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2006.09.03

<マイアミ・バイス>を見てきた

本日より公開、<マイアミ・バイス>をレイトショーで見てきた。
80年代に大ヒットしたアメリカの刑事ドラマ<マイアミ・バイス>を、当時スタッフとして参加していたマイケル・マン監督がリメイク。ドラマのマイアミ・バイスは、フェラーリを駆る粋な刑事2人組のバディ・ムービーで、ガンマニアなら主人公愛用の”ブレン・テン”なるオートは忘れられないハンドガンのはずです。
この映画は設定だけを引き継ぎ、ほぼ別のシリアスな物語が展開します。マイアミの粋な刑事2人組が、運び屋として巨大な麻薬組織に潜入、幹部と駆け引きを繰り広げながら、追い詰められ、追い詰めるのがメイン・ストーリーとなります。基本的にはバディ・ムービーですが、2人含めてチームとして動いており、いかにも信頼できそうな上司、バックアップの女性捜査官も脇役として印象的で、ドラマ時代のある種の非現実感は完全に消えてます。
さすがマイケル・マン監督、期待に違わず迫力ある映画に仕上がってました。潜入捜査のサスペンスの中に男と男の駆け引き、男と女の駆け引きを引きずりこみ、しつこいぐらいのアップで、人間の情念を描き出します。マン監督としては珍しく男と女の描写が長い分、2人の主人公の信頼というような描写が少ないのが個人的には難点ですかね。そして、マン監督こだわりのガン・アクション。金属音溢れる銃声と、銃撃する人間にカメラが寄り添ったり、CGを使わない、実際に現場にいるようなカメラワークが描くその迫力に圧倒されます。12.7mmのバレットの凄まじい破壊力、5.56mmのアサルト・ライフルの貫通力を見事に描き切っています。
主人公たちの使う銃はソニーのSIG550が目立つぐらいで、主人公2人のハンドガンもおそらくS&WとSIG SAUERのモデルのどれか。さすがにブレン・テンは出てきませんでした(笑)。
とにかく、最後の銃撃戦の音を聞くために映画館に行くのもあり、と思うぐらいです。もう1回見に行こう。

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映画・テレビ」カテゴリの記事

Comments

ウイングバックさん こんにちは
お久しぶりです
「マイアミバイス」
GUNマニアは必見ですか?
ドラマはテレビ東京でやってましたね・・
「マイアミバイス」とその後の「俺がハマーだ」をれんちゃんで見てました。
銃で言えば「ブレンテン」と「44マグナム」と言う訳ですが・・・

>kisimotoさん
お久しぶりです。
マイケル・マン監督、ガンアクションは見事の一言につきます。
サスペンスとしても面白いので、ぜひどうぞ。

「コラティアル」よりも・・と期待した僕が馬鹿でした。主演の2人がまるでなっちゃいない。
映画は「色っぽさ」が必要です。つまらないの一言です。もっといい映画を作らないと僕が作るぞ
これじゃ「リトルブリテン」のほうがいい。
僕の選んだ10作には入れません。

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