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2006.10.03

書評<飛び地大全>

世界飛び地大全―不思議な国境線の舞台裏
吉田 一郎
四方を海に囲まれた日本でさえ、やれ竹島だやれ尖閣諸島だと、領有権争いが尽きないのに、国境を接している国ならなおさら紛争は多発する。その結果として、摩訶不思議な国境線が発生することとなる。本書では国マニア―世界の珍国、奇妙な地域へ!の著者が、世界の不思議な地域、その中でも飛び地を余すことなく網羅し、解説する。
著者は現存する飛び地や過去にあった飛び地、気になる国境線をその歴史を中心に、軽いエピソードなど交えながら紹介していく。中世にその歴史を遡る飛び地や、醜い植民地の確保争いの結果の飛び地など、国境線なるものにいかに歴史が刻まれているかを痛感させられる。
また、飛び地を通して、ヨーロッパ列強の植民地支配のスタイルや、イスラムとキリスト教の果てしない争いを垣間見ることができる。中でも印象的なのはイギリスの”腹黒さ”。現在まで遺恨の残る争いのほとんどにその原因があるのではないかと思わせるほどだ。なるほど、情報機関が発達するわけだ。

初版2006/08 社会評論社/ソフトカバー

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Comments

HEMに個人参加したsatoです。いつもブログを楽しく
拝見してます。2日目の1時で撤収して小樽に遊びに行ったのでウイングバックさんと入れ違いでお会い出来なくて残念でした。でもしっかりA-10とトーネードはデジカメで押さえました。ウイングバックさんの書評:自分は本を読まなくなり、それだけに大変参考になります、これからも
期待してます。

>satoさん
こんばんは。
お名刺はしっかりと受け取りました。
今後とも、マニアックな本ではありますが、書評を重ねていきたいと思います。
よろしくお願いします。

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