書評<女子高生、リフトオフ!>
女子高生、リフトオフ!―ロケットガール〈1〉
野尻 抱介
父を探すためにソロモン諸島を訪れた女子高生、ゆかりは、そこで日本が密かに進める有人宇宙計画にスカウトされる。ハード・ソフトともギリギリの計画はトラブルの連続。そして最大のトラブルはリフトオフの後に訪れる。
1994年初出の古めのライトノベルだが、アニメ化ということで新装版にて発売された作品。 妙に凝った設定やいわゆる萌え要素を意識した昨今のライトノベルと違い、シンプルで正統派ともいえるSF作品。科学的に夢見るような設定ではなく、あくまで現実に沿った宇宙ロケットの打ち上げ物語だ。逆にそれが新鮮で、すらすらと読んでしまった。続編も刊行されるとのことなので、期待大である。
初版2006/10 富士見書房/富士見ファンタジア文庫
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女子高生、リフトオフ!―ロケットガール
著者 野尻抱介
イラスト むっちりむうにい
レーベル 富士見ファンタジア文庫
イラストは前の方が良かった。
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