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書評<おとぎの国の科学>

おとぎの国の科学
瀬名 秀明
「パラサイト・イブ」などのヒットを持つ著者のエッセイ集。ロボット・脳科学などを中心に、科学者でもあり、フィクションを書く小説家でもある著者のニュートラルな目線でのエッセイが綴られる。
エッセイということで、様々な短文が並ぶので、1つだけ”教養”というテーマについて感想を。
自分の場合、まったく文系で理系の科目は苦手なのだが、ミリオタでヒコーキマニアであれば物理その他は必須であり、なんとか理解するよう勉強してきたつもりだ。興味があることを1つ掘り下げれば、それは絶対に歴史・政治から化学・物理まですべてに横断する。それが教養というものだと思う。「文系だから分かんない」とか「文系に分かるように説明してくれ」などというのは傲慢な物言いだ。本書で著者の科学に対する真摯な姿勢を感じ、とみにそう思う。
著者にはフィクションでありながら、知識の血となり肉となる小説を書き続けてほしい。同じ押井守カントク信者として(笑)。

初版2006/09  晶文社/ハードカバー

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本日のお買い物 070226

苗穂のトイメイツに久しぶりに行ったら、プラモデル売り場を広げていた。このご時勢、大きなホビーショップならともかく、なかなかの英断だ。健闘を祈ろう。
というわけで、そこでのお買い物。
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ハセガワの1/72のF-15E限定モデルは、パイロンがデモンストレーターのままだったので購入を躊躇してのだが、「凹モールドの生産は久しぶり」とのPOPが目に入る。レギュラー品が旧金型とは知らんかった。ならば、と思い購入。パイロン、誰か作ってくれないかね。
レベルの1/72タイガーUHT/HAPは新商品。ヨーロッパの新しい戦闘ヘリっすね。新金型だと思うけど自信がない。少なくともタミヤ/イタレリのタイガーHAPとは別金型みたい。同じくレベルの1/72AH-1Wコブラの方は確実にイタレリのOEMだが、デカール取り用。しかし、このAH-1WとタイガーHAPが同じ価格とは納得いかないなあ。ユーザーが買い支える、がオレのスタンスだけど、レベルの高価格だけは何とかして欲しいこの頃。

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PHANTOM FGR.2 Day3rd

昨日に引き続き、ブリティッシュ・ファントムはランディング・ギアなど細かいパーツ。
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このキットはエアブレーキも別パーツ。さらにはタイヤもゴムパーツ。豪華っすね。細かいパーツはいいんだけど、スカイフラッシュの塗装がよく分からなくて取りあえずはアメリカ軍仕様を流用。何か情報をお持ちの方はどうぞご教授を。この際だから、マニアックにアパッシュとか最新鋭のACM含めて欧州武器セットとかキット化してくれねーかな、レベルあたりで。

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PHANTOM FGR.2 Day2nd

フジミの1/72ブリティッシュ・ファントム、胴体の工作。
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フジミのブリティッシュ・ファントムは合いもプロポーションも良い傑作キット。組み易いようにいろいろ細かく工夫されてもいます。例えば、ファントムの主翼と胴体の接着面はどのメーカーも大なり小なりスキ間ができがちですが、パーツに付いてるノッチで楽に位置合わせできるなど、割と気配りされてます。こんなにいいキットなんだから、レギュラー製品にしろっての!
というわけであっという間に組み上がり。次は細かいパーツ行ってみよう。

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本日のお届け物 070222

本日、ヤフオクおよび通信販売にて到着のアイテム。
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デカールはmikamiさんに教えていただいたジャーマンホビードラから取り寄せたイギリス空軍の"Operation Telic"、イラク戦争参加の機体用のデカール。レベルの1/72トーネードをGR.4aにすべく、購入。mikamiさん、ありがとうございました。
キットはヤフオクで落としたハセガワの1/72のF-16DJ。先日紹介したハンプバックとCFT積んだ最新鋭のF-16Dのベース用に。静岡までには手をつけたいなあ。

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書評<メイド刑事>

メイド刑事
早見 裕司
とある書評本で絶賛されている方がいらっしゃったのでお試し購入。
主人公・葵は警察庁長官の屋敷に仕えるメイドである。国家特種メイドである彼女は、若くしてメイドの心構えと作法を身につけている。だが、彼女の力と仕事はそれだけではない。警察庁長官の命を受け、対象にメイドとして潜入し、悪を叩く。理不尽な悪と暴力に、葵は今日も立ち向かう。

当方、オタクの端くれなのでメイド萌えなるものを知らないわけじゃありませんが、メイドとはどんな心構えとプライドを持ち、何をなすべき仕事なのか、このライトノベルで初めて知りました(笑)。前記のストーリーの骨格から分かるとおり、今どきの”ドジっ娘メイド”のドタバタ劇などではなく、かつての名作「スケバン刑事」をリスペクトしたもの。ひたすら熱い主人公が、金の亡者を、ゆがんだIT長者を叩きのめす、1話完結の勧善懲悪の物語。ひねったところのない、真っ直ぐなお話が逆に新鮮、かも。少なくとも、松浦亜弥のリメイク「スケバン刑事」なんかよりはマシなことは確か(見てないけど)。

初版2006/04   ソフトバンククリエイティブ/GA文庫

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Mig-21bis Complete

フィンランド祭りエントリー本命、Mig-21bis完成しました。
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Mig-21は旧ソ連圏で1970年代に配備された戦闘機で、いまだ世界各国の空軍で使われています。長期に渡って生産が続けられ、改良型も多くありますが、Mig-21bisは中国の魔改造を除けばほぼ最終型になります。燃料や電子機器などを追加搭載するためにハンプバックなどが大型化され、初期型と印象が大きく異なります。
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フィンランド空軍にとっての脅威は旧ソ連でしたが、その独自の外交路線により、旧ソ連機を主力に据え、Mig-21bisは旧式化したMig-21F-13を更新するために配備されました。現在は後継のF-18C/Dに道を譲っています。
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キットはフジミのそのものずばりの1/72Mig-21bisフィンランド空軍仕様。ハンプバックの合いが多少悪いくらいで、ストレスなく組み上がります。ポイントはカッコイイ森林迷彩。下面はクレオスH332グレー、上面は薄いグリーンをH312ビンのまま吹き、濃いグリーンをH330ダークグリーンにオリーブドラブを少し足して吹いています。カモフラージュはおおむねフリーハンド。ボックスアートや実機写真とはトーンがかなり違いますが、カッコイイので良しとします。スミ入れとウォッシングで仕上げていますが、ウェザリングは控えめで。
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普段、グレー系の現用戦闘機ばかり塗装しているので、この森林迷彩はヒジョーに新鮮で、かっこいいです。いいんです、自己満足で(笑)。普段作り慣れてないものを作るのは、祭りの醍醐味ですね。とりあえず次作は蛇の目で行くので、次々作当たりはまたカモフラ塗装したいです。
さて、次にいこう。


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書評<続ミリメシおかわり!>

続ミリメシおかわり!―兵士の給食・レーション 世界のミリメシを実食する (2)
タイトルどおり、世界のミリメシを実食するの続編。今回はミルスペックのカンオープナー付だ。前作に引き続き世界各国の軍隊用レーションを実食レポートするが、今回のメインは各自衛隊のミリメシ。駐屯地の食事をはじめとして、海自の各艦船の食事、空自のAWACSの機上食など、詳細に及び、これがおもしろい。例えば海自のいわゆる”金曜カレー”は各艦船で味がまったく異なっている。笑ったのはユニットで自己完結が求められるパトリオットの部隊。待機車や炊事車が配備されているのだが、うどんだしは鰹節から取る凝り様。独身が長いオレでも市販の濃縮だしだってのに(笑)。
とにかく、見ているだけで面白いムックです。

初版2007/02 ワールドフォトプレス/ムック

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F-22Aが嘉手納に一時配備

沖縄県の嘉手納ABにTDY配備されるF-22Aラプター8機が18日、同基地に飛来した。
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先週からトラブルでフェリーが延期されていたラプたんがやっと来日。ニュース画像だと、フェリータンクのせいか思ったよりシルエットがF-15イーグルに似ている。千歳に来てくれないかなあ、マジで。
それと、クレオスは早くラプたんの専用FSカラーを揃えるように。

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Mig-21bis Day4th&PHANTOM FGR.2 Day1st

ススキノでのお遊びのお誘いのメールが来るが、今年に入ってから個人輸入2回など異常な出費を鑑み、心を鬼にして断る。エライぞ、オレ。
んで、Mig-21bisはエアブラシで少し修正したあと、脚など取り付けてデカール貼り。
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このキットのデカールは濃いグリーンに貼ることを意識してか、大きめの国籍マークと垂直尾翼のパーソナルマークはホワイトの下地デカールがついてる親切仕様。自分の場合、案の定ちょっとズレてしまいましたが、まあ良しとしましょう。トップコートを吹いて、キャノピーを取り付けて完成とします。

Mig-21bisのデカールの乾燥を待つ間に、次を始めます。お題はフジミの1/72のブリティッシュファントム、PHANTOM FGR.2。フォークランド配備のホワイト・テイルの塗装にしようかと思ってます。影ながら牧師様を応援する企画ってことで。
例によってコクピットをちょいちょいと。やっぱカルトグラフのデカールはいいっす。
それにしても、最近フジミばっかり作ってるなあ。時事ネタも同時進行しようか迷ってます。あ、ヴァンキッシャーも(笑)。


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Mig-21bis Day3rd

本日、エアブラシ塗装中に弱震。はじめは自分の眩暈かと思い、シンナーで脳がやられたかと思ったがどうやら無事のようだ。
んで、Mig-21bisはエアブラシにて森林迷彩。
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順序としては、クレオスH319薄松葉色でノーズコーンと垂直尾翼端を塗装し、マスキング。さらに排気口をシルバーに黒鉄色をプラスして塗装、マスキング。下面をH332グレーで塗装しマスキング。上面は薄いグリーンをH312ビンのまま吹き、濃いグリーンをH330ダークグリーンにオリーブドラブを少し足して吹いています。説明書を見てるうちにめんどくさくなって、フリーハンドで吹いてみました。いや、フリーハンドの方がボケ足の調節が難しいとは思いませんでした。うーん、修行が足りない。
でも、自画自賛していいっすか?森林迷彩、スゲエかっこいい。グレーばっかり塗っているので新鮮です。

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書評<広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由>

広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由―フェルミのパラドックス  Where is Everybody?
スティーブン・ウェッブ  Stephen Webb
幼少のころからSFを読んで来た自分にとっては、宇宙人の存在はデフォルトである、と言っても過言ではない。銀河の想像を絶する広大さは、高度知的生命体がいないはずがない、と感じさせる。宇宙人とはまだ連絡が取れないだと。
しかしながら、進化論が趣味の自分にとっては、地球の生命の存在は偶然に過ぎないのではないか、と強く感じるようになっている。まして”通信”ができるまでの生命、つまり人間の存在は我々だけではないかと。
本書は数々の努力に関わらず、我々人類が今だ孤独なのはなぜか、天文学、物理学、生物学など総合的な観点から検証する。「いないことを証明」するのは困難だが、その困難なパラドックスの証明に挑む。
構成としては、「宇宙人はいる」「宇宙人はいるが連絡が取れない」「宇宙人はいない」の3つを軸に、表題のとおり50の理由を検討し、パラドックスの解決に取り組んでいる。50の理由の1つ1つに対して、ときに数式を用い、ときに最新の論文を用いながら真摯に取り組んでおり、もはや自分の数学的理解力からはみ出してしまうこともあるが、総じて納得のいく結論が出てくる。
本書では目からウロコが落ちるような事実にも出会う。当たり前の存在と思っていた惑星の存在が、わずか70個足らずしか実は確認されていないこと、地球の生命の誕生は惑星の軌道まで考慮に入れる必要があることなど、興味深い事実に驚く。
個人的には「宇宙に流れる時間に対して、人類が持ちうる時間はあまりに短く、他の知的生命体と出会えなかった」(fromクラッシャージョウby高千穂遥)という考え方が一番まっとうなのかな、と思う。もちろん、本書を読んでどの理由を採用してどんな結論をとるかは、もちろん自由だ。

初版2004/06 青士社/ハードカバー

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本日のお買い物 070211

金曜日から体調を崩し、さらに追い討ちをかけるように今日はお仕事。しんどいけど、通りすがりにホビーショップがあると寄らずにいられない。
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普段は海外の模型雑誌なんて敷居が高くて手が出せないのですが、ギリシャ空軍のF-16Dがあまりにかっこ良くてジャケ買い。本来は軽戦闘機のF-16に、胴体背部のCFTと大きなドーサルスパインを背負わせたスタイルを気に入らないミリオタも多いのでしょうが、個人的には迫力が増していて印象深いスタイルになっていると思います。もっとも、CFTの重量の負担は大きく、主翼にはクラックが発見されたりしているそうですが。
F-16の改造パーツといったらIsraCastあたりが有名ですが、欲しいときに在庫はなし。ところが、LoneStarさんがハセガワ用のCFTを販売開始されてる!ドーサルスパインも追って販売されるとのことなので、楽しみに待っていよう。

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書評<つっこみ力>

つっこみ力
パオロ・マッツァリーノ
統計調査に”ツッコミ”を入れ、社会学者や経済学者が唱える”常識”に異を唱える著者の新作。
本書は大きく3つのパートに分かれる。第1章では表題の”つっこみ力”について。メディアリテラシーが叫ばれて久しい昨今だが、対象に反論を論理的にするよりも、”お笑い”でいうところの”ツッコミ”の方が格段におもしろく、世間に受け入れられることを主張する。権威に対しても同様。自分的に解釈すると、「それは間違いだ」と真っ向から批判するよりも、あさっての方向にツッコんで”皮肉”に昇華する、ということになると思う。相手がヒステリックに陥れば、思うツボというところか。
第2章は職業について。ヤクザさんの転職を軸に、日本人の職業に対する考え方を探る。朝日新聞の投書欄から意識の変化を探る視点が斬新。
第3章はデータとのつき合い方。様々なデータに基づいた社会学者や経済学者の分析がいかに恣意的なものであるかを批判する。過去の著作から連なる、著者の真骨頂だ。一見、相関関係がありそうな失業率と自殺率に関しても、よくよく調べてみるとまったく別の結論が出てくる。

「経済学者はみんな死ねばいいのに」とは文中の登場人物の言葉だが、妥当そうなデータや理論にツッコミを入れ、自分なりの解釈を見つけることの大切さを著者は説く。得体の知れないコンサルタントが出入りし、アンケート数字やデータが踊る企画書をもっともらしく使う中小企業の営業職としては、身のつまされる思いがするのが本書だ。

初版2007/02 筑摩書房/ちくま新書

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書評<新・トンデモ超常現象60の真相>

新・トンデモ超常現象60の真相
皆神 龍太郎ほか
本書は「新・トンデモ超常現象56の真相」を増補・改定したもので、幽霊・UMA(未確認生物)・怪奇現象などのオカルト方面の”ウワサ”の真相を追究したものである。
最近のテレビ番組のデータ捏造が明らかにあったとき、ネットで意見の大勢をしめたのが「じゃあ、前世がどうとか、占いがどうとか言ってる番組なんて、内容が丸ごとデタラメじゃねーかよ」というものであった。まったく同意である。その根底にあるオカルトというものが、検証してみるといかにデタラメなものか、本書を読むとよく分かる。”と学会”の人たちはモノ好きなので現地まで行って聞き込みしたりしているが、マスコミのみなさんにも見習って欲しいものだ。
とはいえ、個人的にはUFOとUMAだけはまだ信じてます(笑)。

初版2007/02 楽工社/ソフトカバー

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本日のお買い物およびお届け物 070207

本日、というか火曜日に不在通知が届いて、郵便局に受け取りにいったもの。
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どうした、Hannantsよ、発注を出してから10日、日曜はさんだらほぼ1週間で届いたぞ。ヘタな国内通販なんかより優秀じゃねーか。やる気出してきたな。
1品ほど欠品があったけど、本命のF-111Fのデカールと、F-111B特集のマイナー本は無事到着。トーネードはGR.4にしたいっすね。
そんでもって某文教堂にて。
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脳内人格A;「HannantsでSoldoutになってたMig-21F-13発見!」
脳内人格B;「今だって、Mig-21作ってるんだからヤメとけ」
脳内人格C;「今月はハセガワのF-15Eを大人買いするんだろ?」
脳内人格D;「昨日の接待で行ったクラブの領収書、落とせると思ってるのか?」
脳内人格Aが勝利しました。しかしレベル、もうちょっと安くなんないかな。


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Amazonポイント始まる

やや旧聞に属するニュースだが、Amazonポイントが始まった。これまでのギフト券はこれにて廃止となる。
本好きとしてはやっぱり書店が好きだし、大きな声じゃ言えないけど外回り営業だから寄り道の時間はあるし、一人暮らしだから宅急便は受け取りにくいし・・・なんだけど、ポイント集めるの、スキなんだよな(笑)。
コーチャン・フォーよ、難しい法律とかすっ飛ばして、ポイントカード作ってくれ。そしたら全て解決だ。

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本日のオススメムック 070204

The Engine:Ferrari 365GT/4BB
メカフェチ自動車評論家の福野礼一郎がイギリスにて発見、レストアに加わったフェラーリ365GT/4BBのエンジンを、写真家の小川義文が撮影した写真集。エンジン本体とその部品をあますことなく捉え、エンジンレストアの過程を追っている。正直言って解説ページに書いてあることの半分は理解不能だが、とにかく磨きこまれたエンジンを見ているだけでため息が出る。フェラーリはエンジンまでも美しい。メカ・フェチズムここに極まれり。

世界の傑作機No.120 スホーイSu-15”フラゴン”
大韓航空機撃墜事件で一般にも知られることになった、ヴォイスカPVO(ソ連防空軍)の迎撃戦闘機、スホーイSu-15。高速域の航空力学がまだ手探りだった1950~60年代、主翼や胴体に泥縄的に改良が加えられていったSu-15の機体外形は時代を象徴しているように思える。本書はSu-15の前身となるSu-9から数多く作られた試作機まで網羅している。

世界の水上戦闘艦―イージス艦から強襲揚陸鑑までのメカと戦闘法
イラストと写真を多用して、分かりやすく現代の洋上戦闘を解説している。アメリカ海軍の最新鋭艦艇を中心に据えて、ASW(対潜水艦戦闘)を除いたイージスを中心とした対空戦闘、強襲揚陸戦、機雷戦などを解説する。過度に難解になることなく、よくまとまっていると思う。このシリーズ、価格がもうちょっと安かったらなあ。

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書評<サッカーの上の雲>

サッカーの上の雲―オダジマタカシサッカ~コラム大全
小田嶋 隆
熱狂的なレッズ・ファンであり、皮肉とユーモアに溢れたコラムを書かせたら随一の著者のサッカーに関するコラム集。週刊誌・スポーツ誌の連載をまとめたもので、2つのワールドカップを経たおよそ5年間の日本のサッカーに関するコラムとなる。
著者がレッズ・ファンということで、その目線はJリーグとともにあり、選手たちの個性を筆者独特の視点と洒落で表現している。海外サッカーファンから見下ろされがちなJリーグファンの自分としては嬉しい限りだ。選手に対する愛の溢れる視線はサポーターの目線そのものであり、それでいて決して媚びない、皮肉にも溢れたコラムにときに笑い、ときに唸らされる。
筆者が愛するレッズはこの5年間で、敗北主義のアイロニー溢れるクラブから、日本で始めて現れたのかも知れないビッグクラブになった。筆者のアイロニー溢れるコラムは今後どこに向かうのか。要注目だ。

初版2007/01   駒草出版/ソフトカバー

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書評<「石油の呪縛」と人類>

「石油の呪縛」と人類  The Story Of Oil
ソニア・シャー  Sonia Shah
我々の生活の根幹を支え、それゆえに国家・企業・個人を翻弄する資源、石油。本書は石油が古代からどのように蓄積され、人類がそれを利用するようになった歴史、そして代替エネルギーまで、石油と人類に関わることをコンパクトにまとめている。
人類は古来より地球が生み出す様々なエネルギーを利用してきたが、産業革命以降の石油の利用ほど、人類の生活に革命を起こしたものはない。我々の物質文明は石油によって成り立っている。それゆえ、エネルギー確保は綺麗事では済まされない。
企業は環境を破壊しながら石油を掘る。その巨大さゆえ、ロックフェラーの亡霊たちは国家間の関係をもコントロールするという陰謀説を生み出すが、実際には海のものとも山のものとも分からない試掘を繰り返し、巨大ではあるがギャンブル的な経営をせざるをえない。
国家はその存続のため、石油確保に奔走する。なりふりかまわない先進国のエゴは、石油を生み出す発展途上国、特にアフリカ諸国を明らかに不幸にしている。だが、それはおよそ100年前から始まった、止まらないドライブだ。
自分(齢34)は小学生のとき、石油の埋蔵量は約30年、と教えられた。その後、掘削技術の向上や新たな油田の発見により、今現在も危機的なまでのピークという感じはしない(環境のことは別にして)。果たして、自分が生きているうちに石油が枯渇する日がくるのか?過度に巨大企業や国家の批判とはならず、科学的な事実に徹した石油に関する知識を再構築するに最適の1冊だ。

初版2007/01 集英社/集英社新書

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中国の衛星破壊試験により大量のデブリ発生

中国の弾道ミサイルによる衛星破壊試験で発生した約10センチ以上のデブリが地球の上空を大量に取り巻き、国際宇宙ステーション(ISS)や人工衛星が危険な状態にさらされていることが米民間分析機関によるコンピューター画像の分析で明らかになった。

中国による衛星破壊試験のニュースは乗り遅れてるうちに、高度の高い静止軌道上の衛星にはまだ届くレベルではないとか、さすがに目標衛星の軌道を計算して自身の軌道を帰るキネティック弾頭じゃないだろうとか(衛星軌道を交差させただけ)、いろんな分析が出ていたので脅威を声高に叫ぶほどじゃまだないのかなと思っていたけど、やはりデブリは相当ハデにばら撒いたらしい。
「この軌道はもう使えない」とはプラネテスの中のセリフだが、まさに現実になっているようだ。衛星をチョバム・アーマーで囲む日も近いかも。

追記;フルタチよ、デブリは確かに人類全体がばらまいたゴミかも知れんが、少なくとも今回の件は「人類が天に唾した」ではなくて「中国が天に唾した」じゃないのか?人類が宇宙に進出して約60年で出したデブリが約7000個、中国は今回の衛星破壊試験で少なくとも571個のデブリをばら撒いた。この比率は、中国が批判されてしかるべきじゃないのかい?それをなぜ「軍拡競争」に落とし込む?ミリオタにそんな印象操作が通じると思うなよ。

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石狩湾新港に<DDG63 ステザム>が入港

自分用メモ。
2/5~9の日程で、石狩湾新港の西地区多目的国際ターミナルにイージスミサイル駆逐艦ステザム(DDG63 Stethem)が入港する。
アーレイ・バーククラスは未見なので(残念ながらフライトⅠだが)、ぜひとも時間を作ること。一般公開しねーかなー。

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