陸自東千歳駐屯地記念行事に行ってきた
北海道の陸自イベントの一番手にして最大、東千歳駐屯地基地祭に行ってきた。
天気を心配していたのだが、小雨の札幌を出発して千歳に到着するころにどんよりとした曇り空に。去年は大雨だったから、まあ良しとしなければ。
まずは装備品展示。人が少ないうちに梯子を昇って、車両上面を押さえておく。
89式IFVを車体上面から見たところ。案外と砲塔は小さい印象。
さらに74式戦車の砲塔から前方を見たところ。
当り前のことだけど、1/35のプラモではエッチングを使うようなラックなんかも、メタボリック症候群まっしぐらのオレが載ってもビクともしない。AFVってのは本当にタフ。
すでに見慣れたAFVも多い中、あんまり間近で見たことのない96式自走迫撃砲。
傾斜してるとはいえ、大きな前面投影面積に大きなルーバー。正面突破する車両じゃないのでこれでいいのかなあ。後部はこんな感じで開く。
メカフェチとしては迫撃砲の旋回台などを撮影したいけど、中は撮影禁止。
時間もないので祝賀式典および模擬訓練会場に向かうと、もはや人はいっぱい。いちゃついているカップルの隣というポジションに甘んじ、高橋知事のほか国会議員の祝辞をケータイのテトリスをしながら聞き流し、ようやくAFV400台の観閲行進。
2年ぶりに観閲行進を見たのだが、軽装甲機動車が加わり99式155mm自走榴弾砲が随分と増えた印象。最近は西部方面隊の普通科や中央即応集団が注目されがちだけど、機甲師団の装備も更新されている模様。早くアパッチ・ロングボウが見たいっす。
その後は模擬戦闘。今年は新機軸、「車両が豊富な第7師団独自の都市戦闘(アナウンスが聞きづらかったのでうる覚え)」を実施とのことで、無理やり布団から出てきて良かった、とちょっとうれしくなる。
家屋を模したトレーラーが数台しずしずと進んできて停止。テロリストが人質をとって立てこもっているという設定らしい。偵察隊のジャンプを皮切りに、状況開始。
87式偵察警戒車が機関砲を射撃しながら威力偵察。その後、周囲を警戒しながら90式戦車と89式IFVが家屋に殺到。
家屋を包囲します。MBTとIFVに取り囲まれて、もはやイジメとしか思えない状況。
そして控えていたHU-1から隊員がリペリング降下し、家屋に突入。
同時に89式IFVを降車した隊員も突入し、救出した人質を車両に運び込みます。
遠くてみにくいけど、人質にはクマのプーさんの着ぐるみ、女子高生もいた模様。芸が細かい。89式AFVは前進して、救急車に負傷者をバトンタッチ。
一方、家屋周辺ではさらに軽装甲機動車が殺到、テロリストを拘束します。
ここで状況終了。120mm戦車砲を威嚇に使う、なんとも贅沢な市街地戦闘。そうなると、戦車の上面や後面へのRPGや小火器対策が必要だと思うし、装備・訓練ともまだまだ研究中というところかな。
その後はトレーラーが撤収、155mm自走榴弾砲の斉射の後に戦車が突入という、伝統的な戦車戦を展開。
これにて模擬戦闘終了。西方・普通科重視になる中、唯一の機甲師団である第7師団もいろいろと訓練その他を考えながら実施しているんだと実感。なかなか興味深い基地祭でした。
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やはり来ていたのね。オレッチは工作員集団が立てこもった赤い建物の正面で見学。
次はどこの駐屯地行事がお勧め?
Posted by: GRIP | 2007.05.27 20:27
>GRIPさん
朝起きれたら行こう、と寝たら、やっぱり起きちゃった。ここが仕事と違うところです(笑)。
次回は6/17の真駒内なんてどうでしょう?
Posted by: ウイングバック | 2007.05.27 21:23