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書評<日本で変えない日本車カタログ>


ベストカー編
戦後、日本の自動車産業は自国のモータリゼーションも果たさぬうちに、北米への輸出を始めた。わずかなときを経て世界への自動車輸出が加速すると共に、各国のユーザーに合わせた現地向けの生産車、つまり”日本では買えない日本車”が姿を見せ始める。そして現在、バッジ違いを含めれば100種以上の現地向け生産車が世界を走っている。

本書はそんな理屈は最小限の、日本の自動車メーカーの現地向け生産車のカタログ。バッジ違いからピックアップトラックが代表格の現地生産車まで含めて、多種多様な乗用車が掲載されている。カローラのようなガチガチの日本車から北米独特のピックアップトラックまで変幻自在のトヨタ。日本でのメイン車種もどことなく北米のご機嫌をうかがっているのに、さらに北米向けのエグい車種がある日産。大型のセダンとミニバンは北米、小型ハッチバックは欧州とブランドイメージを分けているホンダ。元々ヨーロッパの香り漂うマツダ。それぞれのメーカーのスタンスというか方針というものも垣間見える。
このラインナップの広さをアイデンティティの欠如と見るか、メーカーとしての懐の広さあるいはユーザーフレンドリーと見るか。カタログ本とはいえ、いろいろ考えさせられる本である。

初版2007/07 三推社/ソフトカバー

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