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2006.10.31

書評<女子高生、リフトオフ!>

女子高生、リフトオフ!―ロケットガール〈1〉
野尻 抱介
父を探すためにソロモン諸島を訪れた女子高生、ゆかりは、そこで日本が密かに進める有人宇宙計画にスカウトされる。ハード・ソフトともギリギリの計画はトラブルの連続。そして最大のトラブルはリフトオフの後に訪れる。

1994年初出の古めのライトノベルだが、アニメ化ということで新装版にて発売された作品。 妙に凝った設定やいわゆる萌え要素を意識した昨今のライトノベルと違い、シンプルで正統派ともいえるSF作品。科学的に夢見るような設定ではなく、あくまで現実に沿った宇宙ロケットの打ち上げ物語だ。逆にそれが新鮮で、すらすらと読んでしまった。続編も刊行されるとのことなので、期待大である。

初版2006/10 富士見書房/富士見ファンタジア文庫

2006.10.30

F-14A Day3rd

本日のトムキャットは脚など小物をチマチマと。
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このフジミのトムキャット、タイヤはゴムタイヤ付属。これは個人的には、エッチングパーツよりありがたい。まだこのころのミサイルはホワイト塗装なのね。後はミサイルの排気口の穴を開けたり、定番の作業の連続。

気晴らしに本屋に行ってアフタヌーン買ってくると、こんなフィギュアついてました。
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バネで胸がぶるぶる震える、大野さんフィギュア。萌えるとかどうとかというより、発想がアホ過ぎる(褒めてます)。


2006.10.29

F-14A Day2nd

フジミのトムキャット、インティークなど塗装後に全体組み立て。
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パーツの合いは悪くないのですが分割の都合上、中央胴体とエンジン収納部分に妙な隙間ができがちなので、瞬着流し込んでテープで固定。この状態の胴体を見てなぜかボンテージファッションをイメージしてしまった。オレも相当ダメになってきてるな。
主翼は前縁と後縁のフラップダウンができますが、今回は主翼格納状態で組み立てるため、固定。それでもって仮組み。
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うーん、デカイ。もう1本、クレオスのH315を買ってこよう。

2006.10.28

本日のお買い物 061028

Amazonとコーチャンフォーと文教堂のクレジット明細を見て大反省。と言いつつ、今日も今日とてホビーショップへ。
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現在トムキャットを製作中なのに、さらに買い足してしまう。ハセガワ1/72のF-14Dトムキャット"VF-31 Tomcatters"。最後までトムキャットを使用した部隊のCAG機の最終仕様、だと思ってたんだけど微妙に違う。購入検討中の方はご注意を。もしかしてラスト・トムキャットのアニバーサリー機の前にもう1回、限定バージョン出す気じゃねーだろーな。
もう1機はこの夏に小樽に来たキティ搭載の"VF-102 Diamondbacks"の新しいCAG機。もう購入は義務みたいなもんっすね。カルトグラフはカラー部分丸ごとデカールと、レッドのみ塗装バージョンの2種類の親切仕様。
さて、しばらくは現用機攻勢でいきましょうかね。


2006.10.27

書評<ヤングガン・カルナバル バウンド・トゥ・バイオレンス>

ヤングガン・カルナバル バウンド・トゥ・バイオレンス
ヤングガン・カルナバル―銃と恋人といま生きている実感
ヤングガン・カルナバル―天国で迷子
ヤングガン・カルナバル―ドッグハウス
深見 真
この間、書評をアップした「ヤングガン・カルナバル」の続編を一気読み。現役高校生の若き殺し屋”ヤングガン”の塵八と弓華を中心としたガンアクション・ノベル。武闘派のマフィア、復讐に燃える元自衛隊特殊作戦群などとの戦闘を挟みながら、2人が当面の最大の敵とする豊平重工との決着に挑む。いろいろと伏線は残すが、とりあえず「ドッグハウス」で<第一部完>といったところ。
アクションシーンが華麗なものの、主人公2人の高校生の戦闘能力が高すぎて、いまいち感情移入しずらかったの1作目だが、2作目からは徐々にアクション映画の”黄金則”を散りばめながらストーリーが進行させることでストーリーが盛り上がっていく。主人公の兄、あるいは父代わりだった人物の死とそれを乗り越えていく過程。主人公と主人公の大切な人が拘束、拷問され、そこから救出される過程。パターンといえばパターンだが、だからこそ何度も読み返したくなる場面が生まれる。
それにしても、使うガンたちが少々マニアック過ぎないだろうか。それなりにガンヲタを自認してる自分も床井雅美氏の現代ピストル図鑑 最新版などをひっくり返しながら読んでいるのだが(笑)。ヘンにノスタルジックなガンではなく、あくまで新鋭にこだわっているのに好感は持てるのだが。

初版2005/05~  徳間書店/新書ノベル

2006.10.24

書評<軍事を知らずして平和を語るな>

軍事を知らずして平和を語るな―Issues on Japanese defense
石破茂  清谷信一
元防衛庁長官にしてミリオタ国会議員、石破氏と、軍事評論家である清谷信一氏の対談をまとめたもの。
その話題は憲法9条、自衛隊、愛国心、日米同盟、特定アジア、軍事メーカーなど、多岐に渡っている。基本的には石破氏と清谷氏の普段からの主張を聞いたり読んだりしていたら、そう”新しい”と感じる主張はない。きちんと論理立てて国防について考え、”考えうる最悪な事態に備える”必要性を説く。空虚で、もはや宗教的な平和主義者たち(市民団体と呼ばれる人たち)を批判する。
愛憎半ばするゆえに自衛隊と日本の防衛産業を憂う清谷氏の暴走を、そうは言ってもやはり元防衛庁長官である石破氏が止めるという、なんだかどちらが政治家でどちらが評論家か分からなくなる部分はあるが(笑)、総じて正統派の主張を手早く読める対談集だ。

2006.10.23

F-14A Day1st

SeaHawkがヒジョーにテンションの下がる事態に陥ったため(サーフェサーのバカ!)、次回作に手をつけます。
先月に引き続き、航空ファン連動企画ということで、先日ラストフライトを実施したF-14Aトムキャットをいきます。
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キットはフジミの1/72。組みやすさとディテールのバランスが取れていて、自分的には評価が高いキットです。塗装はトムキャットの数少ないスコアの1つ、リビアのSu-22を撃墜したVF-41”BlackAces”で。このパッケージのキットにはロービジのVF-111やイラク空軍仕様のデカールも入っており、ちょっともったいない気もするのですが。
ストレート組みを是とするウイングバックですが、今回はちょっとだけエッチングパーツを奢ってコクピット製作。
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シートにはエッチングのシートベルト類追加、計器板は彫刻の入ったパーツに、デカールをソフターで無理やりフィットさせています。エッチングパーツに手間取り、こんだけ作るのに随分と時間を食いました。エッチングはまったく自己流で切ったり貼ったりしてるので、いいツールとかあったら知りたいなあ。

2006.10.22

自分の価値観を買えた本 

某スレより見つけた「自分の価値観を変えた本」ランキング。調査対象がイマイチはっきりしないが、こりゃヒドイ。と思って自分自身のことを考えると、オレもあんまり人のことを言えない本ばかりを思い出した(笑)。というわけで、「ウイングバックの価値観を変えた本」ベスト10をマンガも含めてメモ。順不同です。
1.パイナップルARMY (Operation 1)
不正規戦とは何か、テロとは何か、大国のエゴとは何か。世界情勢を判断する基準を与えてくれたマンガ。20年を経てもなお、物語で描かれた状況は大して変わりません。

2.レッド・オクトーバーを追え (上)
初めて読んだのは小学校6年生。ただのヒコーキ好きのモデラーだった少年が、ミリオタの階段を上り始めたキッカケとなった軍事情報小説。最近のクランシー氏にはこのころを思い出してほしい。

3.エリア88 (1)
小学生の頃は、戦闘機の世界の”教科書”だったのがこのエリア88。中学生時に再読したときは”戦争で人を殺すことの重さ”や”男の尊厳”を学び、長く影響を受けます。グエンが死んだときはマジ泣きしました。

4.宇宙の戦士
ガンダムの原点、ということで読んでみると、武力・暴力肯定の右翼思想本だった(笑)。それも、しっかりとしたSF設定があってこそのもの。

5.サッカーの敵
サッカーとは目の前のゲームの面白さだけでなく、世界と人間の奥底まで見せてくれる深遠なものであることを教えてくれます。”サッカーの敵”がいなければ、サッカーはこれほどまで人を魅きつけないでしょう。

6.恨ミシュラン (上)
権威や世間の評判なんか気にせず、自分の評価を信じろ!常に批判精神を持て!ということを教えてくれたというには、あまりに軽い本でしょうか(笑)。世間をナメきった、このころの西原が一番好きです。

7.ワンダフル・ライフ―バージェス頁岩と生物進化の物語
進化論学者・故グールド氏の代表作。進化とは、ただ偶然の成す物語であり、神もなく、人間もまた万物の霊長ではないのです。

8.オタク学入門
オタクとは選ばれた民なんだ、と多くの男を勘違いさせた本。オレも勘違いしてました(笑)。それはともかくとして、岡田氏の分析能力は悔しいほど正確です。

9.攻殻機動隊 (1) KCデラックス
サイボーグと、ネットと、犯罪とその対策。NHKでは押井カントクが立花隆と対談したりしてましたが、もちろん士郎正宗氏こそが本家です。果たして現実世界は、この世界観の方向に向かうか?

10.兵器の常識・非常識〈上〉陸軍・海軍兵器篇
この場合、本というよりは江畑謙介氏がカリスマ。NHKニュースにて、早急に結論を迫るキャスターに「分からないものは分からない」と答える姿勢にホレます。

2006.10.21

書評<シャドウ・ダイバー>

シャドウ・ダイバー 深海に眠るUボートの謎を解き明かした男たち  SHADOW DIVERS
ロバート・カーソン  Robert Kurson
スキューバ・ダイビングの中でも、海底深く眠る沈没船をターゲットとし、遺物を調査するダイビングをレック・ダイビングという。1991年、アメリカ東海岸でも最高のレック・ダイバーであるチャタトンとコーラーは、ニュージャージー沖の深度70mにW.W.Ⅱ時に沈んだと思われるUボートを発見した。だが、それはどの記録にも残っていない、謎だらけの沈没船だった。チャタトンとコーラーは何かにとりつかれたようにその正体をつきとめるため、ダイブを繰り返す。
死と常に隣り合わせにあるレック・ダイビングの世界と、60年を経てもなお謎を残すUボートの歴史の一端を垣間見ることのできるノンフィクション。本書はまず、減圧症など様々な危険が伴う、知られざるレジャーであるレック・ダイビングを詳細に解説し、主人公であるダイバー2人の半生を掘り下げていくことにより、読む者をグイグイと引き込んでいく。そして調べれば調べるほど謎が深まるUボートの調査は、潜水艦戦の特異さと悲惨さを我々に見せてくれる。
主人公2人にとって、危険ではあるが”レジャー”であったはずのレック・ダイビングが、謎のUボートとの出会いにより、自分自身そのものを問い、賭ける”冒険”になっていく。名誉や賞賛を得ることを超えて、歴史そのものを探求するようになる主人公たちの姿はただ、気高い。
危険なダイビングのスリルと、歪んだ歴史の探求が両立した物語に、グイグイと引きつけられて、分厚いハードカバーをあっという間に読んでしまった。素晴らしいノンフィクションである。

初版2005/06 早川書房/ハードカバー

2006.10.18

SeaHawk FB.Mk.3 Day3rd

いつの間にか「水祭り」の締め切りがせまっている。せめてシーホークは完成させようと思い、平日ですが作業。
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シート、脚など細かいところをちょこちょこと。さすが簡易インジェクションだけあって、脚などはシャープさにかけるが、ここはあくまでストレート。でもあまりにアレなので、ブレーキパイプぐらい追加しましょうかね。後、キャノピー自体のできはいいのだが、機体と段差ができるので、ポリパテでフィットさせる。なかなか全体塗装に進めない(泣)。

2006.10.17

本日買いとどまったキット 061017

本日、某ショップにて買いとどまったキット2つ。
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アオシマの1/48エアーウルフ。今は亡きアーネスト・ボーグインに捧ぐ、と思ったのですが、中身を見るとそこはかとなく輸入モン。家に帰ってググってみると、ERTLの80年代のキットの再販。ちょっと萎えた。
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もう1つはフジミの1/24ニューマン・スカイライン。9月のポルシェ962Cは20年ぶりのカーモデルだったのですが、その20年前がR30の”鉄仮面”。当時はツレとカーモデルを競作、モーターライズにしてゼロヨンしたっけ。勝負にこだわるあまり、最終的にシートなど取っ払い、軽量化してヒンシュクをかったっけ・・・何もかも懐かしい。けど中を見るとモーター基部や電池ボックスがない。アレ、これじゃなかったのかな?というわけで思いとどまりました。
レベルの再販が高かったんで、今月は衝動買い自粛マンスリーにしよう。

2006.10.16

A-4F Completed

フジミ1/72A-4Fスカイホーク/ブルーエンジェルズ仕様、完成しました。
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アメリカ海軍のアクロバットチームであるブルーエンジェルズは、1974年からA-4FスカイホークをF-4JファントムⅡに代わり仕様を開始。13シーズンに渡って演技を実施しました。
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ブルーエンジェルス仕様のA-4Fはエンジンを強化型に換装、、スモーク・システムや背面用燃料タンクなどが追加されています。また、外観上の目立つ違いとして、前縁スラットのバリアー用フックも削りとられています。ロールレート720°/sは現用のF-18Aホーネットの4倍。その軽快さが分かります。
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フジミのキットはA-4FおよびTA-4Jのコンバージョン・キット。繊細なスジ彫りの80年代フジミのスタンダードだが、後部胴体のフォルムが決定的に違うらしい。だが修正するテクも気力もなく、あくまでストレート。エアインティーク近辺の段差以外は、問題なく組みあがります。今回はグロス塗装ということで、キズ消しは入念に実施。
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塗装はブルーおよび翼端のイエローはクレオスの専用色、マーキングは付属のカルトグラフデカール。クリアーを3度吹く、最近病みつきのグロス仕上げ。
今回の初挑戦は各翼前縁のシルバー部分。メッキ感を出すために、モデラーズのメタルック(のり付金属箔)を使用しています。塗装するのがメンドイのもありますが。適度な大きさにカットして貼り付け、曲線部分などは現状合わせでカットしています。主翼前縁にはヴォーテックス・ジェネレーターがついてるので無理かとも思いましたが、薄い箔が案外と柔軟にフィット。これは応用範囲が広そうです。
航空ファン掲載の記事に触発されて製作開始したスカイホーク、Cカー製作の経験が生きました。ただ、A-10Aに続く教訓。みなさん、機首ウェイトは入れすぎても入れすぎることはないです。
さて、次いってみよう。

2006.10.15

A-4F Day3rd

どうにもハッキリとしない体調なのだが、快晴の空を見るとエアブラシを吹いとかないといけない気がして(外に出ろ、オレ!)、A-4Fブルーエンジェルス仕様、全体塗装。
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サーフェサーを吹いた後、はじめに各翼端のイエローを塗装。クレオスのH329の専用イエローはデカールとの比べるとやや赤みが強いようなので、ホワイトをちょっとプラスしてやる。その後、翼端部分をマスキングしてH328の専用ブルーを吹きつけ。ちょっと暗い気もするが、実機も毎年なぜか同じ色がでないそうなので、ここは妥協。1色塗装だと油断してブァーっと大雑把に吹くと、エアインティークの下側や、垂直尾翼の下側など、ややミストが入りにくい場所があり、結局2度吹きつけ。
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乾燥したら、デカール貼り。toyさんいわく「キット付カルトグラフデカール」というぐらいで、デカールの質自体は良好なのだが、やっぱりデカールと塗装部分の差が出る。うーん、イエローは下地といい調合といい、手強い色だ。
デカール乾燥したら、カーモデルと同じくクリアー掛け、いきましょう。

2006.10.14

書評<ヤングガン・カルナバル>

ヤングガン・カルナバル
深見 真
千葉のとある高校の漫研所属の塵八、同じ高校のやや不良少女の弓華は、実はハードな過去を持つ殺し屋だ。
そう難しくないはずの仕事にジャマが入り、仕事の背後に実は大きな陰謀が潜むことが分かる。これまで、お互いの存在を知ることのなかった2人が、初めて手を組むこととなる。

発刊当時、押井守カントク賞賛のオビがついていたフィクションをようやく読む。ややハードなエログロシーンがあるものの、高校生のヤングガン(若き殺し屋)が主人公ということで、ライトノベルのシーンの中に入る作品だとは思う。搭乗する銃器のスペックや弾着シーンをここぞとばかりに描写する、基本的にガンヲタ向けのアクション。その割に、スライドやら基本的なパーツの説明が紛れ込んでおり、ややハンパなところもあったりする。まあ、ここらへんの徹底不足は編集者の方の責任かも。
主人公・塵八は自分の”正義”を信じて、自らの”殺人”を実行して巨悪に立ち向かう。だが、それは若者が街のリスク・コントロールを意図する管理者の手の中で踊らされていることでもあり、このへんの葛藤が描かれれば物語に深みが出てくると思うのだが、まだそれはない。続編がまだまだあるようなので、そこで描かれるのか、それともこの手の小説には銃を撃つ爽快感が優先されるのか。とりあえず続編を読む気にはさせる本だ。

初版2005/06 徳間書店/新書サイズノベル

2006.10.11

書評<ニコチン・ウォーズ>

ニコチン・ウォーズ  THANK YOU FOR SMOKING
クリストファー バックリー  Christopher Buckley
ヒステリックに禁煙が叫ばれるアメリカ。ニックは”良識的な市民”の敵であるタバコ会社の意見を代弁するロビイスト団体の切れ者。論戦をハッタリで批判をかわしていく日々だったが、突然、誘拐されてニコチン・パッチで殺されかけたときから、陰謀に巻き込まれてピンチに陥る。

嫌煙派とタバコ会社の”戦争”をギャグを交えて描くフィクション。業界の利益誘導を仕事とするロビイストという”悪役”である主人公が、皮肉とハッタリで不利を覆していくのは痛快。個人的には、ニックの親友である”銃規制反対派”および”アルコール擁護派”のスポークスマンたちの”秘密の集会”の場面は、企業と”良識派の人々”に挟まれるロビイストたちの本音が出ていて秀逸だと思う。
ただし、ラストがハッピーエンド過ぎて納得いかないのが惜しい。

初版2006/09 東京創元社/創元推理文庫

2006.10.10

リボルティックにソルティック登場

知ってる人は知ってたんでしょうが、海洋堂のアクションフィギュア、リボルティックシリーズの最新作として ソルティックH8ラウンドフェイサーが11月に発売されます。
この期に及んで、ダグラム以外のコンバットアーマーが例え完成品でも発売されるとは!海洋堂さん、ここはデザートガンナーブリザードガンナーマッケレルまで突っ走ってください。切なる願いです。

2006.10.09

北朝鮮が地下核実験実施

 北朝鮮の国営朝鮮中央通信は9日午前11時半ごろ、「地下核実験が成功裏に実施された」と報じた。韓国地質資源研究院は同10時35分ごろ、北朝鮮の咸鏡北道金策市付近でマグニチュード3.58から3.7の規模の地震波を感知した。
とりあえず脊髄反射および記念カキコ。
午後6時時点での個人的感想をメモ。
①この時点ではまだ、本当に”核爆発”が成功したのか、よく分からん。
②世界各国の反応よりも、”反核団体”とか、嘉手納へのPAC-3配備に反対する人たちとかの反応が知りたい。
③なんか風邪気味。連休で気が緩んだときに、低気圧でグッと気温が下がるダブルパンチ。みなさんも体調管理には気をつけましょう。

2006.10.08

SeaHawk FB.Mk.3 Day2nd

本日も札幌は荒れた天気。窓を開ける気にならないので、ペーパー掛けで消えたスジ彫りを掘りなおした後、KWATさんがコメントをくれた、機種下面の機銃口の開口をやってみました。
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ゆるく彫刻されている機銃口に、斜めにピンバイスを当てて開口します。いきなり大きなドリルは通らないので、径の小さいドリルを開け、最終的に1mm径を開口。書くは易しで、ドリルがすべってエラく時間がかかりました。その後、0.7mmにピアノ線を入れ、機銃を再現。本当は機銃は見えてないっぽいんですが、ここは雰囲気優先。
さらに、スカスカのエアインティークに実機を参考に境界層板を入れてみました。
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こちらは0.3mmのプラ板を適当に切ってエアインティークに接着。うーん、こういうのは本来、パーツ段階でやっとくべきなんだよな。無計画モデリングはやっぱりイカン。

2006.10.07

SeaHawk FB.Mk.3 Day1st

東京の豪雨が東に流れ、札幌は朝から大雨。タミヤのスプレーブースのホースを外に出す気にもならず、スカイホークの塗装をあきらめ、スペシャルホビーの1/72シーホークFB.Mk.3の製作に着手。

ホーカー・シーホークは1950年代が現役のイギリス海軍の艦載ジェット戦闘機。蛇の目らしからぬスマートなラインのシンプルな機体にペンギン塗装がよく似合います。
スペシャルホビーのキットは元MPMの簡易インジェクションにエッチングやレジンパーツを追加した"Hi-teck kit"。追加パーツのメインはスカスカだったコクピットにはめ込むバスタブ型パーツ、フィンが全てエッチングのAIM-9Bサイドワインダーでしょうかね。
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本日は機体本体を製作。新規パーツのレジン製コクピットはよくできているのですが、上下分割の前部胴体パーツにはめ込むには機体側のパーツ内側とレジンパーツをかなり削り込むことが必要。コクピットのふちには妙にピッタリ合うのだが。胴体は主翼含めた前部と後部に分割されてるので、黒瞬着をたっぷり塗ってしっかり接着。それなりに段差ができるので、繊細なスジ彫りがもったいないのだが、ガシガシとペーパーがけ。
胴体を接着してしまったのでもう遅いが、エアインティークの奥がスカスカで思ったより目立つ(泣)。ここらへんがキットもオレも甘い。

2006.10.05

本日のお買い物 061005

本日、8月発売のアナウンスを聞いていた、レベルの復刻版をようやく購入。
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子供の頃の自分にとって、”未来の飛行機”とは、このSSTそのものでした。”デルタ翼が速くてカッコイイ”という刷り込みは、コイツのおかげ。まだプラモも作ってないころ、誰かにもらった小さなダイキャストモデルで、ボロボロになるまで遊んだものです。

自分が旅客機に搭乗するようになった今、SSTどころかコンコルドすら既になく、パンアメリカン航空など影もない。キカイの進歩ってのは、一直線じゃないってことを教えてくれます。

2006.10.03

書評<飛び地大全>

世界飛び地大全―不思議な国境線の舞台裏
吉田 一郎
四方を海に囲まれた日本でさえ、やれ竹島だやれ尖閣諸島だと、領有権争いが尽きないのに、国境を接している国ならなおさら紛争は多発する。その結果として、摩訶不思議な国境線が発生することとなる。本書では国マニア―世界の珍国、奇妙な地域へ!の著者が、世界の不思議な地域、その中でも飛び地を余すことなく網羅し、解説する。
著者は現存する飛び地や過去にあった飛び地、気になる国境線をその歴史を中心に、軽いエピソードなど交えながら紹介していく。中世にその歴史を遡る飛び地や、醜い植民地の確保争いの結果の飛び地など、国境線なるものにいかに歴史が刻まれているかを痛感させられる。
また、飛び地を通して、ヨーロッパ列強の植民地支配のスタイルや、イスラムとキリスト教の果てしない争いを垣間見ることができる。中でも印象的なのはイギリスの”腹黒さ”。現在まで遺恨の残る争いのほとんどにその原因があるのではないかと思わせるほどだ。なるほど、情報機関が発達するわけだ。

初版2006/08 社会評論社/ソフトカバー

2006.10.01

HME2006、ちょっとだけど見に行けました

秋の偏西風にのってヒコーキが早く到着したおかげで、HME2006に少しだけ顔を出すことができ、”BlogModelers北海道支部”の方々とお話することができました。
あいも変わらず端正な作品の数々と、みなさんコンセプトがハッキリしている作品群で、押されっぱなしでした。またまたパワーをもらいました。ありがとうございます。

追記;
Kazuさん、雪風に会場がどよめいたそうで(笑)。見たかったー!

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