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書評<ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ>


佐藤 克文
水中を生活の場とする動物たちの生態は、当然のことながら常に観察を継続できる地上の動物に比べて不明な点が多い。そこへ近年、動物たちにデータロガーを取りつけることにより様々な連続データを記録し、それを解析することによって生態を明らかにしていく<バイオ・ロギング・サイエンス>が現れた。本書はその現代の動物学のさわりを教えてくれる。
筆者はバイオロギングの創成期からその開発に関わり、日本国内のウミガメの行動記録から始まり、南極のペンギンたちという極地の動物調査まで関わる本学の第一人者である。ゆえに現場経験も豊富で、バイオロギングだけではなく、横道にそれたエピソードも面白い。データログの分析というといかにも頭でっかちの学問にも思えるが、そこは相手は生身の動物。筆者自身が観察したペンギンたちの興味深い行動と、水中でのデータとその分析による脅威溢れる行動記録が交互に記述される文章にはユーモアが溢れている。
発展途上の学問に情熱あふれる学者が取り組む、そんな風景の見える良書である。

初版2007/08 光文社/光文社新書

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本日のお買い物 070829

限定モノと言われると、無条件で手に取ってしまう情けなさ。
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マクロス・シリーズ25周年塗装と銘うたれたハセガワの1/72VF-1SとVF-19。うーん、広島では日曜の朝7時とかからの放映で、布団にもぐって見てたなあ。ビデオデッキのスロー再生で変形シーンを何度も見直したなあ。あれから25年か・・・。
それはともかくとして、メタリック・ブルーのカラーリングはデザインコンセプトが河森正治氏、ペイントデザインが天神英貴氏とのこと。ブルーの成形色にカルトグラフの金箔デカールが付属。限定品と言いつつ大量生産すんじゃねーの、と思っていたのですが、某文教堂の入荷数は少なめ。狙ってる方は早めの確保がいいかもです。
ところで、説明書に「金箔デカールの上にクリアーコートすると弾いてしまいます。クリアーコートを行う際は自己責任で行ってください」ってあるんですね。うーん、金箔デカール以外を貼ってクリアー吹いて、んで最後に金箔デカールか。キレイなデカールなんですが、めんどくさいみたいです。

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書評<王狼たちの戦旗 氷と炎の歌2>


ジョージ R.R.マーティン


七王国の玉座〈1〉―氷と炎の歌〈1〉の続編、文庫本5冊を一気読み。さすがに長かった。
舞台は中世ヨーロッパ風のいわゆる「剣と魔法の世界」、基本ストーリーは部隊の中心となる七王国の王座を巡る大河ドラマ。王の死により3人の別々の後継者がその覇を競い争う。権謀術数を張り巡らし、陰謀を画策する王族たち。名誉と打算をはかりにかけながら行動する騎士たち。それに人外の恐怖や過酷な逃亡劇が加わり、常に意外な方向にストーリーが進んでいく。陰謀と合戦の繰り返しの中で、それぞれのイベントがどこに着地するのか、それだけでページをめくる手が止まらない。
第1部では名誉を重んじる父とその子供たちの過酷な運命の物語が中心だったが、第2部は王族たちの陰謀劇が印象に残る。第3部はどこにいくのか。まだまだ物語は終わらない。

初版2007/04-08 早川書房/ハヤカワ文庫SF

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書評<魔法使いとランデヴー;ロケットガール4>


野尻 抱介
元女子高生のアストロノーツが活躍する「ロケット・ガール」シリーズの第4弾。短編3編に中篇1篇の内容で、破天荒かつ実際の物理学に反しない軽めのSFに仕上がっている。
表題作「魔法使いとランデブー」では、彼女たちの所属するソロモン宇宙協会のあるソロモン諸島のシャーマンでありながら宇宙飛行士であるマツリにスポットが当たる。現代科学の粋である宇宙開発と古代からのシャーマニズムが交わり、かつ冒険譚となっている本作は作者のバランス感覚が見えておもしろい。
個人的には、本シリーズには主人公たちが乗るオービターなどの軌道図式があってもいいと思う。軌道の交差などは、なかなか頭でイメージしにくい。うーん、こんなこと言ってるようでは、まだまだオレも”SFモノ”ではないな。

初版2007/07 富士見書房/富士見文庫

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F-105D Day2nd

トランペッターのF-105D、苦戦しております。
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胴体をヤスって水洗いし、乾燥させる間に小物類を塗装したり、明日、エアブラシを吹こうと思って千手観音様を設置したり、あっちに手出したりこっちに手を出したり。
さすがにリベットがウザく、800番のペーパーで一皮剥いたのですが、おかげで気づかなかったヒケがあちこちに。オレのテクではパテ盛った後のスジ彫り修正ができそうにないので、完成優先で多少のところは目をつぶっていきます。
HobbyBossのTA-7Hで中共メーカーの印象が変わってたんだけど、やっぱりストレート組み派にはちょっとツライかも、です。

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防衛省、F-15改修に1000億円要求へ

自衛隊関係のニュースを個人用にメモ。

衛省、F-15改修に1000億円要求へ
防衛省は21日、F-15の戦闘能力を高める大規模な改修作業費を2008年度予算の概算要求に盛り込む方針を固めた。これまでの改修実績の4倍にあたる32機分の改修を予定し、約1000億円を要求する。
遅々として進まなかったF-15J-J-MSIP(多段階改良計画)の量産改修を、皮肉にもF-Xの選定難航が押し進めた感じ。新鋭機獲得よりもまずAAM-4の運用によるBVR(視界外)戦闘能力の向上が何より先決だと思っていたので、この判断は正解だと思う。
問題はセントラルコンピュータその他の関係で改修できないF-15J-PreMSIPの方。ますます同じF-15Jでも能力が開くばっかりなんだよね。なんとか有効活用できないものかね。

海自初のヘリ空母「ひゅうが」進水、高度通信機能を装備
海上自衛隊の新しいヘリコプター搭載護衛艦の命名・進水式が23日、横浜市磯子区のアイ・エイチ・アイマリンユナイテッド横浜工場で行われ、名前は「ひゅうが」と発表された。
海自が待ち望んだ全通甲板を持つヘリ空母が来年、就役する。さらにこの艦は国産のフェイズド・アレイ・レーダーであるFCS-3を搭載、まさに新世代の護衛艦となる。
一部で話題になった命名だが、みんな?が待ち望む旧軍の空母名にはならず、航空戦艦の名を受け継ぐことに。まあ、AAMも積んでるし妥当、なのかも。次は当然いせだとして、さらに次はながと、となるか。

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F-105D Day1st

トランペッターの1/72F-105D、始めてしまいました。
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台所用洗剤に一晩漬けて、離型剤を流してから(まだ残っているような気もするが)製作開始。一応、2時間ぐらいで形にはなりますが、けっこう強敵であることが見えてきました。
思うに、分割しすぎなんですね。例えば後部胴体付近や
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主翼のエルロン及びフラップ付近。
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おそらく実機の分割線を意識し、さらに上級者が各動翼やパネルを動かすこと前提でパーツ割りしているので、余計なすき間や段差ができて、パテ盛ってサンディングして、せっかくのモールドを落とさなくちゃなんない。参考にしているらしいモノグラムのキットがどうなってるのか知らないのですが、1/72なら欲張らずに組み易い方がいいと思うんだけどなあ。

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書評<ヒトは食べられて進化した >


ドナ・ハート; ロバート W.サスマン

まず、本書を読んですぐ気づくのは欧米では広く「ヒトは他の動物あるいは同族を狩る残虐な肉食動物」という固定概念が根付いているらしい、ということである。原罪を説いたキリスト教的観念なのだが、個人的には「ヒトは知恵や社会で守られているが基本的に弱い哺乳類」という考えの方が日本人的だと思うのだが。
ともかく、本書はそうした人類が「狩るヒト」ではなく「狩られるヒト」であり、そのことから逃れる方法を探すことこそが進化につながったと主張する。そのことを化石や現生動物の観察記録などを通して詳細に分析する。
本書は化石記録などにより、我々の祖先が大型のネコ科動物、大型爬虫類、宙を舞う猛禽類など、様々な驚異に晒されていたことを証明する。もちろん、それには現生動物の観察も欠かせないが、せまい島国の地方都市在住では思いもよらないほど、人類には強敵が周囲にいることが分かる。
そのデータと、チンパンジーなど現生の類人猿の観察記録などにより「狩るヒト」論を引っくり返していく。それは同時に「狩るヒト」すなわち強者が進化の過程で生き残っていくのではなく、状況に適応した者が生き残るダーウィニズムの証明にもなる。
はじめに記したキリスト教的固定概念を覆すことが本論ではあるが、観察と継続的記録という地味な方法こそが生物学を支えていることも改めて実感させてくれる好著である。

初版2007/06 化学同人/ハードカバー

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F-18F Completed

いろいろ段階のアップを端折りましたが、ハセガワ1/72F-18Fスーパーホーネット"JollyRogers"完成しました。
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F-18E/FスーパーホーネットはF-14トムキャットの後継機であるNATFやA-12アベンジャーの開発中止により、その代替案として提示されたF-18C/Dホーネットの発展型です。機体を胴体を延長し主翼面積を拡大させ、ホーネットの不満点であった兵器搭載量や航続距離の不足を是正、合わせてエアインティークを2次元型にするなどして、ある程度のステルス性の確保を狙っています。
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ハセガワ1/72F-18Fはスジ彫りにところどころリベットのソツのないデキのキット。パテが後部胴体に一部必要なくらいで難なく組めますが、エアインティーク内部の再現がないなど、こだわる方にはやや不満の残るところもなきにしもあらず。最新のF-18E/Fは機体後部の加熱問題からダクトが設けられていますが、その再現はありません。
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塗装は伝統のスカルマークを背負うVFA-103"JollyRogers"のロービジバージョン。ガイアの現用機特別色で上下面を塗り分け、エナメルでスミ入れした以外は工夫なし。実機写真見ても、案外とまだ汚れてないんですよね。伝統のブラックテイルですが、垂直尾翼の傾斜によりF-4やF-14時代と比べると”天に聳えるガイコツ旗”という感じが薄れているのが個人的な感想。搭載兵器はAIM-120およびAIM-9Xはキット付属、JDAMはウェポンセットよりチョイス。
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当初はA-7とF-4を代替するために採用されたF-18ホーネットですが、機体規模を拡大されてA-6とF-14の後継にまでなるとは、原型となったYF-17の開発者も思わなかったことでしょう。これで電子戦機であるF-18Gが加わればまさに空母搭載航空団は”ホーネット・ウイング”となりますが、なんとなく面白みがないと思ってる海軍機ファンは自分だけではないはずです。どーにも地味なんだよなあ。
せめてカウンターシェイドから一歩離れた迷彩とかあれば、模型的におもしろいんですが。


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本日のお買い物 070820

購入は様子見してもいいと思ってたんですが、行きつけの店の入荷量が微妙だったので思わず手に取ってしまいました。
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トランペッターの新商品、1/72リパブリックF-105Dサンダーチーフ。値段はその店で¥2,352とHobbyBossと比べて、まあまあ良心的ではないんでしょうか。パーツ表面はこんな感じ。
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スジ彫りにびっしりリベット。ウザいと感じる方も多いかと思いますが、個人的には”リパブリック鉄工所”の感じが出ていて、銀塗装をする分には映えるかと思います。空中給油プローブおよび20mmバルカン砲のアクセスパネルをオープンに、主翼のエルロンとフラップをダウンで製作できます。武装はMERにMk.82、AGM-12ブルパップが付属。クリアーパーツには複座用のキャノピーもついていて、F-105Gの発売もすぐではないかと。
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デカールはナチュラルメタルおよびSEA迷彩の有名どころがおさえてあります。
総じて期待を裏切らないデキだとは思うのですが、何せ組んでみないと分からないからなあ。人柱になるかどうか迷うところ(笑)。

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F-18F Day3rd

札幌はいきなり涼しくなりました。ゴロゴロしてても汗かかないのでダラダラと生活してしまい、猛暑日よりかえって製作ペースが落ちています。
F-18Fは”千手観音”など取り出してエアブラシ塗装。
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普段は細かいパーツは筆塗りなのですが、スケビ最新号の「筆自慢」特集に対抗してここはエアブラシで。

某所でも長文コメント書いたんですが、スケビの今回の特集に引っかかりを感じた一人です。編集長に話を聞いたことのあるすず黄さんによると、カウンターパートを意識的に演じている部分もあるようなのですが、それにしても「エアブラシをプァーっと吹いて完成じゃ味がねーだろ?」と否定的に言われたみたいでどーにも納得できない。キレイに作って何が悪い(キレイにも作れてないが)?マスキングして何が悪い?
なんかイロイロ書こうと思ったけど、ワタシは現状通り適材適所でいきます。


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F-15DJ Completed

まさに暑さとの戦いの中、ハセガワ1/72F-15DJ"AGGRESSOR"、完成しました。
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ボーイング(旧マクダネル・ダグラス)F-15イーグルはベトナム戦争の教訓やエナジー・マニューバ理論に基づき開発された制空戦闘機です。航空自衛隊は主力戦闘機としてF-15を長く使用しており、近代化改修により今後もしばらくは日本の防空の主役の座にとどまります。
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その空自のF-15の中で、特異な存在なのが飛行教導隊所属のF-15DJです。飛行教導隊はACM訓練の指南及び敵機役として各基地を巡回しており、主に敵味方の識別用に各所属機に固有の迷彩を実施しています。今回は2004年ごろに一風変わった塗装を施された095号機を製作。機体上面をダークグレーにオーバースプレー、さらに水色で稲妻を書きこんでいます。電波あるいは波頭を模したものとか言われましたが、識別用以上の特別な意図はなかったそうで、現在は通常の迷彩パターンに変更されています。
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キットはハセガワの限定版キット。AAM-3のイナート弾をウェポンセットから持ってきた以外はストレート組み。元々、少々組みづらいキットではあるんですが、金型の痛みのせいかかなりバリも出てきており、ここはハセガワさんの奮起が望まれるところ。塗装はガイアの現用機特色でスタンダードの迷彩パターンを吹いた後、アクセスパネル付近や動翼の境目をマスキングして機体上面をクレオスH331ダークシーグレーを吹き、稲妻はデカール。一部失敗して稲妻が足りないのは許してください。みなさん、マークソフターのつけ過ぎには注意しましょう。
あと、F-15の見せ場の1つである排気口付近はシルバーを吹いた上にクリアーオレンジやスモークグレーを吹き重ね、ジェットノズルそのものはタミヤのウェザリングセットで汚してやってます。ススや熱による金属焼けを表現したかったのですが、いずれもやり過ぎな感じ。
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ModelArtの別冊を生かしてみよう、と始めたアグレッサーですが、マスキングやデカール貼りに思った以上に時間がかかりました。なまじ資料があると、挫折しそうになる典型例になりそうだったのですが、そこはまあいろいろと妥協してなんとか完成。

平らなトタン屋根に断熱壁の3階建という札幌の典型的なアパートである当方の自宅、日差しで温められた空気が逃げず、夜間でも室温34℃から下がらない中でのモデリング。わずかな夏季休暇を消耗して終わってしまいました(休みに毎日栄養ドリンク飲むこの矛盾)。このF-15DJは忌まわしき思い出になりそうです(笑)。

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F-15DJ Day4th

札幌も屋根裏にこもった熱で火災報知機が誤作動するほどの暑さです。素っ裸でF-15DJのデカール貼ってるときにジリジリ鳴ってちょいとびっくり。
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うーん、ツヤ消しのざらざら塗面にマークソフター塗りながらコーションマーク貼ってるから時間かかるんだよな。今度から絶対半ツヤ吹いて貼ろう。

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F-15DJ Day3rd

なあ、今日だけはオレのことをマスキング王と呼んでくれよ・・・ガク。
というわけで、エアブラシ吹き終わったときには、汗かいて水分不足で死にかけてました。その過程を記録。まず、F-15Jの基本塗装を吹きます。
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使用したのは最近お気に入りのガイアの現用機用限定色。オーバースプレーするので大雑把に塗り分けます。その後、マスキングして排気口周りのシルバーを吹きます。
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焼けた感じを出すためにクレオスのシルバーを吹いた後、クリアーオレンジを吹き重ねています。
飛行教導隊のF-15DJは機体上面は様々なカラーをオーバースプレーするためか概ねキレイなのですが、下面は通常仕様同様の汚れが目立ちます。なので下面のみ、自衛隊機独特のパネルラインを残したウェザリングを施します。前回のF-4EJの反省を生かし、マスキングゾルを塗布した後、フラットブラックではなくスモークグレーを吹きます。排気口付近のシルバーに吹き重ねるのにもちょうどいいです。
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これにて下面は終了。さて問題の機体上面。教導隊のF-15DJは塗装を剥がすことを考えて、エルロンの縁などをマスキングして敵味方識別用のカラーをオーバースプレースプレーしています。このキットではその部分がデカールで再現されていますが、いまいち色に納得できないので、実機同様にマスキングして上面色を吹きます。マスキングテープはクレオスから発売されたばかりの1mm幅のカッティングテープ。
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その他、コクピットやアンテナなどをマスキングして、ダークグレーを吹きます。指定はH331ダークシーグレーですが、実機写真と比べるとブルー成分が足りないような気がするのでエアスペリオリティブルーを少し足してやっています。
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なんとか狙い通りに塗装できました。クレオスのマスキングテープ、使えますねえ。
それにしても疲れた。

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F-18F Day1st

ちょっと個人的なグチから。
ブログでプラモ製作記やってると、自分のための趣味の記録から、少数とはいえチェックしてくれている人を意識してしまい、いろいろと迷いが生じる時期がときどきあります。好きなものを作ればいいのに、新商品チェックとか、企画モノとか、ウケ狙いとか、時節モノとか、いろいろ考えてしまう。特にわずかな連休で一気に作業をこなせそうなときには。キットの山の前で考え込んでしまい、静岡遠征以来保ってきたテンションが下がってしまう。これはイケない、自分は最新鋭機ダイスキのミーハーだったはず、と思い直してコレ行きます。
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ハセガワの1/72F-18Fスーパーホーネット。ドクロマークでお馴染みのJollyRogersです。早速組み立て。
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上品なリベットが打たれたパーツは、2時間ほどでこの状態に。ホーネット特有の複雑な面構成のため、分割も複雑なのですが、垂直尾翼の付け根当たりの後部胴体のパーティングラインに少量にパテが必要なほかは、難なしです。
ただHobbyBossのコルセア作った後だと、モールドがなんとなくダルい感じがするんですね。1/72ならあれこそがオーバーな表現で、ハセガワあたりの方がスケールなりの正解のような気がするし。バランスとは難しいものです。

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F15DJ Day2nd

ここ1週間、自宅の湿度計が70%から下がりません。さすがにマイってきたな。
なのに結構、手間のかかるヤツに手を出してしまったことに少し後悔。
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ジェットノズルだけで2時間。さらにこの後、NHK-BSの押井カントク特集の「天使のたまご」(押井カントクが業界から数年間干されてしまった伝説の作品)を見てしまい、よけい疲れる。好きなことやってるはずなのに、なんだかなあ。ビール飲んで気分転換しよう。

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書評<日本で変えない日本車カタログ>


ベストカー編
戦後、日本の自動車産業は自国のモータリゼーションも果たさぬうちに、北米への輸出を始めた。わずかなときを経て世界への自動車輸出が加速すると共に、各国のユーザーに合わせた現地向けの生産車、つまり”日本では買えない日本車”が姿を見せ始める。そして現在、バッジ違いを含めれば100種以上の現地向け生産車が世界を走っている。

本書はそんな理屈は最小限の、日本の自動車メーカーの現地向け生産車のカタログ。バッジ違いからピックアップトラックが代表格の現地生産車まで含めて、多種多様な乗用車が掲載されている。カローラのようなガチガチの日本車から北米独特のピックアップトラックまで変幻自在のトヨタ。日本でのメイン車種もどことなく北米のご機嫌をうかがっているのに、さらに北米向けのエグい車種がある日産。大型のセダンとミニバンは北米、小型ハッチバックは欧州とブランドイメージを分けているホンダ。元々ヨーロッパの香り漂うマツダ。それぞれのメーカーのスタンスというか方針というものも垣間見える。
このラインナップの広さをアイデンティティの欠如と見るか、メーカーとしての懐の広さあるいはユーザーフレンドリーと見るか。カタログ本とはいえ、いろいろ考えさせられる本である。

初版2007/07 三推社/ソフトカバー

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書評<日本の防衛戦略>


江畑 謙介
ミリタリー界のカリスマ、エバケンが日本に対する脅威を分析し、政府及び自衛隊に要求される備えの現状および改善点を提示する。
弾道ミサイル、従来型脅威(在来兵器)、テロと脅威を明確に分け、日本の安全保障の問題点を提示しながら、代替案も同時に示していく。様々な自衛隊の保有兵器に対して、独自開発にしろ、海外からの導入にしろ、的外れなところは避難して改善点を示し、褒めるところは褒めるスタンスはしごく健全。エバケンの過去の著作を読んでいれば、さほど目新しい点がないのは正直なところ。それでも、不確かな知識や特定の思想が散見される自称軍事評論家が多い中、その正確な分析は他を引き離していると思う。
今回の著作で個人的な感想としては、アメリカはともかく、イギリスやフランスの軍事予算をもっと正確に分析してみたいと思ったこと。経済規模とかいろいろあるけど、かの国々は膨大な経費がかかる核戦力を維持しながら、通常戦力の更新もさほど怠っていないように見えるし、対テロ関係の装備もしっかりしている、ように見える。
そのバランスをどのように取っているのか?あれもこれも欲しい(あるいは必要な)自衛隊と比べて、どこに重点をおいて予算を配分しているのか(自衛隊の方が恵まれている部分もあるはず)?そこらへん、ちょっと勉強してみよう。

初版/2007/07 ダイヤモンド社/ソフトカバー

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書評<1984年のビーンボール>


小田嶋 隆
ウィットに溢れるコラムを発表し続ける著者のスポーツに関するコラム集。主にスポルティーバ、週刊ベースボールに連載されたコラムを集めている。
いくつか雑誌に連載されたコラムの柱にあるのは、マスコミとスポーツの不幸な関係だ。なんでもバラエティにしてしまうテレビ、カッコ良ければ競技なんぞ関係ない女性誌、かわいければ何でもいい男性誌。小気味いい皮肉に隠されているが、特に地上波テレビ演出者に対する著者の怨嗟と絶望は深い。
ネットが隆盛しているとはいえ、まだまだ従来のマスコミの力には足元にも及ばない。著者の皮肉に憤慨し、少しでもマスコミの中の人がスポーツ中継の有様を見直してくれるといいのだが・・・無理だろうなあ。

初版2007/07 駒草出版/ソフトカバー

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F-15DJ Day1st

今年の千歳基地航空祭は天候が思わしくなかったので出撃をキャンセル。行かれた方はお疲れ様でした。
その代わり、というわけではないんですが、ギリシャ空軍の次は空自でいきます。
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ハセガワ1/72F-15DJイーグル”飛行教導隊”仕様。空自のアグレッサー部隊である飛行教導隊のF-15は主として敵味方の視認性向上を目的に特徴ある塗装を施していますが、この機体のライトニングマークは特に異色。個人的にはカッコイイと思うのですが、残念なことに短期間の採用で終わったようです。旬は去った塗装ですが、かまわず行きます。まずは基本組み立て。
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ハセガワのF-15は2年に1回ぐらいは作ってるはずなんだけど、金型の痛みのせいかバリが多くなり、もともと組みにくいパーツ割りと厳しい合いと重なって年々組みづらくなってきてます。機首のパーティングラインと主翼接合部はしょうがないとして、エアインティーク付近、胴体中央部と機首の接合部はパテを大幅に盛って380番のペーパーからガシガシと削らなければなりません。数少ない売れ筋だし、F-X選定が遅れてのF-15J近代化改修機増加でどうせ限定版作んなきゃなんないし、ここらで決定版出したらどうかなあ、ハセガワのエラい人。
で、今日の大失敗。
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このキットのジェットノズル、5枚の板で構成されるんですが、バリっぽい部分を切り落として何も考えずに端から接着していくとこのザマ。中古屋で騙されて買ったキットを予備に保管していたのでパーツ取り寄せとかしなくて済みましたが・・・やっぱり完全版を出すんだ!ハセガワのエラい人。


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TA-7H Completed

ホントはプラモ作ってる場合じゃないんですが、忙しいときに限って作業がしたくなります。なんででしょ?
というわけで、HobbyBoss1/72TA-7HコルセアⅡ、完成しました。
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ボートA-7コルセアⅡはダグラスA-4の後継となったアメリカ海軍の艦上攻撃機です。ときはマクナマラ国防長官が予算編成に大なたをふるっていた時期で、既存機の改良で後継を探すとの方針から、同じくボートのF-8クルーセイダーを基にして開発されました。よってその外見は一見して分かるとおり、寸詰まりのF-8ですが、F-8の大きな特徴である主翼取り付け角の変更装置は省略されています。そのA-7の複座練習型がTA-7C、TA-7Cのギリシャ空軍仕様がTA-7Hとなります。
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キットは中共の新興メーカー、HobbyBossの新商品。金型はオリジナルだと思いますが、細部はそこはかとなく1/48のハセガワのキットに似ているようです。
アジアの新興メーカーのキットに関しては、パーツ単位で見ると素晴らしいデキなのですが、いざ組んでみると手強く、サンディングでモールドを消してしまうというイメージがあったのですが、このキットに関してはストレートで組む限り、あまり問題なく組めます。ただし、離型剤でパーツは相変わらずベタベタ、キャノピーはΩ型でもないのにパーティングライン入りと、まったく問題がないわけでもないです。シートベルトと胴体上面のアンテナ、機首ピトー菅は他のエッチングパーツから引っ張ってきています。
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塗装は別売のイカロスデカールを使い、SEA迷彩のギリシャ空軍仕様にしてみました。ギリシャ空軍、トルコとの伝統的な対立から、意外なほど空軍力が充実しており、最新鋭機を導入しながら、既存機のアップデートも怠らないようで、TA-7Hも当初TA-7Cとして導入されたものを追加して、エンジンをTF40に換装するなど一括改修されたものです。
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SEA迷彩は退色を再現するためにクレオスの特色のブラウンにはイエローを、ダークグリーンには彩度の高い別のグリーンを混色しています。イカロスデカールのデキは上々。ただし機体や時期によってかなりコーションマークに違いがあり、完璧を目指される方はかなりリサーチが必要かと。作例は1998年ごろを再現していますが、イマイチいいかげんです。
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いつもは国産派なのでたまには新興メーカーの新キットを、ということで作り始めたのですが、離型剤落とし以外はほぼノンストレス。上記した難点の他、プラが柔らかく、作業がしやすいようなしにくいような微妙な面があるなど、難くせをつけようと思えばいろいろあるのですが、充分カッコイイA-7が出来上がるのは確かです。
後は価格だなあ。1/72のコルセアⅡサイズでMk.82GDLP満載とはいえ\3000超えるのはちょっと抵抗がありますね。元が完全変動相場制になっちゃったらどうなるんだろ?
ともかく、個人的なHobbyBossのイメージが大きく変わったキット製作でした。
さて、次はどれ行きましょうかね。

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本日のお買い物番外編;<それゆけ!女性自衛官Part2>

会社の決算前で細かい数字を長い間凝視していると、マジで気持ち悪くなる今日この頃。だけどホビーショップだけは万難を排して行きます。というわけで、恥ずかしげもなく女性自衛官のフィギュアのシリーズPart2の紹介をやりましょう。今回は空自・陸自編、発売元はTakaraとなります。まずは明野希更3等陸尉。
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防衛大卒、富士教導団の本部管理中隊所属ということで、まさにエリート。クリーム色のシャツに萌え。
同じく陸自の春日桂2等陸士。
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第380施設中隊所属でアスリートという設定。陸自の迷彩服はキッチリ再現いるし、89式小銃に手抜きなし。
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同じ春日桂さんのタンクトップ姿。確かにカワイイのですが、まるでARMS MAGAZINEのグラビアですね。こちらにはマニアックな9mm機関けん銃付き。
空自からは八雲千歳3等空曹。
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百里は204SQの整備員なのに、名前は八雲に千歳と北海道方面。ちょいとひねりが足りないと思うなあ(笑)。ここはリアルに整備員のツナギ姿でも良かったと思うのだが。
さらに空自から、航空中央音楽隊の立川唯1等空士。
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今回のシリーズの中ではもっとも自衛官らしくない、萌えフィギュア。フルートに数百万をつぎ込み、自分で詩を書くという設定も、軍人にあるまじきファンタジーさ(笑)。
そしてPart1の海自女性自衛官の中からのチョイス、鹿島あさひ3等海尉およびカラーガード隊の須馬ひびき2等海士。
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今回も小物なんかも凝っていて、なかなか面白い。こうして見ると、自衛隊もいろいろ制服があるものです。今までは基地祭しか行ったことなかったけど、音楽祭とかも行ってみようかな(笑)。


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