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2007.03.05

最近ちょっと期待のマンガ 070305

SFが読みたい! (2007年版)を買って以来、ちょっとSFづいている今日この頃。ちょうど都合よく、今後にちょっと期待のもてるSFマンガが刊行されたので、紹介。

ナチュン 1 (1)
左脳を失った天才数学者が撮影したイルカのビデオを見た主人公は、そこから人工知能開発のヒントとなるメッセージを受け取った(ような気になった?)。彼はさらなる研究のため、イルカの観察を目的に沖縄の離島に単身赴く。

いかにもSFな感じだが、1巻では都会の頭でっかちな青年と、沖縄のヒトクセある漁師のおじさんの交流が描かれるのみ、である。ただし、人物設定やときおり顔を出す”SF感”が妙に気になるマンガだ。アフタヌーン連載では物語が動き出しているみたいなので、楽しみにしよう。

宇宙家族ノベヤマ 1 (1)
宇宙からのメッセージを受け取った人類は、そこから恒星間旅行のためのテクノロジーを手に入れた。宇宙からのメッセージにはなぜか人類の"メッセンジャー”が指定され、メッセンジャーである日本の男の子とその家族が深宇宙探索に乗り出した。そして彼らは様々な文明を持った宇宙人と出会う。

ほのぼの絵なのに内容はハードSFという、岡崎二郎ワールド全開のマンガ。連載誌がビッグコミックだけあって、仕事命だった中年男の苦悩や家族の絆といった問題と、様々な目的を持った宇宙人とのすれ違い(あえて出会い、とは書かない)が並行して描かれる。メッセンジャーがどんな意味を持つのかなど、まだまだ伏線は明らかになっていないので、大風呂敷が拡がることに期待。

MOON LIGHT MILE 14 (14)
アメリカと中国が地球軌道と月の覇権を賭けて争う近未来。主人公・吾朗は国際的な駆け引きの中で、自分を突き通しながら極地へ挑んでいく。

こちらは、この春アニメ化されたSFアニメ。フロンティアへ挑む男と女の争いと友情、中国とアメリカのフロンティアを争う戦いを等価に描く。困難な宇宙開発と、宇宙を舞台にした国家と軍の駆け引きが混在しているのは、まさに今の地球軌道の状態であり、主人公も強固な意志を持ちながらもそれに振り回される。なのでエピソードによってはまったく主人公が登場しないこともあるが、現在は本筋に復帰している。今後の展開に期待。

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Comments

ノベヤマとMOONは、必ず読んでます。
コンビニでですけどね(笑)。
どちらも、面白いですよね。

最近、SFががんばっているので、うれしいですね。やっぱ宇宙はロマンですよ(笑)。

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