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書評<図録「王立科学博物館」>

図録「王立科学博物館」
岡田斗司夫が監修し、海洋堂から発売された宇宙開発をテーマにした食玩「王立科学博物館」。それに同封されていた”パンフレット”を中心に、岡田斗司夫や海洋堂社長・宮脇修一本人のインタビューや各種コラムを加えてまとめたもの。初版には新作「スペースシャトル」が付属している。
なんつーかね、商売がうますぎる。「王立科学博物館」が発売された当初、その”パンフレット”こそが主役であり、食玩そのものはまさに”オマケ”である、といったコンセプトに感動し、大人買いしてコンプリートさせ、パンフレットはカラーコピーして保存したというのに、それがまとまって発売されるというこの理不尽さ。またそれを買ってしまう自分のふがいなさが腹立たしい(笑)。
ともあれ、人類の宇宙開発の各段階を基本的史実とモリナガヨウによるイラストにより解説し、そこに我々マニアが喜ぶ”サイドストーリー”を盛り込んでいるそのパンフレットは、読み物として圧倒的に正しいのは確か。新規のコラムも数多く、手に取っても損はない図録である。

初版2007/04 三才ブックス/大型本

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書評<池田大作なき後の創価学会>

池田大作なき後の創価学会―巨大教団が迎える危機の研究
最近、創価学会が身近に感じられることがあって(もちろんトラブルの方だが)、ちょっと読んでみた。
本書は”池田大作亡き後”と銘うっているが、主には創価学会の現状報告が主になっている。なんで池田大作があんなに各国から褒章も貰うのかとか、なんだかよく分からない学会の謎も説明されている。
2ちゃんねるあたりを見ていると、世の中を創価学会が支配し始めているように感じることがあるが、現状はそうではなく、むしろ組織は緩み始めている、というのが本書コラムの著者たちの主な分析である。
連立政権を組む公明党が自治体や国政選挙のキャスティングボードを握っているようにも思えるが、むしろ公明党の方が自民党の党是に侵食されつつあり、結党当初の理念からは遠く離れている。
創価学会の信者たちにしても、2世、3世のエリートと救いを求める本来の信徒たちはその価値観を異としている。フランスあたりがカルトに指定する海外支部にしても、池田大作亡き後、それが存続し続けていくかどうかは微妙だそうである。
とはいえ、選挙の投票依頼こそが信心と組織を強化し、学会員2世・3世たちは布教活動(折伏)のために非会員と結婚し、信者を増やしていく、その現状がカリスマ亡き後もすぐに解体するとも思えない。強固な宗教信者を、世間に流されがちな”迷える民”が”救出”するのは簡単なことではない。とはいえ、個人的には迷い、考え続ける事ここそが楽しいと思うんですけどね。

初版2007/04  宝島社/ムック

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F-16 Day9th

いい天気ですが、今日も引きこもりです。
というわけで、思いがけず長引いているF-16製作。
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全体塗装の後、ウォッシングを入れて、事前に作ってあった脚や搭載兵器など取り付け。ここで問題発生。フジミの方のメインギア、左右繋がっていて、取り付けた後に下部胴体部品でカバーするようになっていたのに今気づいた(汗)。なので部品を一部切り飛ばして接着、プラ板で修正。今どきない不親切な設計ですな。幸いなことにその跡は、ほとんどセンタータンクで隠れます。
さて、問題は翼端の放電索。静岡にこれを持ってくつもりなんだけど、梱包したら折れること確実なんだよな。省略するかどうか悩みどころだ。

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書評<イッキ乗り>

イッキ乗り―いま人間は、どんな運転をしているのか?
下野 康史
前作<運転>の続編で、月刊<NAVI>連載の乗り物の操縦方法のレポートをまとめたものである。今回は<しんかい6000>やコンバインといったマニアックな乗り物から、犬ぞりや鵜飼いの鵜の操縦方法など、運転という言葉は似合わないものまで登場する。
レポート自体は前作と変わらず、操縦させてもらえるものはやらせてもらって、できないものはプロの意見を聞く。いかにも予定調和な答えが返ってくることもあれば、肩すかしを食うこともある。その幅広いスタンスに好感が持てるレポートだ。縁もゆかりもない乗り物も多いが、それだけに写真やその乗り物のスペックを知るだけでも楽しい。

初版2007/03 二玄社/ソフトカバー

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書評<ネットvsマスコミ!大戦争の真実>

ネットvsマスコミ!大戦争の真実―不祥事続きのマスコミへNO!ネットの逆襲
西村 幸祐 (編さん)
ネットvsマスコミっていうのはオーバーで、正確には2ちゃんねる周辺vs朝日・毎日・TBS特定アジア擁護マスコミ、という趣旨のムック。ここ最近のネットによるマスコミの捏造や世論誘導ともいえる事例を紹介、そしてマスコミとネットの関係の行方を探る。
2ちゃんねる周辺の”嫌韓・嫌中”の雰囲気を持ってして”日本の右傾化”を嘆く”知識人”が多いが、かの国そのもの反感よりも、かの国の本当のことを伝えないマスコミへ反感の方が多勢を占めるのではないかと思う。ネットだって結局はマスコミの一時情報が頼りではあるものの、少なくとも相互参照によって恣意的に日々のニュースが選ばれていることぐらいは分かってきた、というのがここ4、5年なんだと思う。我々が知りたいのは反体制側につくか、体制側につくのかに関わらず、あくまで事実だ。それを曲げるから、ネットで情報の相互参照が出来る人たちの反感を買う。
もはやTBSなどは2ちゃんねる周辺にネタを提供しているとしか思えないようなドジっぷりだ。プライドが高いマスコミの人たちが、本当にこの本に上げられているようないわば小ネタを気にしているかは分からない。ただ、世論を誘導してきた自分たちが踊らされる側になりえるのかも知れない、というのは自覚して欲しいものである。

初版2007/04 オークラ出版/ムック

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書評<人類最後のタブー>

人類最後のタブー―バイオテクノロジーが直面する生命倫理とは    challenging the nature
リー M.シルヴァー Lee.M.silver
生命倫理とバイオテクノロジーは相反するものであり、急激に発達しているようで、その実倫理的な面から研究に大きな制約がかけられている。アメリカの分子生物学者である著者の主張を一言でいうなら「この壁を突破するのに何のためらいがある?」という投げかけであろう。
アメリカは遺伝子改変植物が大幅に認可されていたりして、遺伝子をいじることに対する倫理観は低いように思えるが、キリスト教が深く根ざすかの国では、進化論学者や分子生物学者は自分の研究を常に保守派によって邪魔されている。本書は保守派に対する理論的な反論であり、攻撃であるといえる。また、ヨーロッパの過激な環境保護主義者たちの「母なる自然の保全」という主張は、キリスト教信仰の代替であり、それもまた矛盾に満ち溢れているというのが著者の主張である。
例えば、バイオテクノロジーというとごく最近の技術のようであるが、人類は古来からその技術を持っていた。現在、我々が通常食べている植物や家畜は、たいてい接ぎ木や異種交配などによって”改良”されている。その技術を進歩させて生物の源である胚の中の遺伝子を操作するのになぜ反対するのか?
例えば、遺伝子治療を経た出産と、自然分娩とどのくらいリスクが違うというのか?
これらを多くの例を交えて、バイオテクノロジーの発展の正当性を主張し、それによってこそ人類は正当な発展を遂げる、とまとめる。現に過去の人類学者が論じた”地球人口の限界”を超えても人類が繁栄しているのは、過去の”緑の革命”と呼ばれる品種改良を主とした農業の発展のおかげであり、さらにまた革命を起こしてこそ、人類は生き延びられる、と。
自分は常々、進化が突然変異によって起こるなら、”自分たちと違うもの”は病気にして排除してしまう可能性のあるホモサピエンスの次の進化の枝分かれはないのではないかと思っていた。本書の著者はこのことにも触れ、「すでに人類は自然の進化の道を外れ始めたのだから、そのデザインを環境を含めて自ら決める時がやがてくる」としている。著者の主張を傲慢とみるか、当然とみるか。バイオテクノロジーについての判断を下さなければならないときは、すぐそこまで来ているようである。

初版2007/03 日本放送出版協会/ハードカバー

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F-16 Day8th

本日も朝も早くからコンプレッサー回してF-16Aの砂漠迷彩塗装。昨日の夜に説明書をコピーしてマスキングシート代わりに使おうと思ってたのですが、メンドクなってフリーハンド。
まずはクレオスH313イエローを塗装。
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次にH310ブラウンを塗装。
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最後がH313グリーンをのせる。
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写真をよく見ると塗装がつながらない事から分かるように(笑)、もうあっちにはみ出したり、エアブラシの吹き始めの飛沫がかかって台無しになったり、何回やり直したことか。それでもボケ足が揃ってないのですが、なんかキリがなくなってきたので、とりあえず妥協。これなら自作マスキングシートを作った方がよほど早かった。
そんでもって、昨日のF-16Dの塗装の補修。こちらもトーンが揃わなかったりして、エアブラシ吹くこと数回。今日だけでトイレットペーパー1巻きをクリーニングのため消費してようやく終了。
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教訓:今さらですが、エアブラシはマスキングが命。

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空自F-X、F-15FX導入で確定?

日本中のミリオタが注目する空自のF-X選定、第一候補はF-15FX導入を想定していることをJPN(共同通信)が報じている。

空自の次期主力戦闘機選定で、F-22Aと、F-15を改良したF-15FXの2機種に絞り、二段構えの調達を想定していることが分かった。

これが事実だとすると、F-4EJ改の後継として現中期防の発注分をF-15FX、次期中期防の発注分を再検討、という形になるんだろうな。F-15EストライクイーグルのフレームにF100-PW-229を搭載、FCSはAESAレーダーのAPG-63(V)3を選択(AFEAにもなって型番が変わらないのがフシギ)、というのが妥当なところか。それとも、対地攻撃能力重視で複座のままいくんだろうか。
個人的にはライセンス国産ができないこと、国産AAMがおそらく使えないことを考えるとF-22A採用は厳しいと思っていたので、落ち着くところに落ち着いた?という印象。コスト的には低く抑えることができそうだから、F-15Jの近代化改修の機数も増やせるだろうし、現実的な選択なのかも。
マニアとしてはね、迷彩ぐらいは新しいのにしてほしいと思うのでそこのところお願いします、空自のエライ人。

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ブルーエンジェルズのF-18A墜落

サウスカロライナ州ビューフォートのオープンデーで21日、ブルー・エンジェルズのF-18Aホーネット1機が墜落し、パイロット1人が死亡した。
記事によるとタービンブレードへのバードストライクの可能性を指摘されているそう。犠牲者の冥福をお祈りいたします、としか言いようがないんだけど、航空ショーが予定通り続けられるところがアメリカだなあ。

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F-16 Day7th

「時をかける少女」のDVDをゲット。やっぱ泣けるなあ。
雨上がりの上、洗濯物を部屋干ししていて湿度が高めだったのですが、なんとか晴れてきたのでF-16の全体塗装。
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普段はサーフェサー使いませんが、F-16Dはレジンパーツ付き、F-16Cはかなりサンディングしたのでサーフェサー1000を吹いて、2機の下面とフェールタンクなどをクレオスH308で塗装。
ここからは今日はF-16Dの塗装。マスキングしてレドームをH307で塗装。マスキングして胴体上面をH306で塗装。さらにマスキングしてH305を吹いてこの状態。
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慎重にマスキングを剥がすとこの状態。
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うーん、あんまりボカシがうまくいかなかったけど、修正できる範囲でよかった。明日はF-16Dを修正した後、F-16Cの砂漠迷彩にチャレンジです。

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書評<ブラックマジック>

ブラックマジック
柿沼 秀樹
シンクロニティっていうのは確かにあって、某家電量販店でたまたま見つけた80年代OVAの代表格ブラックマジック M-66のDVDを買った帰り道、TUTAYAでこの作品を購入。

<ネメシス>と呼ばれる管理コンピューターと、<ネメシス>によって遺伝子改変されたバイオロイドに管理された世界(ただし舞台は金星)。だが、すでに人口増加は限界にきており、行政機構は疲弊し始めていた。<ネメシス>はその解決策として、”人減らし”を選択したかのような政策をとり始めた。それに気づいた勢力が、行政機構を人間に取り戻すべく活動を始める。

タイトル通り、士郎正宗の過去の作品世界を借りてのオリジナルストーリー。原作には魔法的な要素もあるが、本作はアクションとガンバトルがメイン。スピーディーに話は進むが、原作のキーワードとなるガジェットを漏れなく盛り込むためにストーリーを組んだ感じで、登場人物たちの掘り下げも浅く、感情移入はしにくい。現在のラノベのメインターゲットは原作マンガの世界観など記憶にないはずで、それならばこういった構成になるのも致し方ないのかも。それと本作の主人公ダリィたちが危機に陥ると、原作の主人公テュフォンが神のごとく現われて助けてくれるのもどうにも違和感が残る。主人公たちが事件を解決するカタルシスがないのだ。
世界観を借りて、原作の登場人物に気を使いながらオリジナル・ストーリーを組むツラさがよく分かる作品である。

初版2007/04 ソフトバンクパブリッシング/GA文庫

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F-16 Day6th

なかなか進まないっす。
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F-16DJの方はIFFアンテナをデッチ上げたり、F-16Aの方はサンディングで消えたレドームのライトニングアレスターを炙って伸ばしたランナーで再生したり、両機のレドーム横のアンテナを真鍮線にて自作したりしていると、いつの間にかエラく時間を費やしてしまった。来週こそは本体塗装にかかろう。

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DVD評<たかじんのそこまで言って委員会>

たかじんのそこまで言って委員会 SPECIAL EDITION I
たかじんのそこまで言って委員会 SPECIAL EDITION II
関東キー局圏内では流れていない、読売テレビ製作の日曜午後の討論番組<たかじんのそこまで言って委員会>。キー局の報道番組その他が”市民団体”様が納得するような無難なまとめにされるのに比べれば、その議論は確かに痛快だ。
で、番組の新しいDVDが発売されたので、先行のEDITIONⅠとともに購入してみた。EDITIONⅠは概ね番組の総集編で「東京裁判」「ホリエモン」についての論議が収録されている。EDITIONⅡは保存版として「従軍慰安婦問題」、オリジナルとして「銀行は諸悪の根源」「田嶋陽子と精神科の医師・小田晋」が収録されており、DVDとしてお得度が増している。
連続してみると、やっぱり田嶋陽子ってスゲーな、と思う。とにかく自分が信じたことは曲げない、事実などなんのその、である。毎週見てると、「その考えは古い、私の考えこそ新しい」という言い方に個人的にムカついてしょうがないが、どんな客観的な事実を突きつけられても、曲がらない信念こそが”イデオロギー”なんだな、と感じさせてくれる(悪い意味で)。こういう人こそ、日本では「保守派」と呼ばれるべきだと思う。
でも今回のDVDに収録されている「銀行は諸悪の根源」的な、右も左も合意するような議題ではパネラーの愚痴り合いにしかなんないのも確かなんだよな。個人的には「国際問題編」「特定アジア問題編」「国内問題編」と分けて、安価にDVDリリース希望。

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書評<ジョン平とぼくと>

ジョン平とぼくと
ジョン平とぼくと2 ジョン平と去っていった猫
大西科学
BARSERGAさん推奨
現実の我々に近い世界観ながら、魔法も存在する日常。魔法は科学に対して決して大きな力を持つものではないものの、使い魔と呼ばれる相棒たちが人間に寄り添って生きている世界。
魔法が苦手で科学の大好きな主人公の北見重は、使い魔である犬のジョン平とともに高校生活をおくっていた。彼が慕う化学の先生が退任、代理の女性教師が赴任し、ささやかな日常に変化が訪れるが、それはまた大きな事件との関わりのはじまりであった。

特別なところは何もなく、使い魔も目立った特殊能力を持たない(何らかの力があることは示唆される)、主人公と相棒が事件に巻き込まれ、解決へ努力する。そんな等身大のコンビがなんともホンワカとさせる。だがその実、事件とはまったく関係のないところで、少年にとっては心が痛む事実が明らかになったり(淡い初恋の終わりのなんと残酷なことよ)、ハッピーエンド一辺倒でないところがまたいい。16,17にしてはまだ幼さが残る主人公と、どこか間が抜けていながら、重要な場面では主人公を導く使い魔との信頼関係も暖かい。
主人公の父や幼馴染の家族の過去の物語、主人公とその使い魔の未知の能力と、まだまだ伏線がたっぷりと張り巡らしてあり、物語はまだまだ続く予感。期待しましょう。

初版2006/09および2006/12   ソフトバンクパブリッシング/GA文庫

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本日のお買いもの 070410

GRIPさんに情報をいただき、某文教堂に走る。
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4冊も買っちゃった。GRIPさん、ありが㌧。

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書評<超能力番組を10倍楽しむ本>

超能力番組を10倍楽しむ本
山本 弘
先日、マジシャンのMr.マリックの半生を語る番組をちらりと見た。「私の超能力を本物と見るか、果たしてマジックと見るか?それはいずれも正しい。ただし、インチキと見るのは間違っている」との考え方・名ゼリフは、ユリ・ゲラーの超能力番組が大流行し、マジックが一時期廃れたことから生まれたものだそうだ。だが、当時、純然たるマジシャンだったマリックを失業させ、方向性を変えさせた超能力番組はひどいインチキで、ユリ・ゲラーから30年を経た今でも、テレビ各局はそうしたデタラメを流し続けている。果たして、我々はそうしたテレビのインチキに対して、それをいかに見破るか。と学会の中心メンバー、山本弘がその手法をまとめたのが本書である。
本書は、小学生高学年の男女が持つ疑問に、物知りの大人が答えるという、よくある学習書形式になっている。最初から「こんなのはデタラメ」と否定しても、子供は納得しない。懇切丁寧に、いかに番組製作のスタッフが捏造を重ね、恣意的な番組を作っているかを説明することで、子供も大人も納得できるものになっている。
固定概念で凝り固まることなく、常に観察し反証すること。一面から物事を見るだけではなく、多方面から資料を集めて検証すること。”メディアリテラシー”というとオーバーだが、ごく基本的なことで”誘導”を回避できることを著者は示唆している。


初版2007/02 楽工社/ソフトカバー

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今シーズンの北海道地区自衛隊イベント

平成19年度の自衛隊イベントの予定が出揃ってきたのでメモ。
5/27 陸自東千歳駐屯地記念行事
おなじみ、戦車400台大行進が迫力の東千歳。昨年は雨だったので、好天を祈る。

6/17 陸自真駒内駐屯地記念行事
駐屯地内とはいえ、札幌市内に空挺降下をかける駐屯地祭。

7/22 陸自静内駐屯地記念行事
89式AWと81式短SAMの実射を見ることができることで知られる静内。03式中SAMが配備されるのはいつのことなんでしょうか。

8/5 空自千歳基地基地祭
自分が札幌に来てからは千歳エアショーに雨がないのが自慢(笑)。今、嘉手納にいるラプたんは5月に本土へ帰還するそうだけど、なんとかまた来てくれないもんかなあ。

それと実家の方の話。
海上自衛隊呉史料館が4/5にオープンしました。しかし、カタい海自呉史料館が、いつの間にか「てつのくじら館」なんて名前になってた。近いうちにレポートします。

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F-16 Day5th

フォーサイス原作の「戦争の犬たち」のDVDを買ってきた。いやー、やっぱ傭兵はシブい。
それとは関係なく、F-16はパーティングライン消しなどサンディング。
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それと、機首のアンテナはファインモールドの金属部品に交換。いやね、これが2本入りだったのが、2機同時製作のキッカケだったりして(笑)。フジミのキットには主翼と尾翼の放電索がついているんですが、確実に折ってしまうので、端折ったハセガワのキットの方が正解だと思う。
ZAWAさん製作のF-16DのCFTは別に塗装しようかとも思ったんですが、やっぱり接着。
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なんか、先っぽの薄いグレーの残り方がビミョーでしょ?マスキングの方法を考えます。

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F-16 Day4th

なんだかんだいって久しぶりの休み。お昼寝の後、プラモを作るという優雅な?1日。
というわけで、F-16はランディングギアやAAMなど。
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左側がフジミのF-16A、右側がハセガワのF-16Dのパーツ。F-16AのAIM-9Jサイドワインダーはキットのものはどうにも使えないので、ハセガワのキットのものをコンバート。ハセガワのF-16Dはタイヤも専用パーツで手を抜いてません、といいたいところですが、問題はデカール。AMRAAMとAIM-9Lのストライプはキットのデカールなんですが、ブツブツ切れて苦労しました。デカールは現用機の命。頼むよ、ホントに。

ところで、某店に入荷したHobbyBossの1/48ラファールCのキットが妙にデキがいいんですが、レベルあたりのコピーなんでしょうか?どうせなら1/72に縮小コピーを・・・。

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書評<クルマが先か?ヒコーキが先か?Mk.3>

クルマが先か?ヒコーキが先か?Mk.3
岡部いさく
自動車雑誌NAVI連載のコラムをまとめたもので、早くも第3弾。レシプロエンジンという共通の心臓を持っていた航空機と自動車の関わりをせっせと綴ったエッセイは、今回もマイナー路線を突っ走っている。
本書のメインはブリストルとマトラ。スリーブバルブという、独創的なエンジンを駆使したブリストルの航空機と、ブリストルのエンジニアたちが作り上げた自動車はどんな数奇な歴史を背負っているのか。フランスのミサイル・メーカーであったマトラが作ったスポーツカーとは、どんな特徴を持っているのか。歴史にうずもれたエピソードをとことん掘り起こしている。
その他、バックミラーの起源を遡るエッセイには、こんな共通点もあったのかと目からウロコが落ちる思い。ネタはまだまだ尽きそうにない。


初版2007/03 二弦社/ハードカバー

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書評<日本はなぜ世界で一番クジラを殺すのか>

日本はなぜ世界で一番クジラを殺すのか
星川 淳
我々ネットウヨクの敵の一つ、グリーンピースジャパン事務局長が書く現在の南氷洋での捕鯨事情の解説本。これだけで随分とバイアスがかかっている本にも思えるが、少なくともヒステリックに捕鯨反対を唱える本ではない。だが、「過激なシーシェパードと我々は違う」「捕鯨船に妨害船が体当たり、というニュースは、まるで事実が逆」という主張が見え隠れするのもまた事実。
本書はまず、捕鯨の歴史と現在、日本が行っている調査捕鯨の現状を紹介する。確かに、グリーンピースが”環境テロリスト”を地で行く存在とは知っていても、現在の調査捕鯨がほぼ官営の公共事業であること、”調査”なのに1000頭以上もクジラを捕っていることを意外と知らない。
現状を紹介した上で、著者はこう主張する。捕鯨継続の方向で日本が国際社会に対して突っ張るのは、クジラをさんざん捕り尽くした欧米に今になってゴチャゴチャと言われたくない、あるいは今一つうまくいかない日本外交の中で、数少ない主張を貫いている事例ということで、ナショナリズムを自己満足させているに過ぎない。捕鯨が日本の伝統文化というなら、南氷洋での大規模捕鯨を中止して、少数の沿岸捕鯨に限定すればいい、と。
だがこの主張に、当のグリーンピース自体が納得するのか?環境保護運動も、あそこまで行くともはやイデオロギーだ。逆に企業が投げ出した捕鯨の継続もまたイデオロギーに支えられている。純粋に経済的な問題ではなく、感情的な問題である方が解決が難しい、と思う今日この頃である。

初版2007/03 幻冬舎/幻冬舎新書

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書評<マルドゥック・ヴェロシティ>

マルドゥック・ヴェロシティ1
マルドゥック・ヴェロシティ 2
マルドゥック・ヴェロシティ 3
冲方 丁
近未来。終戦後の復興に都市が邁進する一方で、戦時中のツケの”清算”も始まっていた。戦闘中の負傷の治療の過程で、超人的な”機能”を持つべく改造された兵士たちはその清算から逃れ、自分たちの有用性を証明するため、実験施設から都市に出て、犯罪の証人保護を仕事とする。やがて始まる、ギャングスターとの抗争。自分たちとは似て非なる人体を改造された拷問官たちとの戦闘。すべてが虚無に向かうことが分かっていながら、加速していく男と女たち。

前作<マルドゥック・スクランブル>で敵対するウフコックとボイルドが、相棒だった頃と、その別れを描いた物語。
スラッシュで区切るブツ切りの文章を、疾走感あふれるスピード感とするか、プロットをそのまま書き記した手抜きとみるか。まずそこで評価が分かれると思うが、実験的ということにしておこう。人体実験によって超人的な能力を身につけた者たちの激しい戦闘と、近親相姦、児童虐待などのタブーをとことん突き通していくテーマは前作と変わらないが、戦闘シーンはますます激しさを増し、苦悩も深くなる。少女の成長物語でもあった前作にいくらか救いがあったのに対し、本作はとことんダークサイドに堕ちていく。前作の洗練されたギャンブルシーンがあまりに印象的なので、ちょっと本作が実験的に見えてしまうのはしょうがない、というのが個人的な感想です。

初版2006/11 早川書房/ハヤカワ文庫JA

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書評<反日マンガの世界>

反日マンガの世界―イデオロギーまみれの怪しい漫画にご用心!

食品会社のスチャラカセールスのオレだが、業界の専門知識以外の食に関する”ウンチク”はほぼ「美味しんぼ」「包丁人味平」「ミスター味っ子」由来。その中で「美味しんぼ」は、捕鯨問題で反アメリカ、日本酒醸造問題で反大手メーカーと、確かにメッセージはあるものの、イデオロギー的なものが自分には感じられなかったのは、まだ2ちゃんねるに触れる前だったからか?
んでこのムック、ありがちな特定アジアとそれにまつわるサヨクの人たちを批判するものと思ったら、極端な話、「美味しんぼ」原作者である雁屋哲の批判本だった。まあ確かに分析するとひどく偏った思想のもとにマンガ原作を書いているとは思うが、その掲載誌が「週刊金曜日」なる特定読者用の雑誌では、特定の思想を大衆に広めるべくマンガという手段を使う意味がない。
ムックで紹介されている「はだしのゲン」以外は、他のマンガも同じこと。マンガとして、書物として面白くなければ、読者に影響を与えることもない。ただ、ネットウヨクの笑いものになるだけ。批判や反論するまでの価値すらない。世のエラい人は、簡素でありながら高度な情報伝達手段であるマンガというもの自体のことを、もう少し考えた方がいい。”反日”どうこういうよりも、そのことを強く感じるムックだ。

初版2007/03 普遊社/ムック

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書評<涼宮ハルヒの分裂>

涼宮ハルヒの分裂
谷川 流
涼宮ハルヒ率いるSOS団のメンツも、無事に進級。結成1周年、原点に立ち返って街の”不思議探検”に出かけるため、駅に集合するSOS団だったが、キョンが”旧友”に偶然出会ってから、またまたトラブルが始まる。

土曜日に内地へ出張で会議、なんつーフザけたスケジュールのおかげで、発売日に読めるとはなんという皮肉(笑)。ともかく、昨年のオタク界の最大のムーブメントだったハルヒの最新刊。今回は上・下に分かれており、”分裂”の続巻である”驚愕”は6月発売ということで、物語はまだまだ導入部だ。
これまでも存在だけは示唆されていた”キョンの昔の女”が登場、彼女が物語の中心点となる。キョンの親友を名乗る”昔の女”に嫉妬ともいえない、複雑な感情を抱くハルヒ、なんていう淡い恋愛の話になるのかと思ったら、SF的展開に移る物語の仕掛けは、素直に”上手い”と思う。ヒットメーカー、さすがに期待を裏切りません。

初版2007/03 角川書店/角川スニーカー文庫

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