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書評<世紀の大怪獣!!オカダ―岡田斗司夫のお蔵出し>

世紀の大怪獣!!オカダ―岡田斗司夫のお蔵出し
岡田斗司夫
岡田斗司夫氏のエッセイやインタビューをまとめた絶版本の再販。
主に2つのパートに分かれており、前半がエヴァンゲリオンのブームの際のデラべっぴんに掲載された評論など主に90年代中盤に展開されたオタク論やオウム真理教絡みの原稿、後半が岡田斗司夫氏の原点であるゼネプロ当時の同人誌に掲載された原稿や王立宇宙軍製作時のインタビューなど、80年代中盤の活動が掲載されている。
90年代中盤のころの評論については、あのころ自分が感じていたエヴァに関する評論やオウム真理教への批判への違和感が見事に指摘されている。これを出版当時に読んでいたら、影響されまっくていただろうと思う。あのころにブログがあったら、パクリ同然の文章、書いてただろうな。
後半のゼネプロ時代の話については、ノリノリでオタクをやってたころの著者の”熱さ”が伝わってくる。自分のようにオタク文化をただ消費するだけでなく、クリエイターまで経験しているのだ。ここが氏の強さと説得力の根源だと思う。
今現在のオタク業界とつながっているところ、断絶してしまったところ。岡田氏がどんな活動をしていたか、どんな評論を書いていたかで、10年単位での変遷を垣間見ることができると言っても、過言ではないかも知れない。少なくとも、そういうテーマを考えるきっかけとなりうるのが本書であると思う。

初版1998/07 イーストプレス/ソフトカバー

なお、購入を検討の場合は出版評論社NetShopまで。

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Tracked on 2007.01.24 at 00:48

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