某スレより見つけた「自分の価値観を変えた本」ランキング。調査対象がイマイチはっきりしないが、こりゃヒドイ。と思って自分自身のことを考えると、オレもあんまり人のことを言えない本ばかりを思い出した(笑)。というわけで、「ウイングバックの価値観を変えた本」ベスト10をマンガも含めてメモ。順不同です。
1.パイナップルARMY (Operation 1)
不正規戦とは何か、テロとは何か、大国のエゴとは何か。世界情勢を判断する基準を与えてくれたマンガ。20年を経てもなお、物語で描かれた状況は大して変わりません。
2.レッド・オクトーバーを追え (上)
初めて読んだのは小学校6年生。ただのヒコーキ好きのモデラーだった少年が、ミリオタの階段を上り始めたキッカケとなった軍事情報小説。最近のクランシー氏にはこのころを思い出してほしい。
3.エリア88 (1)
小学生の頃は、戦闘機の世界の”教科書”だったのがこのエリア88。中学生時に再読したときは”戦争で人を殺すことの重さ”や”男の尊厳”を学び、長く影響を受けます。グエンが死んだときはマジ泣きしました。
4.宇宙の戦士
ガンダムの原点、ということで読んでみると、武力・暴力肯定の右翼思想本だった(笑)。それも、しっかりとしたSF設定があってこそのもの。
5.サッカーの敵
サッカーとは目の前のゲームの面白さだけでなく、世界と人間の奥底まで見せてくれる深遠なものであることを教えてくれます。”サッカーの敵”がいなければ、サッカーはこれほどまで人を魅きつけないでしょう。
6.恨ミシュラン (上)
権威や世間の評判なんか気にせず、自分の評価を信じろ!常に批判精神を持て!ということを教えてくれたというには、あまりに軽い本でしょうか(笑)。世間をナメきった、このころの西原が一番好きです。
7.ワンダフル・ライフ―バージェス頁岩と生物進化の物語
進化論学者・故グールド氏の代表作。進化とは、ただ偶然の成す物語であり、神もなく、人間もまた万物の霊長ではないのです。
8.オタク学入門
オタクとは選ばれた民なんだ、と多くの男を勘違いさせた本。オレも勘違いしてました(笑)。それはともかくとして、岡田氏の分析能力は悔しいほど正確です。
9.攻殻機動隊 (1) KCデラックス
サイボーグと、ネットと、犯罪とその対策。NHKでは押井カントクが立花隆と対談したりしてましたが、もちろん士郎正宗氏こそが本家です。果たして現実世界は、この世界観の方向に向かうか?
10.兵器の常識・非常識〈上〉陸軍・海軍兵器篇
この場合、本というよりは江畑謙介氏がカリスマ。NHKニュースにて、早急に結論を迫るキャスターに「分からないものは分からない」と答える姿勢にホレます。
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