよりも、イタリアのチェンタウロ装輪戦闘車の方が近いかな。装軌のKT-Xと使いどころが違うのは分かる。だけど、ピラニアのパテント取って開発中の新装輪装甲車とファミリーなのか、それともまた別のプラットフォームを開発するのか?ストライカーMGSも105mm搭載には苦労したみたいだし、それでもいいような気もするけど、コストが上がり少数配備になる可能性が高い。さらに、新世代の歩兵携行ATMにメルカバが撃破されているレバノンの戦訓を知ると、装甲に相当の妥協が必要となるこの種の戦闘車両の妥当性が根本的に問われる。こちらの方は19DDと比べて、悩みが深いなあ。
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ミリタリーマニアの生きる道より。予想図はこちらの2ページ目を参照。国産レーダシス [Read More]
KT-Xじゃ、なんか韓国の次期練習機みたいじゃないですか。
Posted by: ドーナッツプラント | 2007.02.24 01:52